殺人容疑の逮捕、2週間後に発表 「第三者浮上」理由に

福岡県警は27日、同県宗像市赤間6丁目の無職荻野清治容疑者(57)を殺人容疑で13日に緊急逮捕したと発表した。
「もめていたら持っていた包丁が刺さったが、殺すつもりはなかった」と容疑を否認している。
発表によると、荻野容疑者は11日午後7時半ごろ~12日午後2時5分ごろ、自宅アパートの一室で、福岡市東区唐原7丁目のアルバイト浜崎二郎さん(49)の腹部を包丁で1回刺し、殺害した疑いがある。2人は同じ病院に通う知人で、当時は飲酒していたという。
司法解剖の結果、死亡推定時刻は12日午前1時ごろ。荻野容疑者が午後1時50分ごろ119番通報し、駆けつけた救急隊員が浜崎さんの死亡を確認した。
捜査関係者によると、逮捕から発表まで2週間かかったのは、第三者の関与の疑いが浮上したためだ。
荻野容疑者の通報よりも前に浜崎さんの携帯電話から110番通報があったが、電話口では無言が続き、周りで女性のような声がしたという。近隣住民からも「女性の声が聞こえた」という証言があった。捜査で部屋に2人きりだったと判明したが、捜査関係者は「テレビの音か電話の声か、原因は分からない」。同じアパートに住む男性は「何があったのか分からずずっと不安だった」と話した。(板倉大地)