SEALDs元メンバーへの中傷、「臆測で攻撃」と判決

安全保障関連法制に反対した学生グループ「SEALDs(シールズ)」の元メンバー2人がSNS上で中傷されたとして、投稿した東京都の女性に損害賠償を求めた訴訟の判決が1日、東京地裁であった。
藤沢裕介裁判長は「臆測と強引な関連付けによって攻撃した色彩が強く悪質だ」として、計99万円の支払いを命じた。
判決によると、被告の女性は2016~18年、ツイッター上で原告の福田和香子さんらの実名をあげ「何をして金をもらっているのでしょう」「享楽をするための報酬のためにデモしただけじゃん、(うそ)つき」などと投稿した。
判決は、政治的な言論について「批判的な立場からの自由な意見交換も保障されるべき」としながら、今回の投稿は真実性がなく、真実と信じる相当な理由も「被告独自の見方で解釈したにすぎず認められない」と判断した。
福田さんは判決後の会見で、「物言う若者をだまらせるために投稿された数多くの言葉の暴力にさらされてきた。ネットを使う人には、言葉にはパワーがあると知って責任を持ってほしい」と話した。(村上友里)