酒持ち込み禁止に賛否「明確になり評価」「屋外ならOK」

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が今月31日まで延長され、12日以降は新たに、客に酒の持ち込みを認めている飲食店にも休業が要請されることになった。
これまでは酒の持ち込みについてのルールが曖昧で、酒の提供はしないものの持ち込みは認めるという飲食店があった。医療提供体制が逼迫(ひっぱく)する大阪府内ではルールの明確化を評価する声も聞かれる一方、これからも酒の持ち込みを「認めるつもり」という店もある。
「コロナを軽く見ているかもしれないが、その人がコロナになったとき誰が診るのか」
大阪府の吉村洋文知事は3日、酒の持ち込みを認める飲食店があることに危機感をあらわにした。ただ、持ち込みが休業要請の対象となる「飲食店による酒の提供」にあたるか否かは明確ではなかった。
延長期間の規制強化に対し、酒の提供や持ち込みを控えてきた飲食店からは歓迎の声が上がった。
大阪市中央区西心斎橋のダイニングバーでは、客から酒の持ち込み許可を頻繁に求められ、そのたびに断ってきたという。男性従業員(35)は「常連客だと気まずく葛藤もあったが、持ち込みは断ってノンアルコールビールを勧めてきた。真面目に営業している店が損をするのはおかしいので、明確なルールになってよかった」と評価した。
一方、気に留めていない店も。大阪市浪速区の居酒屋では、3度目の緊急事態宣言で酒類を提供する飲食店への休業要請が出されて以降、酒の提供は取りやめる一方で、屋外の座席に限って酒の持ち込みを認めてきた。20代の男性店長は「屋外であれば問題ないと思っている。これからも(酒の持ち込み許可は)続けるつもりです」と話した。