医師が動く「高速接種」SNSで話題 コロナワクチンで自治体が独自策 福岡・宇美町では2時間半で90人完了

新型コロナウイルス対策の要となるのが、重症化しやすい高齢者へのワクチン接種だ。歯科医が接種に参加するなど総力戦となるなか、独自の創意工夫で「7月末の高齢者接種完了」へ努力する自治体もある。
17日時点で医療従事者の接種は約548万回、高齢者は約115万回。順調に増えているが、さらなる加速が必要だ。
効率的な接種法がSNS上で話題になったのが福岡県宇美町だ。
高齢者は事前に受付で予診票に記入し、看護師が肩を出すよう案内して、腕に消毒を行う。接種を受ける側は椅子に座ったままで、医師が問診、接種すると看護師が止血用のばんそうこうを貼り、次回予約や副反応に関する書面を事務スタッフが配布する。医師はキャスター付きの椅子で次の高齢者のところに移動して接種を続ける。
医療従事者側が動くというオペレーションで15日には2時間半で90人の接種を完了した。1人当たり1分半程度の計算になる。同町によると、集団接種会場でこうした方法の接種を行う医師は1人だけで、充実した予診の必要性があると考える医師もいるという。
京都府舞鶴市の集団接種会場でも、医師らが動く接種方法を実施している。17日には2会場で4人の医師がワクチン接種を開始し、午前9時半から2時間で177人に接種した。来週以降は1人の医師につき、1時間に40人の接種を目指す。
米ファイザー製のワクチンは開封して生理食塩水で希釈後6時間以内に使い切ることが求められているが、余剰分を使いきれず廃棄することにならないよう徹底的に無駄を省く自治体もある。 首長や職員らによる余剰ワクチンの接種を問題視する報道もあるが、長崎県川棚町は事前に地元医師会と相談し、接種会場の高齢者も安心するとの理由から余剰ワクチンを会場で作業する町職員に接種。安全性をアピールする目的で、接種開始の今月1日に山口文夫町長が最も早く接種した。 同町健康推進課の担当者は「供給量が分からなかったため、事前に1本たりとも無駄にできないという思いで取り組んできた」と語った。
首長や職員らによる余剰ワクチンの接種を問題視する報道もあるが、長崎県川棚町は事前に地元医師会と相談し、接種会場の高齢者も安心するとの理由から余剰ワクチンを会場で作業する町職員に接種。安全性をアピールする目的で、接種開始の今月1日に山口文夫町長が最も早く接種した。 同町健康推進課の担当者は「供給量が分からなかったため、事前に1本たりとも無駄にできないという思いで取り組んできた」と語った。
同町健康推進課の担当者は「供給量が分からなかったため、事前に1本たりとも無駄にできないという思いで取り組んできた」と語った。