ジャケット着て来たら100円課金 ユーモアでクールビズ提案

取引先の営業マンがジャケットを着て来社したら100円請求します――。そんな新しいクールビズを横浜市の会社が始めた。「ジャケット課金」と呼ばれ、ノーネクタイ・ノージャケットを呼びかけるだけでなく、着用した人に課金する取り組みで、集まった金は緑化団体に寄付する。【小出禎樹】
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この会社は同市中区の医療機器・化粧品販売「エヌエムティジャパン」。乳がんの手術跡が分からないよう医療アートメイクに取り組むほか、乳がんの正しい知識や早期検診を推進するピンクリボン運動の啓発や、環境に有害でない化粧品の製造などをしている。
地球温暖化防止やSDGs(持続可能な開発目標)などの方針について、取引先の大阪市西区のコンサルタント会社「ネクストエージ」から「ユーモアを交えてCO2(二酸化炭素)削減の機運を高め合えたら」とクールビズ課金を勧められたのをきっかけに取り組むことにした。
会社の入口に「冷やし中華」ならぬ「ジャケット課金はじめました」というステッカーやポスターを貼り、脇に課金箱を置く。訪れた取引先の営業マンらがジャケットを着ていたら100円を箱に入れてもらう。「課金」とうたうものの事前に知らせていないため、実際には趣旨を理解してもらった上での募金に近い。1日から始め、既に数百円が入っているという。
課金はクールビズ期間の9月末まで実施する。集まった金は公益財団法人「国際緑化推進センター」の植林活動に寄付する。現在、ネクストエージの呼びかけで、大阪府や岡山県など全国6社が参加している。 エヌエムティの土屋恵美最高経営責任者=CEO=(41)は「ジャケット課金は、是非(ぜひ)はともあれ、かなりインパクトがあると思った。集まるお金はごくわずかと思うが、温暖化防止やCO2削減について少しでも意識を変えるきっかけになってくれればと思う」と話している。
エヌエムティの土屋恵美最高経営責任者=CEO=(41)は「ジャケット課金は、是非(ぜひ)はともあれ、かなりインパクトがあると思った。集まるお金はごくわずかと思うが、温暖化防止やCO2削減について少しでも意識を変えるきっかけになってくれればと思う」と話している。