「見捨てるわけには」声かけた中3、迷子と歩いた5キロ

迷子になっていた3歳の男の子を保護した香川県丸亀市立丸亀東中3年の奥田鈴菜(りな)さん(14)に、丸亀署は17日、感謝状を贈った。
3月23日午後4時半ごろ、奥田さんが自転車で買い物に向かう途中、国道沿いを1人で歩く男の子の姿が目にとまった。
「周りに大人がいなくて心配だな」。思い切って声をかけた。「1人で大丈夫?」。男の子は突然泣き出し、走り出した。
すぐに追いついたが、男の子はその後も無言で歩き続ける。自転車を押しながら歩き、隣で見守った。
信号で止まるたび、「家、わかる?」と聞いた。男の子は「もう少し」としか答えてくれない。同じやりとりが7、8回続いた。「自分から声をかけたし、見捨てるわけにはいかない」。そう思って根気強く付き添い続けた。
男の子はスイミングスクールの駐車場で母親とはぐれていた。奥田さんが男の子を見つけた場所はスクールから400~500メートルほど離れていた。すぐに見つからず、事故や事件に巻き込まれた可能性もあると判断した警察は、100人態勢で捜索を始めていた。
日が暮れた午後7時ごろ、車で捜していたスクールの職員が、奥田さんと歩く男の子を見つけた。2人は出会ってから5キロも歩いていた。ホッとする職員に奥田さんは名前を言って、すぐにその場を立ち去った。 17日、丸亀市役所であった感謝状の贈呈式。奥田さんは「助けてよかったと思うし、うれしいです」とはにかんだ。 自身も小学1年の時、家から数キロ離れた父の職場に歩いて向かう途中で迷子になり、警察に保護された経験がある。今は柔道部で練習に励む奥田さんは「困っている人がいたら、すぐに助けられる人になりたい」と思ってきたという。 丸亀署の眞鍋強署長は「勇気を出して声かけし、事件事故を未然に防いでもらって感謝している」と話した。(堅島敢太郎)
17日、丸亀市役所であった感謝状の贈呈式。奥田さんは「助けてよかったと思うし、うれしいです」とはにかんだ。 自身も小学1年の時、家から数キロ離れた父の職場に歩いて向かう途中で迷子になり、警察に保護された経験がある。今は柔道部で練習に励む奥田さんは「困っている人がいたら、すぐに助けられる人になりたい」と思ってきたという。 丸亀署の眞鍋強署長は「勇気を出して声かけし、事件事故を未然に防いでもらって感謝している」と話した。(堅島敢太郎)
自身も小学1年の時、家から数キロ離れた父の職場に歩いて向かう途中で迷子になり、警察に保護された経験がある。今は柔道部で練習に励む奥田さんは「困っている人がいたら、すぐに助けられる人になりたい」と思ってきたという。 丸亀署の眞鍋強署長は「勇気を出して声かけし、事件事故を未然に防いでもらって感謝している」と話した。(堅島敢太郎)
丸亀署の眞鍋強署長は「勇気を出して声かけし、事件事故を未然に防いでもらって感謝している」と話した。(堅島敢太郎)