モデルナ製ワクチン、接種間隔は4週間…ファイザー製は3週間

自衛隊の大規模接種で使われているワクチンは米モデルナ製で、主成分は、国内で接種が先行している米ファイザー製と同じ「メッセンジャーRNA(mRNA)」という遺伝物質だ。
接種後、mRNAによって新型コロナウイルス特有のたんぱく質が体内で作られ、発症や重症化を防ぐ抗体ができる。
海外の臨床試験で発症を抑える有効性は94%と、ファイザー製の95%と同等の効果が示された。初期の臨床試験で接種を受けた人の血液を使い、変異ウイルスへの有効性を調べた研究では、英国型で従来型と同等の抗体が確認されたという。
一方、副反応の頻度に関する米医師会誌の論文によると、1回目の接種後は接種部位の痛み71・4%、疲労感32・5%、頭痛26・9%、発熱10%など。2回目の接種後は頻度が上がる。重いアレルギー反応の「アナフィラキシー」の発生頻度は100万回あたり2・5回で、ファイザー製の4・7回と大差はない。
米エモリー大小児感染症科の紙谷聡医師(ワクチン学)は「モデルナのワクチンはファイザーのものと効果や副反応に目立った差はない。ともに極めて安全で、高い効果が期待できる。副反応の多くは数日で消失する」と話す。
2種類のワクチンで異なるのは1回目と2回目の接種の間隔だ。ファイザー製は原則3週間だが、モデルナ製は4週間となっている。市町村が実施する集団接種ではファイザー製が使われている。同じ種類のワクチンを適切な間隔で接種するよう注意が必要だ。