排ガス規制が「銀歯」に影響、原材料のパラジウムが高騰 「100万円前後の持ち出しも…」

環境保全のため、自動車の排出ガス規制は年々強化されている。気候変動を食い止めるため、世界で進む排出ガス規制。しかし、この動きが思わぬ業界に影響を与えている。

【映像】排ガス規制が「銀歯」に影響
「1年間通すとなると、規模にもよるがおそらく100万円前後、先生方は持ち出ししているかもしれない」
こう嘆くのは、佐賀県にあるあらい歯科医院の新井良一院長。排出ガス規制と歯医者――一見何の関わりもないように見えるが、実は深い関係があった。
排出ガス規制をクリアするために、自動車に「排ガス浄化装置」という装置を組み込んでいる。この装置を作るうえで欠かせないのが「パラジウム」という金属。いま世界各国の需要拡大に伴い、このパラジウムの価格が高騰している。