ガザ空爆「パレスチナ人葬る企み」 元日本赤軍・重信受刑者が主張

元日本赤軍最高幹部の重信房子受刑者(75)=殺人未遂罪などで服役中=が30日、東京都渋谷区で支援者らが開催した集会に文書でメッセージを寄せた。イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとの軍事衝突について「抵抗を強いられたパレスチナ人をテロリストとして葬ろうとする企(たくら)みに抗議する」と主張した。
【ガザ空爆現地を歩く】
集会は、日本赤軍がパレスチナ解放人民戦線(PFLP)と連携して起こした1972年5月30日のイスラエル・テルアビブ空港乱射事件から49年となるのに合わせて開かれた。重信受刑者は「パレスチナの戦友に思いをはせながら、反占領のアクションが始まることを願ってやまない」とした。
重信受刑者は、74年にオランダ・ハーグで起きた仏大使館占拠事件(ハーグ事件)などに関与したとして服役し、2022年5月28日に出所する予定。「来年のリッダ闘争(テルアビブ空港乱射事件)50周年には皆と共に乾杯することを願って」とメッセージを締めくくった。
重信受刑者は逮捕後の01年に弁護士を通じて日本赤軍の解散を表明したが、警察当局は組織が実質的に存続しているとみて警戒を続けている。【斎藤文太郎】