医療ひっ迫と入院待ちの間で板挟み、保健師「厳しい容体でも励ますしかない」

新型コロナウイルスの「第4波」の渦中にある大阪府で、保健所の苦悩の日々が続いている。
5月前半には自宅療養者が約1万5000人と「第3波」のピーク時の5倍超、感染者の10人に1人しか入院できない状況が生じた。感染者を医療機関につなぐ窓口として24時間体制で働く保健師の一人に取材した。(川崎陽子)

5月20日、大阪府内の保健所の一室で、保健師らが机を並べて受話器を握っていた。入り口近くのホワイトボードには名前を書いた多数の黄色い付箋が貼られ、管内の全感染者が「入院」「宿泊療養」「調整中」などに分類されていた。
「入院希望者と、逼迫(ひっぱく)する医療現場との板挟み」。50歳代の保健師の女性は置かれた立場をそう表現した。
保健所は、感染者の容体を確認して入院の必要性を判断、病院との調整役となる大阪府の「入院フォローアップセンター」につなぐのが役割だ。この保健所で健康観察の対象となる自宅療養者は、現在は少し減ったが、多い時期は約200人。応援に派遣されている看護師らと手分けし、業務開始の午前9時から電話をかけても夜までかかる。
発熱の状況、食欲の有無、息苦しさは――。対面できないため電話口で丁寧に聞き出す。手元に感染確認時に医師が書いた「発生届」があるが、初期の症状、基礎疾患の有無などが記されているだけ。高齢者は息苦しさなどの自覚がないまま「静かに悪化する」こともある。 判断を助けるのが、保健所が感染者に配布している血中の酸素濃度を測る「パルス・オキシメーター」。95%なら自宅療養を継続、93%なら要入院など数値が目安になる。 「『しんどい』という言葉だけで、容体をつかむのは難しい。重症化リスクがある年代には全員に配布されるようになり、根拠をもって判断しやすくなった」■優先順位 必要だと思う人をすべて入院させられるわけではない。「5人を候補に挙げて、1人だけの日もある」 保健所内での入院の優先順位を決めるのは、医師の資格を持つ保健所長らを交えた会議の場だ。年齢、発熱、病状の進行具合――。管内の全感染者の記録を持ち寄り、皆で意見を交わす。変異ウイルスの影響で急に重篤になる感染者もおり、順位は日々変わる。 さらにフォローアップセンターが、府内18か所の保健所が挙げた情報を集約して各病院に伝達。受け入れてくれる病院が見つかれば、入院が決まる。 高齢なら確実に入院できた時期もあったが、今は厳しい。保健所内の優先順位が1位でも数日間待たされ、順位が低いと連絡が来ないままのこともある。「いつ順番が来るのか我々にもわからない。それまでは厳しい容体でも『頑張って下さい』と励ますしかない」
判断を助けるのが、保健所が感染者に配布している血中の酸素濃度を測る「パルス・オキシメーター」。95%なら自宅療養を継続、93%なら要入院など数値が目安になる。 「『しんどい』という言葉だけで、容体をつかむのは難しい。重症化リスクがある年代には全員に配布されるようになり、根拠をもって判断しやすくなった」■優先順位 必要だと思う人をすべて入院させられるわけではない。「5人を候補に挙げて、1人だけの日もある」 保健所内での入院の優先順位を決めるのは、医師の資格を持つ保健所長らを交えた会議の場だ。年齢、発熱、病状の進行具合――。管内の全感染者の記録を持ち寄り、皆で意見を交わす。変異ウイルスの影響で急に重篤になる感染者もおり、順位は日々変わる。 さらにフォローアップセンターが、府内18か所の保健所が挙げた情報を集約して各病院に伝達。受け入れてくれる病院が見つかれば、入院が決まる。 高齢なら確実に入院できた時期もあったが、今は厳しい。保健所内の優先順位が1位でも数日間待たされ、順位が低いと連絡が来ないままのこともある。「いつ順番が来るのか我々にもわからない。それまでは厳しい容体でも『頑張って下さい』と励ますしかない」
「『しんどい』という言葉だけで、容体をつかむのは難しい。重症化リスクがある年代には全員に配布されるようになり、根拠をもって判断しやすくなった」■優先順位 必要だと思う人をすべて入院させられるわけではない。「5人を候補に挙げて、1人だけの日もある」 保健所内での入院の優先順位を決めるのは、医師の資格を持つ保健所長らを交えた会議の場だ。年齢、発熱、病状の進行具合――。管内の全感染者の記録を持ち寄り、皆で意見を交わす。変異ウイルスの影響で急に重篤になる感染者もおり、順位は日々変わる。 さらにフォローアップセンターが、府内18か所の保健所が挙げた情報を集約して各病院に伝達。受け入れてくれる病院が見つかれば、入院が決まる。 高齢なら確実に入院できた時期もあったが、今は厳しい。保健所内の優先順位が1位でも数日間待たされ、順位が低いと連絡が来ないままのこともある。「いつ順番が来るのか我々にもわからない。それまでは厳しい容体でも『頑張って下さい』と励ますしかない」

必要だと思う人をすべて入院させられるわけではない。「5人を候補に挙げて、1人だけの日もある」 保健所内での入院の優先順位を決めるのは、医師の資格を持つ保健所長らを交えた会議の場だ。年齢、発熱、病状の進行具合――。管内の全感染者の記録を持ち寄り、皆で意見を交わす。変異ウイルスの影響で急に重篤になる感染者もおり、順位は日々変わる。 さらにフォローアップセンターが、府内18か所の保健所が挙げた情報を集約して各病院に伝達。受け入れてくれる病院が見つかれば、入院が決まる。 高齢なら確実に入院できた時期もあったが、今は厳しい。保健所内の優先順位が1位でも数日間待たされ、順位が低いと連絡が来ないままのこともある。「いつ順番が来るのか我々にもわからない。それまでは厳しい容体でも『頑張って下さい』と励ますしかない」
保健所内での入院の優先順位を決めるのは、医師の資格を持つ保健所長らを交えた会議の場だ。年齢、発熱、病状の進行具合――。管内の全感染者の記録を持ち寄り、皆で意見を交わす。変異ウイルスの影響で急に重篤になる感染者もおり、順位は日々変わる。 さらにフォローアップセンターが、府内18か所の保健所が挙げた情報を集約して各病院に伝達。受け入れてくれる病院が見つかれば、入院が決まる。 高齢なら確実に入院できた時期もあったが、今は厳しい。保健所内の優先順位が1位でも数日間待たされ、順位が低いと連絡が来ないままのこともある。「いつ順番が来るのか我々にもわからない。それまでは厳しい容体でも『頑張って下さい』と励ますしかない」
さらにフォローアップセンターが、府内18か所の保健所が挙げた情報を集約して各病院に伝達。受け入れてくれる病院が見つかれば、入院が決まる。 高齢なら確実に入院できた時期もあったが、今は厳しい。保健所内の優先順位が1位でも数日間待たされ、順位が低いと連絡が来ないままのこともある。「いつ順番が来るのか我々にもわからない。それまでは厳しい容体でも『頑張って下さい』と励ますしかない」
高齢なら確実に入院できた時期もあったが、今は厳しい。保健所内の優先順位が1位でも数日間待たされ、順位が低いと連絡が来ないままのこともある。「いつ順番が来るのか我々にもわからない。それまでは厳しい容体でも『頑張って下さい』と励ますしかない」