京アニ放火殺人、逮捕から1年 進まぬ公判準備「記憶の変遷」懸念

36人が死亡した「京都アニメーション」の放火殺人事件で、青葉真司被告(43)が殺人や現住建造物等放火などの容疑で逮捕されて27日で1年になる。自らも重いやけどを負い、医療体制の整った大阪拘置所で勾留。体調が万全でないこともあり、起訴後も裁判の争点を絞り込む公判前整理手続きは始まっていない。公判で動機解明が進むかが焦点だが、長期化の影響を懸念する声も出ている。
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起訴状によると、青葉被告は2019年7月18日午前10時半ごろ、京アニ社員計70人がいた第1スタジオ(京都市伏見区)に侵入し、ガソリンをまいてライターで放火。36人を殺害し、34人に重軽傷を負わせるなどしたとされる。
青葉被告は事件直後に京都府警に身柄を確保された際、全身の約9割に重度のやけどを負い、約10カ月間入院。府警は20年5月、被告が会話できるまでに回復したとして逮捕し、被告は医療設備が拡充された大阪拘置所に勾留された。
京都地検は半年間の鑑定留置で責任能力を問えると判断し、同12月に起訴。弁護人は「自力で歩くことも立ち上がることもできない状態で、証拠隠滅や逃亡の恐れがない」として勾留取り消しを求めたが、裁判所は認めなかった。
青葉被告は「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思った」「京アニに小説を盗まれた」と供述したとされるが、動機には不可解な点も残る。捜査関係者によると、事件前、青葉被告は同社に長編や短編を応募していたが、京アニ側は同社の作品と類似点はないと盗作を否定している。 ある捜査関係者は、初公判まで年単位の時間がかかる可能性に触れ、「長期化すれば被告や関係者の記憶が変遷するかもしれない」と話す。近畿大の辻本典央教授(刑事訴訟法)は「物的証拠は保全されているが、人の記憶や証言がどこまで保てるのか」と懸念。被告の体調悪化による影響については、「訴訟が打ち切られれば、事実の解明ができなくなる。審理を尽くさないまま健康状態が悪化するようなことがあってはならない」と指摘した。元社員「時が止まったまま」 「どれだけ時間がたっても、青葉被告のことは許せない」。京都アニメーションの元社員で、現在もフリーのアニメーターとして原画を手掛ける上宇都(かみうと)辰夫さん(57)にとっては、あの日から「時が止まったまま」だという。 2019年7月18日。インターネットで京アニが火事になっているという記事を目にしてテレビをつけた。かつての職場は炎に包まれ、黒い煙を噴き出していた。その日から約1週間、仕事が手につかなかった。 上宇都さんは18年まで、京アニで原画などを担当。犠牲になった社員の中には、共に切磋琢磨(せっさたくま)した仲間もいた。仕事をしている時、落ち込んだ時。ふとした瞬間に事件の記憶がよみがえる。無理だと分かっていても、「無かったことにしてくれ」と考えてしまう。 炎の中で亡くなっていった仲間たちを思うと、青葉被告には「言葉になんて表せるものではない」気持ちがこみ上げてくる。重度のやけどを負った青葉被告は逮捕時、ストレッチャーに乗せられて移送された。「その場から逃げた彼は、やけどを負いながらも生きている。犠牲になった人たちは、それ以上の苦しみを味わった」。言葉に怒りと悔しさがにじんだ。 逮捕から1年というのは「単なる数字だ」と上宇都さんは言う。「彼への気持ちが変わることはない。自分がどれだけ恐ろしいことをしたのかを、死ぬまでに自覚してほしい。そうでなければ意味がないと思っています」【藤河匠、中島怜子】
ある捜査関係者は、初公判まで年単位の時間がかかる可能性に触れ、「長期化すれば被告や関係者の記憶が変遷するかもしれない」と話す。近畿大の辻本典央教授(刑事訴訟法)は「物的証拠は保全されているが、人の記憶や証言がどこまで保てるのか」と懸念。被告の体調悪化による影響については、「訴訟が打ち切られれば、事実の解明ができなくなる。審理を尽くさないまま健康状態が悪化するようなことがあってはならない」と指摘した。元社員「時が止まったまま」 「どれだけ時間がたっても、青葉被告のことは許せない」。京都アニメーションの元社員で、現在もフリーのアニメーターとして原画を手掛ける上宇都(かみうと)辰夫さん(57)にとっては、あの日から「時が止まったまま」だという。 2019年7月18日。インターネットで京アニが火事になっているという記事を目にしてテレビをつけた。かつての職場は炎に包まれ、黒い煙を噴き出していた。その日から約1週間、仕事が手につかなかった。 上宇都さんは18年まで、京アニで原画などを担当。犠牲になった社員の中には、共に切磋琢磨(せっさたくま)した仲間もいた。仕事をしている時、落ち込んだ時。ふとした瞬間に事件の記憶がよみがえる。無理だと分かっていても、「無かったことにしてくれ」と考えてしまう。 炎の中で亡くなっていった仲間たちを思うと、青葉被告には「言葉になんて表せるものではない」気持ちがこみ上げてくる。重度のやけどを負った青葉被告は逮捕時、ストレッチャーに乗せられて移送された。「その場から逃げた彼は、やけどを負いながらも生きている。犠牲になった人たちは、それ以上の苦しみを味わった」。言葉に怒りと悔しさがにじんだ。 逮捕から1年というのは「単なる数字だ」と上宇都さんは言う。「彼への気持ちが変わることはない。自分がどれだけ恐ろしいことをしたのかを、死ぬまでに自覚してほしい。そうでなければ意味がないと思っています」【藤河匠、中島怜子】
