「ゴール守る責任感で」 高校生キーパーが高齢者救う 福井

高齢女性が道端に倒れているのを発見し、救急車を呼ぶなど人命救助に貢献したとして、福井県警福井署は24日、県立羽水高校2年、広田遼太朗さん(16)に感謝状を贈った。同署によると、女性は脳の疾患で倒れていたといい、女性の家族は広田さんの素早い救助に感謝しているという。
「見て見ぬふりはだめ」高校生が女子高生救出
高校のサッカー部に所属する広田さんは、5月1日午後4時ごろ、部活動を終えて下校中、約300メートル先の道端で倒れている80代女性を発見。駆け寄って話しかけたが、反応が鈍く、119番した。その後も救急車が到着するまで、「大丈夫ですか」などと声をかけ続けた。
広田さんは「人と関わるのは得意でなく、(知らない人に)声をかけるのは怖かったが、命にかかわることと思い、勇気を出した。1年生の時に保健の教科書で人命救助のための声かけなどを学んでいたことも役に立った」と振り返る。
サッカー部ではゴールキーパーを務める広田さん。「キーパーとしてゴールを守る責任感を培ったおかげで、とっさに行動できた」と話した。式に同席した父親の充さん(47)は、「普段から家事を手伝うなど優しい息子。親として誇りに思う」と喜んだ。【大原翔】