バイクの死亡事故が多い神奈川 「右直」が危ない 県警が制作

神奈川県内の交通事故死者に占めるオートバイの割合が、高止まりの状態となっている。全国平均に比べ倍以上となる年もあり、2020年の35・7%は全都道府県で最悪だった。オートバイの運転者に対する啓発だけでは限界を感じた県警は、乗用車側に向けた動画を作成・公開して注意を呼び掛けている。【洪香】
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県警によると、20年の県内の交通事故死者は140人のうち、50人がオートバイに乗っていた。同年の事故死者に占めるオートバイの割合は全国平均で18・5%で、倍に近い開きがある。過去10年をみるとほぼ同じ傾向で、13年の県内は39・3%と4割に迫る数だった。
なぜ県内でオートバイ事故が多いのかについては諸説ある。オートバイ保有台数が31万175台(2月末時点)と全国で東京に次いで2番目に多いことや、通勤通学に小型のオートバイを利用する県民が多いことなどが挙げられる。
20年にオートバイ運転中に死亡した50人のうち、事故形態で最多だったのは単独事故で21人。次いで多かったのは、交差点で直進と右折の車とオートバイが衝突する「右直事故」で、10人だった。県警はこの右直事故に目を付け、啓発の対象をこれまでのオートバイから車の運転者にも広げ、双方に事故防止を呼び掛けることにした。
県警交通総務課によると、オートバイ側は車よりも速く交差点を進行でき、車側も車より小さいオートバイが実際より遠く見えるという双方の認知のずれがあり、交差点で目測を誤る一因になるという。こうしたオートバイの特性を車側に理解してもらえるように制作したのが「防ごう! 二輪車の右直事故」だ。 動画は3分22秒で、車側からはオートバイが遠く見えたり、正面からだと遅く感じたりすることを説明。双方の注意点を挙げた上で「お互いの立場を考え譲り合いの運転を心がけて」と呼びかける。動画投稿サイト「ユーチューブ」の県警公式チャンネルで公開されている。 同課は「乗用車側にもオートバイの特性を理解してもらい、事故防止につなげたい」としている。
動画は3分22秒で、車側からはオートバイが遠く見えたり、正面からだと遅く感じたりすることを説明。双方の注意点を挙げた上で「お互いの立場を考え譲り合いの運転を心がけて」と呼びかける。動画投稿サイト「ユーチューブ」の県警公式チャンネルで公開されている。 同課は「乗用車側にもオートバイの特性を理解してもらい、事故防止につなげたい」としている。
同課は「乗用車側にもオートバイの特性を理解してもらい、事故防止につなげたい」としている。