茨城一家殺傷 残る3つの謎 被害者との接点確認されず、容疑否認…犯行に至る動機も不明

茨城県境町の会社員、小林光則さん=当時(48)=一家が殺傷された事件で、殺人容疑で逮捕された埼玉県三郷市の無職、岡庭由征(よしゆき)容疑者(26)は事前に入念な下調べをしていた様子が浮上している。一方で犯行に至る動機や経緯については謎が残る。
岡庭容疑者宅と現場となった小林さん宅は直線距離で約30キロ離れている。事件前にインターネットで小林さん宅周辺の情報を検索した履歴や、付近を撮影した画像が見つかったといい、グーグルアースやグーグルマップのような地図関連ソフトを使って当たりを付けていた可能性もあるが、両者の接点は確認されていない。
元千葉県警刑事課長の田野重徳氏は「無差別的な犯行だとしても、SNSや闇サイトを含めてネット上で岡庭容疑者が被害者に関する情報や接点を持っていた可能性も視野に入れるべきではないか」と指摘する。
もう1つの謎は、捜査に対する姿勢だ。岡庭容疑者は高校2年生だった2011年に、三郷市と千葉県松戸市で通学途中の女子中学生(14)と小学生女児(8)を刃物で刺し、殺人未遂容疑で逮捕された。当時は取り調べに容疑を大筋認め、別の事件の関与についてもほのめかした様子が報じられている。昨年11月に殺人予備容疑で数日にも及ぶ家宅捜索を受けた際も取り調べに素直に応じていたという。
今回の殺人容疑では、県警は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると容疑を否認しているという。 前出の田野氏は「被疑者が逮捕前に自身の罪に対する量刑をネットなどで調べることは多い。岡庭容疑者は成人で、2人を殺害した疑いがある以上、起訴されれば無期懲役など重刑が下る可能性は高く、捜査に非協力的な態度だという見方もできる」と語る。 犯行に至る動機も不明だ。岡庭容疑者は高校時代の事件で医療少年院に送致されていた。東京未来大の出口保行教授(犯罪心理学)は「医療少年院を退院したということは、少なくとも当時、社会に出て生活を送ることが可能と判断されたことになる。退院後に何らかの事件などに強い影響を受けて人の命を奪うことに興味を持ったのではないか」と指摘した。
前出の田野氏は「被疑者が逮捕前に自身の罪に対する量刑をネットなどで調べることは多い。岡庭容疑者は成人で、2人を殺害した疑いがある以上、起訴されれば無期懲役など重刑が下る可能性は高く、捜査に非協力的な態度だという見方もできる」と語る。 犯行に至る動機も不明だ。岡庭容疑者は高校時代の事件で医療少年院に送致されていた。東京未来大の出口保行教授(犯罪心理学)は「医療少年院を退院したということは、少なくとも当時、社会に出て生活を送ることが可能と判断されたことになる。退院後に何らかの事件などに強い影響を受けて人の命を奪うことに興味を持ったのではないか」と指摘した。
犯行に至る動機も不明だ。岡庭容疑者は高校時代の事件で医療少年院に送致されていた。東京未来大の出口保行教授(犯罪心理学)は「医療少年院を退院したということは、少なくとも当時、社会に出て生活を送ることが可能と判断されたことになる。退院後に何らかの事件などに強い影響を受けて人の命を奪うことに興味を持ったのではないか」と指摘した。