選挙公約「10万円給付」の丸亀市長…5万円に減額発表 香川

香川県丸亀市の松永恭二市長は25日、4月の市長選で公約に掲げた全市民への10万円給付について、財政事情や新型コロナウイルスの感染対策を考慮し、5万円に減額すると発表した。6月の定例市議会で財源となる補正予算案を可決し、8月から新型コロナの経済対策として給付を始めたい考え。ただ、「バラマキ」の批判は根強く、議会は紛糾しそうだ。
「コロナもドン引き」過激な映画看板に込めた思い
「市の財政計画や将来に悪い影響を及ばさない財源調達を踏まえて考え抜いた結果、5万円の案とした。10万円を支給して困っている市民を助けることを(市長選の)公約にした。10万円を当てにしていた人に対し、申し訳ない気持ちはある」。松永氏は25日の定例記者会見で淡々と減額の理由を説明した。
4月18日投開票の市長選は当初、現職で3選を目指した梶正治氏が優勢とされた。松永氏は3月末、「停滞する経済に元気を取り戻したい」として全市民への10万円給付をぶち上げた。市民の消費を喚起して営業時間短縮などで疲弊する飲食店などにお金を回し、地元経済を底上げすると訴え、支持を急拡大。梶氏をわずか917票差で破って初当選を果たした。
市議反発「バラマキ」批判根強く
だが、丸亀市議の中には「バラマキだ」と反発を強める声もあり、あるベテラン議員は「市民は一時的には喜ぶだろうが、長期的には何も変わらない。配るなら生活困窮者に絞るべきだ。10万円なら議会は通らない」と話した。公約を実現するには予算を議会で可決する必要がある。松永氏は毎日新聞の取材に「市議を説得したい。ギリギリまで粘る」と語っていたが、議会は6月1日から始まるため、5月25日が議案の提出期限になっており、5万円減額案の公表に至った。当選直後は丸亀市だけで使える商品券を配る案も示したが、印刷や発送などの経費がかさむため現金で給付することにした。 また、松永氏は「新型コロナの第4波がここまで強いこと、ワクチン接種が計画通り進んでいないことは想定外だった」と述べ、感染対策に費用がかかることも給付金減額の理由に挙げた。 給付の財源は競艇「丸亀ボート」の2021年度の収益を充てる。コロナ禍による巣ごもり需要でインターネットなどの舟券注文が増え、想定よりも約60億円増える見込みとなった。丸亀市の人口は約11万人。1人5万円なら計約55億円が必要になり、競艇の収益増加分でまかなえるという。 給付の対象は外国人を含めて7月1日時点で3カ月以上、市の住民基本台帳に記載されている人。7月1日までに生まれた子どもも対象となる。議会での予算成立後の7月末に申請書を発送し、8月1日から受付を開始する予定。申請期限は9月30日としている。松永氏は会見で「可能な限り迅速に支給を開始し、市民生活の安定を図りたい」と述べた。 ただ、新たな市民会館の整備に約95億円の費用がかかるなど市の財政事情は厳しく、給付額が5万円に半減されても議会で否決される可能性も残っている。市議からは「(豪雨や台風で崩落した)丸亀城の石垣の復旧作業などにあてたほうがよい」などと反対の声が与野党の会派から上がっている。松永氏は「議会で可決してもらうことしか考えていない。私としては考え抜いた額だ」と、否決はなんとしても避けたい考えを強調した。 現金給付を巡っては20年10月、愛知県岡崎市で中根康浩氏が「市民全員への5万円給付」を掲げて初当選したが、関連予算案が市議会で否決されている。【川原聖史】
また、松永氏は「新型コロナの第4波がここまで強いこと、ワクチン接種が計画通り進んでいないことは想定外だった」と述べ、感染対策に費用がかかることも給付金減額の理由に挙げた。 給付の財源は競艇「丸亀ボート」の2021年度の収益を充てる。コロナ禍による巣ごもり需要でインターネットなどの舟券注文が増え、想定よりも約60億円増える見込みとなった。丸亀市の人口は約11万人。1人5万円なら計約55億円が必要になり、競艇の収益増加分でまかなえるという。 給付の対象は外国人を含めて7月1日時点で3カ月以上、市の住民基本台帳に記載されている人。