ミャンマー拘束邦人解放 茂木氏「強い働きかけ、苦労した」

茂木敏充外相は14日の記者会見で、ミャンマーで「虚偽ニュース」を広めた罪で起訴され、収監中だった日本人フリージャーナリスト、北角裕樹(きたずみ・ゆうき)さん(45)が解放されたことについて「私の指示のもと、政府として精力的に解放に向けて強い働きかけを行っていた。率直に言って苦労した」と述べた。
同時に「ミャンマー側には引き続き暴力の即時停止、拘束された関係者の解放、民主的な政治体制の早期回復を強く求めていきたい」と強調した。
茂木氏によると、解放にあたっては、国軍とのパイプを持つ丸山市郎駐ミャンマー大使が治安担当の責任者らと連絡を取ったり、ミャンマー国民和解担当日本政府代表を務める笹川陽平氏が独自のルートでの働きかけを行ったりした。
茂木氏は「(北角氏と)接触した大使館員によれば健康状態に問題はない」と説明。すでにヤンゴン国際空港を出発し、同日夜に帰国するとの見通しを示した。
一方、政府は14日、ミャンマー国軍によるクーデターの影響を受けるヤンゴン地域の住民への食料支援のため400万ドル(約4億3200万円)の緊急無償資金協力を行うことを決めた。国連世界食糧計画(WFP)を通じて実施する。