聖火リレー公道実施発表に山梨県知事反発「聞いてない」

山梨県での東京オリンピック聖火リレーについて、大会組織委員会は1日、予定通り公道で実施すると発表した。一方、実施に当たり新型コロナウイルス感染症対策を講じるよう求めていた長崎幸太郎知事は、毎日新聞の取材に「聞いていない」と反発。その後、「(発表が)感染対策に触れておらず、公道での実施と報道されたことはまことに残念」とのコメントを発表し、改めて感染対策を講じるよう組織委に申し入れた。
【写真特集 石川県の聖火リレー】
長崎知事は5月20日の記者会見で、感染状況を踏まえた上での公道でのリレー実施を前提とし「スポンサーカーが、グッズか何かを配りまくって、人を寄せてしまうようなやり方はいかがなものか」と苦言を呈した。発言に対し組織委幹部が県側に電話で抗議したが、その後「早とちりした。撤回したい」などと謝罪。組織委の橋本聖子会長からも長崎知事に「不用意な発言で迷惑をかけた」との電話があり、県と感染防止対策について協議することで合意したという。
ただ、具体的な感染症対策はまだ決まっていない段階で、県関係者は「感染防止対策を前提とする県側となんら事前調整なく発表された」と憤った。県内でのリレーは6月26、27日の2日間で予定されている。【梅田啓祐、田辺佑介】