釣り上げたら目が飛び出したけど…深海の高級魚、生きている貴重な姿

福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」は、深海魚「アコウダイ」を初めて展示している=写真=。
採集や飼育が難しく、生きている姿を見られるのは現在、全国で同館だけという。
アコウダイは、北海道から高知県の太平洋沿岸の200メートル以深に生息。見た目は鮮やかな赤色で、深海から釣り上げると水圧の変化で目が飛び出すことから「メヌケ」とも呼ばれている。味が良く、漁獲量も少ないため、高級魚としても知られる。
展示されているのは、同館が4月下旬、茨城県沖の水深約400メートルで採集した個体。船上に釣り上げてすぐ、深海に近い圧力をかけた水槽に入れ、徐々に減圧して慣らしたことで、館内での飼育が可能になり、採集時に飛び出ていた目も治った。
同館の担当者は「生きているアコウダイは色が薄く、斑点模様がよく分かる。貴重な姿を見てほしい」と話している。