茨城妻子6人殺害「記憶ない」 弁護側が無罪主張、水戸地裁

妻子6人が亡くなった茨城県日立市の火災現場のアパート=2017年10月
2017年に茨城県日立市で妻子6人を殺害し、自宅アパートに火を付けたとして殺人や非現住建造物等放火などの罪に問われた無職小松博文被告(36)は31日、水戸地裁(結城剛行裁判長)で開かれた裁判員裁判初公判で起訴内容について「記憶がないので分からない」と述べた。弁護側は心神喪失に当たるとして無罪を主張した。
弁護側は起訴内容の認否に先立ち「事件当時の記憶を失い、訴訟能力がない」として、公判を停止するよう求めたが、結城裁判長は「意思疎通は可能」などとして退けた。
被告は逮捕時に容疑を認めていたが、18年11月に心肺停止となり入院し、当時の記憶を失ったという。