大坂なおみ「うつ」と深田恭子「適応障害」の違いは? 精神科医に聞いてみた

女子テニスの世界ランキング2位・大坂なおみ(23=日清食品)が4大大会「全仏オープン」(パリ)の会見を拒否した末に棄権。SNSで「うつ」を公表して話題を呼んでいる。
その衝撃の告白の約1週間前、女優の深田恭子(38)が適応障害であることを公表。芸能活動を一時休止することを明かしている。大坂と同じく心の病を打ち明けたのだが、果たして「適応障害」と「うつ病」の違いは何なのか?
うつ病と闘うスポーツ選手を数多く診察している北本心ノ診療所(埼玉・北本市)の岡本浩之院長(42)によると「明らかなストレス因子がある適応障害に対し、うつ病はストレス自体がハッキリしないことが多いです」と説明。深田が患う適応障害は「誰が聞いても大きなストレスというものが存在し、そのストレス因子がなければ発症はしなかったと言える。症状は人によって様々で、うつ病のようになる人もいれば、イライラしたりパニック障害みたいな形で出る人もいます。ただ、ストレスが解決すれば落ち着きを取り戻します」と話す。
その上で、岡本院長は深田に対して「ストレス因子から離れることで回復はできますが、回復が充分でないまま同じストレスにさらされると再発することも多いです。復帰を焦り過ぎず、今は治療に専念して頂きたいと思います」とアドバイスを送った。
一方、大坂が告白した「うつ病」はもう少し複雑だ。明かなストレス因子が存在せず、症状を引き起こす決定的な理由が不明瞭だという。そのため「それまでの積み重ねで発症したり、ストレスがなくなっても症状だけは残る場合もあります」(同)という。
大坂と深田――。人知れず心の病と闘ってきた両者の一日も早い回復を祈りたい。