行くも地獄、引くも地獄!“『クロ現』ヤラセ問題”に見るNHK籾井体制の断末魔

NHKの看板番組『クローズアップ現代』の“ヤラセ疑惑”が、拡大の一途をたどっている。
これは、昨年5月の放映で詐欺ブローカーと紹介された大阪府在住の男性が「ブローカーをしたことはなく、犯罪者のように放送されたことに憤りを感じる」として、NHKに訂正放送を求めたもの。
同局は今月1日に、男性に対する聴き取り調査を実施。同局の籾井勝人会長は、2日の参院予算委員会で「(放送の内容と現実とは)かなり食い違いがある」とした上で「やらせがあったかどうかや取材の進め方、表現の適切さなどについて調査を進めている」と語った。
また、同会長は「非常に大きな問題だ。先入観を持たず、調査委員会を立ち上げて徹底的に調査を行いたい」と述べ、第三者機関によるチェックを行う考えも示した。
だが、その矢先、またしてもスキャンダルが報じられてしまった。それも、調査委員会に関わることだけに頭が痛い。
2日付の毎日新聞は同会長が関連会社2社の不正を契機に自ら設置した「NHK関連団体ガバナンス調査委員会」(委員長・小林英明弁護士)の調査費が、約5,600万円に上ると報じた。委員会は昨年3月末に設置され、調査期間は8月までの5カ月間。委員会は小林弁護士ら3人で構成。補助者として加わった5人の弁護士を含め、いずれも小林弁護士と同じ事務所に所属している。
わずか5カ月の調査で5,600万円の費用がかかったことについて、業界からは「いくらなんでも高すぎる! 民放の倍以上の金額だ」という声が上がっている。
NHK関係者は「クロ現問題の調査を進めようとすれば、今度は調査委員会の費用について突っ込まれ、やらなければ『自浄作用がない』と叩かれる。行くも地獄、引くも地獄だ。振り返れば、籾井氏が会長になってから次々とスキャンダルが発覚している。もはや会長には、退場していただくしかない」と語気を強める。
籾井会長のXデーは、刻々と近づいている――。