スケボー中、突然倒れて脈がない 駆けつけた4人が連携

スケートボード中に意識を失った男性に救命措置を施した男女4人に、三重県松阪地区広域消防組合消防本部から感謝状が贈られた。
男性は一時、心肺停止状態に陥ったが、その後回復し、社会復帰しているという。
消防本部で感謝状を受け取ったのは、介護職員の山本昇吾さん(38)=松阪市上川町▽松阪市総合運動公園スケートパーク職員の鈴村昌弘さん(43)=津市乙部▽同職員の尾上きみ子さん(62)=松阪市南虹が丘町。
消防本部によると、2月10日正午すぎ、松阪市山下町の市総合運動公園スケートパークで、多気町の40代男性がスケートボードで滑走中に突然意識を失って倒れた。近くにいた山本さんともう1人の男性が駆けつけ、肩をたたいたり、脈をはかったりしたが反応はなく、顔色も悪化したため、心臓マッサージ(胸骨圧迫)を始めた。
事務所にいた尾上さんは「救急車を呼んで下さい」という知らせで現場に駆けつけた。胸骨圧迫をしている様子を見て、「ただごとではない」と判断。同僚の鈴村さんに連絡し、事務所に自動体外式除細動器(AED)を取りに戻った。鈴村さんは119番通報して現場に急行し、AEDで心肺蘇生を試みたところ、男性に脈と呼吸が戻ったという。
サーフィンの練習を兼ねてスケートボードをする山本さんは「職場で受けた救命講習が役立った」。鈴村さんは「消防の担当者に来てもらい、救命講習や訓練を受けたので対処できた」。尾上さんは「倒れた男性が、またパークに来てくれた。元気になって本当によかった」と話した。 松本芳昭消防長は「よく観察し、迅速に連携して対応したことが救命につながった」と4人の行動をたたえた。(菊地洋行)
松本芳昭消防長は「よく観察し、迅速に連携して対応したことが救命につながった」と4人の行動をたたえた。(菊地洋行)