元社員「時が止まったまま」 「どれだけ時間がたっても、青葉被告のことは許せない」。京都アニメーションの元社員で、現在もフリーのアニメーターとして原画を手掛ける上宇都(かみうと)辰夫さん(57)にとっては、あの日から「時が止まったまま」だという。 2019年7月18日。インターネットで京アニが火事になっているという記事を目にしてテレビをつけた。かつての職場は炎に包まれ、黒い煙を噴き出していた。その日から約1週間、仕事が手につかなかった。 上宇都さんは18年まで、京アニで原画などを担当。犠牲になった社員の中には、共に切磋琢磨(せっさたくま)した仲間もいた。仕事をしている時、落ち込んだ時。ふとした瞬間に事件の記憶がよみがえる。無理だと分かっていても、「無かったことにしてくれ」と考えてしまう。 炎の中で亡くなっていった仲間たちを思うと、青葉被告には「言葉になんて表せるものではない」気持ちがこみ上げてくる。重度のやけどを負った青葉被告は逮捕時、ストレッチャーに乗せられて移送された。「その場から逃げた彼は、やけどを負いながらも生きている。犠牲になった人たちは、それ以上の苦しみを味わった」。言葉に怒りと悔しさがにじんだ。 逮捕から1年というのは「単なる数字だ」と上宇都さんは言う。「彼への気持ちが変わることはない。自分がどれだけ恐ろしいことをしたのかを、死ぬまでに自覚してほしい。そうでなければ意味がないと思っています」【藤河匠、中島怜子】
「どれだけ時間がたっても、青葉被告のことは許せない」。京都アニメーションの元社員で、現在もフリーのアニメーターとして原画を手掛ける上宇都(かみうと)辰夫さん(57)にとっては、あの日から「時が止まったまま」だという。 2019年7月18日。インターネットで京アニが火事になっているという記事を目にしてテレビをつけた。かつての職場は炎に包まれ、黒い煙を噴き出していた。その日から約1週間、仕事が手につかなかった。 上宇都さんは18年まで、京アニで原画などを担当。犠牲になった社員の中には、共に切磋琢磨(せっさたくま)した仲間もいた。仕事をしている時、落ち込んだ時。ふとした瞬間に事件の記憶がよみがえる。無理だと分かっていても、「無かったことにしてくれ」と考えてしまう。 炎の中で亡くなっていった仲間たちを思うと、青葉被告には「言葉になんて表せるものではない」気持ちがこみ上げてくる。重度のやけどを負った青葉被告は逮捕時、ストレッチャーに乗せられて移送された。「その場から逃げた彼は、やけどを負いながらも生きている。犠牲になった人たちは、それ以上の苦しみを味わった」。言葉に怒りと悔しさがにじんだ。 逮捕から1年というのは「単なる数字だ」と上宇都さんは言う。「彼への気持ちが変わることはない。自分がどれだけ恐ろしいことをしたのかを、死ぬまでに自覚してほしい。そうでなければ意味がないと思っています」【藤河匠、中島怜子】
2019年7月18日。インターネットで京アニが火事になっているという記事を目にしてテレビをつけた。かつての職場は炎に包まれ、黒い煙を噴き出していた。その日から約1週間、仕事が手につかなかった。 上宇都さんは18年まで、京アニで原画などを担当。犠牲になった社員の中には、共に切磋琢磨(せっさたくま)した仲間もいた。仕事をしている時、落ち込んだ時。ふとした瞬間に事件の記憶がよみがえる。無理だと分かっていても、「無かったことにしてくれ」と考えてしまう。 炎の中で亡くなっていった仲間たちを思うと、青葉被告には「言葉になんて表せるものではない」気持ちがこみ上げてくる。重度のやけどを負った青葉被告は逮捕時、ストレッチャーに乗せられて移送された。「その場から逃げた彼は、やけどを負いながらも生きている。犠牲になった人たちは、それ以上の苦しみを味わった」。言葉に怒りと悔しさがにじんだ。 逮捕から1年というのは「単なる数字だ」と上宇都さんは言う。「彼への気持ちが変わることはない。自分がどれだけ恐ろしいことをしたのかを、死ぬまでに自覚してほしい。そうでなければ意味がないと思っています」【藤河匠、中島怜子】
上宇都さんは18年まで、京アニで原画などを担当。犠牲になった社員の中には、共に切磋琢磨(せっさたくま)した仲間もいた。仕事をしている時、落ち込んだ時。ふとした瞬間に事件の記憶がよみがえる。無理だと分かっていても、「無かったことにしてくれ」と考えてしまう。 炎の中で亡くなっていった仲間たちを思うと、青葉被告には「言葉になんて表せるものではない」気持ちがこみ上げてくる。重度のやけどを負った青葉被告は逮捕時、ストレッチャーに乗せられて移送された。「その場から逃げた彼は、やけどを負いながらも生きている。犠牲になった人たちは、それ以上の苦しみを味わった」。言葉に怒りと悔しさがにじんだ。 逮捕から1年というのは「単なる数字だ」と上宇都さんは言う。「彼への気持ちが変わることはない。自分がどれだけ恐ろしいことをしたのかを、死ぬまでに自覚してほしい。そうでなければ意味がないと思っています」【藤河匠、中島怜子】
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逮捕から1年というのは「単なる数字だ」と上宇都さんは言う。「彼への気持ちが変わることはない。自分がどれだけ恐ろしいことをしたのかを、死ぬまでに自覚してほしい。そうでなければ意味がないと思っています」【藤河匠、中島怜子】