仙台駅はさみ「明暗」 コロナ禍の飲食店 東は満席、西はため息

仙台市内の飲食店は多くが1日から通常営業に戻ったが、青葉区のみ時短営業が続く。JR仙台駅周辺では、駅を挟んで東側(宮城野区)と西側(青葉区)で「明暗」が分かれる形になり、安堵(あんど)や諦めの声が聞こえた。
なぜ大阪で多くの命が奪われたのか
東側の「牛タン焼専門店 司」東口店は、閉店時間を午後11時に戻した。2日に訪れると、店内には仕事を終えたサラリーマンの姿も多く、午後8時を過ぎても満席だった。
同僚の歓迎会を開いていた青葉区の男性会社員(26)は「前から一緒に食べる約束をしていたが、店が早く閉まるので、仕事が終わるタイミングと合わなかった」。司は仙台市内に4店舗を構えるが、東口店以外は午後9時閉店。店長の男性(36)は「青葉区の店舗も早く通常営業できるようになってほしい。ゆっくりされたい方は、こちらの店舗に来てほしい」と話した。
一方、西側のスペイン料理などを提供する「バルアレグロ」。5月下旬から売り上げが徐々に伸びていたが、1日以降は「人通りがなくなり、昼も夜も全くだった」と店長の引地匠さん(34)はため息をついた。客からは「青葉区ですよね」と、店の場所を確認する電話も来たという。
店を訪れた宮城野区の会社員、鈴木俊太朗さん(24)は「東側の店をあまり知らないから」と話し、「どこで食べても同じ」と夕食を頼んだ。青葉区のみ時短が継続されたことに対し、引地さんは「何とも思わないが、青葉区で早くワクチンを打てるようにしたり、家賃補償をしたりしてほしい」と話した。【面川美栄】