自民のLGBT差別発言「怒っています」 党本部前で抗議デモ

「私たちは怒っています」。東京・永田町の自民党本部前で30日夜、自民党議員によるLGBTなど性的少数者への差別発言に抗議し、LGBTに関する法案の成立を求めるデモが行われた。100人以上の人たちが集まり、プラカードやキャンドルを手に思いを訴えた。【藤沢美由紀/デジタル報道センター】
自民のLGBT差別発言 衆院選向け「確信犯」
法案の成立も求める
抗議デモは、自民党が今国会の会期末まで2週間以上あるにもかかわらず、審議日程を理由に「LGBT理解増進法案」の提出見送りを決めたことや、法案に関する会合で簗(やな)和生衆院議員や山谷えり子参院議員が行った差別発言に抗議するもの。LGBTなど性的少数者の当事者有志が参加を呼び掛け、31日夜にかけてスピーチや座り込みなどを行う予定だ。
30日夜は、雨の中で、多くの参加者が「LGBT差別をなくす法律を」「差別発言を撤回しろ」などと書いたプラカードを掲げ、リレートークに耳を傾けた。
ゲイであることを公表している松岡宗嗣さんは「この国で性的少数者を巡る状況はひどく、命の危機につながっている。だから法律が必要なのです。その議論の中で出てきた差別発言に対しては、憤りというだけでは表しきれない思いだ」とスピーチ。
トランスジェンダーの杉山文野さんは「これまで多くの当事者から『つらい、死にたい』とメッセージをもらい、その中で亡くなった方も数え切れない。特にトランスジェンダーへの日本社会の理解の低さは絶望的だ。どうか今国会で、命を守る法律を作ってください」と訴えた。