容疑者が被害者から借金、金銭トラブルか 千葉・船橋の放火殺人事件

千葉県船橋市の会社役員、渡辺和彦さん(当時65歳)が自宅で火災に巻き込まれて死亡した事件で、殺人と現住建造物等放火などの疑いで逮捕された無職の一倉大悟容疑者(30)=東京都港区=が渡辺さんから借金をしていたことが、捜査関係者への取材で判明した。渡辺さんと一倉容疑者は一時期、親族の関係だった。県警捜査本部は、2人の間に金銭を巡るトラブルがあった可能性があるとみて調べている。
千葉・船橋民家火災、30歳を再逮捕 放火殺害容疑
捜査関係者によると、一倉容疑者は4月上旬、渡辺さん宅から絵画2点(95万円相当)を盗んだとして窃盗の疑いでも逮捕、起訴されている。絵画は東京都内で売却されていたという。
火災があったのは4月25日早朝で、船橋市本中山3の渡辺さんの自宅から出火し、渡辺さんは2階で倒れている状態で見つかった。県警は今月4日、この家に放火して渡辺さんを殺害したとして、一倉容疑者を逮捕。室内に引火性のある液体がまかれたような形跡があり、液体の特定を進めている。県警は5日、一倉容疑者を送検した。【山本佳孝、長沼辰哉】