「薄いワクチン」5人に接種、使用済み瓶に再び生理食塩水を注入して

東京都江東区は24日、同区有明の有明スポーツセンターで22日に行った新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け集団接種で、誤って規定より濃度が薄いワクチンを作り、5人に接種していたと発表した。
区によると、接種ではワクチン入りの瓶に生理食塩水を加えて薄めたものを使うが、22日午前に作業を担当していた看護師らが確認を怠った結果、使用済みの瓶に再び生理食塩水が注入され、5人分の注射器に移して使われたとみられる。接種を終えた後にワクチンが残ったままの注射器が見つかったことで、ミスが発覚した。
この時間帯には高齢者125人が接種を受けていたが、誰に使われたか特定できていない。区によると、健康への影響はないものの、ワクチンが効果を発揮しない恐れがあるという。
区は今後、125人を検査し、抗体が確認されなかった人がいれば、専門家とも相談して追加の接種を検討する。記者会見を開いた山崎孝明区長は「区民の皆様にご心配をおかけして申し訳ない」と陳謝した。