「学習能力がない」図書館の“ヘイト本“排除を主張し始めたしばき隊に、図書館協会もあきれ顔

図書館を舞台に、”表現の自由”をめぐる新たな火種が広がっている。「反ヘイトスピーチ」を主張する組織が、図書館が蔵書する、いわゆる”ヘイト本”【筆者註:排外主義が主張されいる内容が記述されているとされる本】を攻撃し、閉架措置を求める動きが計画されているのだ。 これを主張しているのは、ヘイトスピーチに反対する組織「対レイシスト行動集団(C.R.A.C.)」。編集者で社会運動家の野間易通氏らによって2013年に結成された「レイシストをしばき隊」(しばき隊)を源流とする組織だ。合法・非合法の枠を踏み越えた運動スタイルには、常に賛否の論議を呼び起こしている。また、ネットではTwitterなどを用いた意見表明を活発に行っている。中でも野間氏は昨年4月に自身のTwitterで「艦これ公式いま初めて見たが最強に気持ち悪い」などと発言し、作品ファンから批判を集めるなど、その攻撃性ゆえに常に話題になる組織だ。 今回、発端となったのは3月25日のC.R.A.C.公式アカウントのツイートだ。 ※※※※※※ 文京区の図書館で『嫌韓流』を置いてるのは、千石と本駒込。『外国人参政権は、要らない』は、真砂中央。すべて開架。閉架措置を要請する際の要請文書をC.R.A.C.でつくりますので、全国レベルで書庫に押しこめちゃいましょう。 ※※※※※※ (https://twitter.com/cracjp/status/580735549306056704より引用。) 最近、C.R.A.C.をはじめ反レイシズムを主張する人々の中には、書店が”ヘイト本”を販売していることまでやり玉に挙げ攻撃している。それが、ついに図書館まで手を広げたというわけだ。 この主張に対して「言論弾圧」という批判と共に「(図書館は)なんでも置いていいというわけではない」と閉架にすべきと賛同する声が集まっている。 そもそも図書館は、存立の大前提となる「図書館の自由に関する宣言」で「すべての検閲に反対する」を掲げている。ゆえに、これまでも昭和天皇をコラージュ素材に使った作品が収録された美術館の図録や、タイでの売春指南を記した本をめぐって、論争が繰り返されてきた。近年では、2013年に島根県松江市が中沢啓治氏の『はだしのゲン』に対して「間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書館から撤去する陳情を受け、同市の教育委員会が「旧日本軍がアジアの人々の首を切ったり女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」として閉架措置を行うように各校長に要求。全国からの批判を受けて撤回するという事件があった。
図書館を舞台に、”表現の自由”をめぐる新たな火種が広がっている。「反ヘイトスピーチ」を主張する組織が、図書館が蔵書する、いわゆる”ヘイト本”【筆者註:排外主義が主張されいる内容が記述されているとされる本】を攻撃し、閉架措置を求める動きが計画されているのだ。
これを主張しているのは、ヘイトスピーチに反対する組織「対レイシスト行動集団(C.R.A.C.)」。編集者で社会運動家の野間易通氏らによって2013年に結成された「レイシストをしばき隊」(しばき隊)を源流とする組織だ。合法・非合法の枠を踏み越えた運動スタイルには、常に賛否の論議を呼び起こしている。また、ネットではTwitterなどを用いた意見表明を活発に行っている。中でも野間氏は昨年4月に自身のTwitterで「艦これ公式いま初めて見たが最強に気持ち悪い」などと発言し、作品ファンから批判を集めるなど、その攻撃性ゆえに常に話題になる組織だ。
今回、発端となったのは3月25日のC.R.A.C.公式アカウントのツイートだ。
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文京区の図書館で『嫌韓流』を置いてるのは、千石と本駒込。『外国人参政権は、要らない』は、真砂中央。すべて開架。閉架措置を要請する際の要請文書をC.R.A.C.でつくりますので、全国レベルで書庫に押しこめちゃいましょう。
※※※※※※ (https://twitter.com/cracjp/status/580735549306056704より引用。)
最近、C.R.A.C.をはじめ反レイシズムを主張する人々の中には、書店が”ヘイト本”を販売していることまでやり玉に挙げ攻撃している。それが、ついに図書館まで手を広げたというわけだ。
この主張に対して「言論弾圧」という批判と共に「(図書館は)なんでも置いていいというわけではない」と閉架にすべきと賛同する声が集まっている。
そもそも図書館は、存立の大前提となる「図書館の自由に関する宣言」で「すべての検閲に反対する」を掲げている。ゆえに、これまでも昭和天皇をコラージュ素材に使った作品が収録された美術館の図録や、タイでの売春指南を記した本をめぐって、論争が繰り返されてきた。近年では、2013年に島根県松江市が中沢啓治氏の『はだしのゲン』に対して「間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書館から撤去する陳情を受け、同市の教育委員会が「旧日本軍がアジアの人々の首を切ったり女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」として閉架措置を行うように各校長に要求。全国からの批判を受けて撤回するという事件があった。