7月1日までに生まれた子どもも対象となる。議会での予算成立後の7月末に申請書を発送し、8月1日から受付を開始する予定。申請期限は9月30日としている。松永氏は会見で「可能な限り迅速に支給を開始し、市民生活の安定を図りたい」と述べた。 ただ、新たな市民会館の整備に約95億円の費用がかかるなど市の財政事情は厳しく、給付額が5万円に半減されても議会で否決される可能性も残っている。市議からは「(豪雨や台風で崩落した)丸亀城の石垣の復旧作業などにあてたほうがよい」などと反対の声が与野党の会派から上がっている。松永氏は「議会で可決してもらうことしか考えていない。私としては考え抜いた額だ」と、否決はなんとしても避けたい考えを強調した。 現金給付を巡っては20年10月、愛知県岡崎市で中根康浩氏が「市民全員への5万円給付」を掲げて初当選したが、関連予算案が市議会で否決されている。【川原聖史】
給付の財源は競艇「丸亀ボート」の2021年度の収益を充てる。コロナ禍による巣ごもり需要でインターネットなどの舟券注文が増え、想定よりも約60億円増える見込みとなった。丸亀市の人口は約11万人。1人5万円なら計約55億円が必要になり、競艇の収益増加分でまかなえるという。 給付の対象は外国人を含めて7月1日時点で3カ月以上、市の住民基本台帳に記載されている人。7月1日までに生まれた子どもも対象となる。議会での予算成立後の7月末に申請書を発送し、8月1日から受付を開始する予定。申請期限は9月30日としている。松永氏は会見で「可能な限り迅速に支給を開始し、市民生活の安定を図りたい」と述べた。 ただ、新たな市民会館の整備に約95億円の費用がかかるなど市の財政事情は厳しく、給付額が5万円に半減されても議会で否決される可能性も残っている。市議からは「(豪雨や台風で崩落した)丸亀城の石垣の復旧作業などにあてたほうがよい」などと反対の声が与野党の会派から上がっている。松永氏は「議会で可決してもらうことしか考えていない。私としては考え抜いた額だ」と、否決はなんとしても避けたい考えを強調した。 現金給付を巡っては20年10月、愛知県岡崎市で中根康浩氏が「市民全員への5万円給付」を掲げて初当選したが、関連予算案が市議会で否決されている。【川原聖史】
給付の対象は外国人を含めて7月1日時点で3カ月以上、市の住民基本台帳に記載されている人。7月1日までに生まれた子どもも対象となる。議会での予算成立後の7月末に申請書を発送し、8月1日から受付を開始する予定。申請期限は9月30日としている。松永氏は会見で「可能な限り迅速に支給を開始し、市民生活の安定を図りたい」と述べた。 ただ、新たな市民会館の整備に約95億円の費用がかかるなど市の財政事情は厳しく、給付額が5万円に半減されても議会で否決される可能性も残っている。市議からは「(豪雨や台風で崩落した)丸亀城の石垣の復旧作業などにあてたほうがよい」などと反対の声が与野党の会派から上がっている。松永氏は「議会で可決してもらうことしか考えていない。私としては考え抜いた額だ」と、否決はなんとしても避けたい考えを強調した。 現金給付を巡っては20年10月、愛知県岡崎市で中根康浩氏が「市民全員への5万円給付」を掲げて初当選したが、関連予算案が市議会で否決されている。【川原聖史】
ただ、新たな市民会館の整備に約95億円の費用がかかるなど市の財政事情は厳しく、給付額が5万円に半減されても議会で否決される可能性も残っている。市議からは「(豪雨や台風で崩落した)丸亀城の石垣の復旧作業などにあてたほうがよい」などと反対の声が与野党の会派から上がっている。松永氏は「議会で可決してもらうことしか考えていない。私としては考え抜いた額だ」と、否決はなんとしても避けたい考えを強調した。 現金給付を巡っては20年10月、愛知県岡崎市で中根康浩氏が「市民全員への5万円給付」を掲げて初当選したが、関連予算案が市議会で否決されている。【川原聖史】
現金給付を巡っては20年10月、愛知県岡崎市で中根康浩氏が「市民全員への5万円給付」を掲げて初当選したが、関連予算案が市議会で否決されている。【川原聖史】