失職、住居喪失…コロナで深刻化する女性の生活困窮 相談報告会

今年3月、コロナ禍で生活に困窮するなど女性たちの抱える問題に対応した「女性による女性のための相談会」(主催・同実行委員会)の報告会が4日、東京都千代田区の参議院議員会館で開かれた。運営スタッフも相談員も相談する人もすべて女性のみで構成された試みは、全国で大きな反響を呼び、各地で同じような相談会を開く動きが出てきているという。【東海林智、小林遥】
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報告会は、運営ノウハウや実践例を広く伝え、各地で活用してもらうために開かれた。さらに相談活動から見えてきた、女性の困難な状況を改善するための政策提言をした。
実行委のまとめでは、3月13、14日の2日間に20代~80代の女性から122件の相談が寄せられた。内容(複数回答)は「仕事」が最多の49件、次いで「心とからだ」(46件)▽「家庭・家族」(33件)▽「住まい」(21件)――などだった。居住地は23区が72人、多摩地区15人、神奈川、千葉、埼玉など隣県の相談者もいた。
電話を所持している人は52%(残りは不明)だけで、所持金が判明した22人のうち半数の11人が1万円以下と、コロナ禍で生活に困窮している厳しい様子がうかがえた。
報告会では、宣伝や受付、会場の設営、カフェの運営、物資の調達と配布、相談体制など相談会を運営するノウハウが紹介された。生活相談を担当した作家の雨宮処凜(かりん)さんは「15年ほど貧困問題に取り組んでいるが、失業が住居喪失、野宿につながっていく女性の例が増えているのに驚いた」と振り返った。労働問題を担当した中島由美子さんは「不安定で低賃金、すぐに解雇され単発の仕事しか見つからないなど、女性労働の劣悪さがコロナ禍で深刻化していると感じた。女性の苦しみの根底には働く制度の問題がある」と訴えた。 また、家族・家庭問題を担当した中塚久美子さんは「親や家族に虐待、暴力を受けている相談があった。世の中の仕組みが世帯単位であったり『家族仲良し』が前提であったりするため世帯の中で弱い立場にいる人に支援が届かない現状が浮かんだ」と話した。 報告会で、実行委は女性の困窮に対する大規模な調査の実施住まい雇用携帯電話――など8項目の政策を提言した。ジャーナリストの松元千枝さんは「女性の困窮は深まっている。安全なスペースで安心して相談できることが重要だと思う。全国に同様の取り組みが広がりつつあり、取り組みを参考にしてもらえれば」と話している。報告書などの問い合わせは以下のアドレスにメールで。sodan.forher.foryou@gmail.com
また、家族・家庭問題を担当した中塚久美子さんは「親や家族に虐待、暴力を受けている相談があった。世の中の仕組みが世帯単位であったり『家族仲良し』が前提であったりするため世帯の中で弱い立場にいる人に支援が届かない現状が浮かんだ」と話した。 報告会で、実行委は女性の困窮に対する大規模な調査の実施住まい雇用携帯電話――など8項目の政策を提言した。ジャーナリストの松元千枝さんは「女性の困窮は深まっている。安全なスペースで安心して相談できることが重要だと思う。全国に同様の取り組みが広がりつつあり、取り組みを参考にしてもらえれば」と話している。報告書などの問い合わせは以下のアドレスにメールで。sodan.forher.foryou@gmail.com
報告会で、実行委は女性の困窮に対する大規模な調査の実施住まい雇用携帯電話――など8項目の政策を提言した。ジャーナリストの松元千枝さんは「女性の困窮は深まっている。安全なスペースで安心して相談できることが重要だと思う。全国に同様の取り組みが広がりつつあり、取り組みを参考にしてもらえれば」と話している。報告書などの問い合わせは以下のアドレスにメールで。sodan.forher.foryou@gmail.com