インド型変異ウイルス、複数ルートで流入「世界中の国を視野に適切な防疫体制を」慶応大研究チームが解析

新型コロナのインド型変異ウイルスが、インドからだけではなく、イギリスやアメリカなど、複数のルートで日本に流入していたことが慶應大学の研究チームの解析でわかった。

【映像】インド型変異ウイルス、日本国内に流入した3つのルート(図あり)
慶應義塾大学の小崎健次郎教授らは、国内で確認されたインド型のウイルスのうち検疫で見つかった感染者を除く、18人分の公開データを解析。その結果、日本への流入の経路は、インドから直接入ったルートのほか、インドからイギリスを経由したルート、また、アメリカを経由したルートがあった。小崎教授らは、すでに国内のイギリス型やブラジル型についても同じような解析を行い、流行国以外の複数ルートにおける流入を確認している。
小崎教授は「日本国内に流入したルートは3つだと考えられます」といい、「今回いわゆるインド株がインド以外の国を伝って入ってきたことを考えると、変異株の対策については流行地として、初めに考えられたエリアのみならず、幅広い世界中の国を視野に入れて、適切な防疫体制を敷くべきだ」と訴えている。
現在、インドからの入国者には指定された宿泊施設に10日間の待機が求められているが、アメリカからの入国者は3日間、イギリスは6日間となっている。