NHK「警視庁クラブ」で5人陽性「濃厚接触者なし」の“コピペ連投”に大ブーイング

このご時世、新型コロナウイルスに感染してしまうのは仕方のないことであろう。問われるべきは、感染後の振る舞いである。責任ある企業ならば、社員が感染したと判明した段階で、すぐさま濃厚接触の可能性がある同僚を隔離し、検査させ、関係先に正しい情報を発信するなど、二次感染を防ぐ対策をしなければならない。だが、そうした「正しいコロナ対策」を呼びかける役割を持つ「公共放送」の職場において、“真逆”を行くかのような対応が取られていたのだ。
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【写真】岩田明子記者も参加したNHK政治部の「三密飲み会」
東京・桜田門の警視庁。11階にある記者クラブには、テレビ、新聞など17社の報道機関に所属する100人以上の事件記者たちが詰めている。5月31日の午前中、各社のブースを回って、紙を配り歩く男性の姿があった。
10人余りの記者を束ねるNHK警視庁クラブのキャップである。彼が手にしていたA4サイズの紙には、「報道各社キャップ殿 警視庁担当記者の新型コロナウイルス感染について」とあった。
〈NHK報道局社会部の警視庁担当記者(生安担当)が新型コロナウイルスの検査で陽性であることが確認されました。当該記者は5月27日(木)の勤務を終えて夜帰宅した後に発熱の症状があり、その後自宅で療養していましたが、医療機関でPCR検査を受け29日(土)になって陽性と判定されました。現在は、症状は落ち着いています〉 注目すべきは、この後に続く文章である。〈行動履歴を確認し保健所の聞き取りなどに対応しましたが、NHKのクラブ員を含めて濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉夕方に再び…… ある社の警視庁担当記者が振り返る。「クラブ内で感染者が出たのは初めてではなかったので、この時は特に驚きはしませんでした。NHKさんも大変だなぁって」 だがこの後、この記者が抱いた同情の念は、徐々に疑問へ、やがて怒りへと変貌していくのである。それから数時間後、NHKのキャップが再び、同じ表題の紙を持って各ブースを周り出した。今度の感染者は、捜査1課を担当するリーダーで「仕切り」と呼ばれる男性記者であった。文章にはやはり、〈行動履歴を確認し保健所の聞き取りなどに対応しましたが、NHKのクラブ員を含めて濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉 とあった。さらにこう続く。〈先に陽性が判明している生安担当の記者とは接触がなく、関連はないとみられています〉 先の記者によれば、「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
注目すべきは、この後に続く文章である。〈行動履歴を確認し保健所の聞き取りなどに対応しましたが、NHKのクラブ員を含めて濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉夕方に再び…… ある社の警視庁担当記者が振り返る。「クラブ内で感染者が出たのは初めてではなかったので、この時は特に驚きはしませんでした。NHKさんも大変だなぁって」 だがこの後、この記者が抱いた同情の念は、徐々に疑問へ、やがて怒りへと変貌していくのである。それから数時間後、NHKのキャップが再び、同じ表題の紙を持って各ブースを周り出した。今度の感染者は、捜査1課を担当するリーダーで「仕切り」と呼ばれる男性記者であった。文章にはやはり、〈行動履歴を確認し保健所の聞き取りなどに対応しましたが、NHKのクラブ員を含めて濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉 とあった。さらにこう続く。〈先に陽性が判明している生安担当の記者とは接触がなく、関連はないとみられています〉 先の記者によれば、「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
〈行動履歴を確認し保健所の聞き取りなどに対応しましたが、NHKのクラブ員を含めて濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉夕方に再び…… ある社の警視庁担当記者が振り返る。「クラブ内で感染者が出たのは初めてではなかったので、この時は特に驚きはしませんでした。NHKさんも大変だなぁって」 だがこの後、この記者が抱いた同情の念は、徐々に疑問へ、やがて怒りへと変貌していくのである。それから数時間後、NHKのキャップが再び、同じ表題の紙を持って各ブースを周り出した。今度の感染者は、捜査1課を担当するリーダーで「仕切り」と呼ばれる男性記者であった。文章にはやはり、〈行動履歴を確認し保健所の聞き取りなどに対応しましたが、NHKのクラブ員を含めて濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉 とあった。さらにこう続く。〈先に陽性が判明している生安担当の記者とは接触がなく、関連はないとみられています〉 先の記者によれば、「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
ある社の警視庁担当記者が振り返る。「クラブ内で感染者が出たのは初めてではなかったので、この時は特に驚きはしませんでした。NHKさんも大変だなぁって」 だがこの後、この記者が抱いた同情の念は、徐々に疑問へ、やがて怒りへと変貌していくのである。それから数時間後、NHKのキャップが再び、同じ表題の紙を持って各ブースを周り出した。今度の感染者は、捜査1課を担当するリーダーで「仕切り」と呼ばれる男性記者であった。文章にはやはり、〈行動履歴を確認し保健所の聞き取りなどに対応しましたが、NHKのクラブ員を含めて濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉 とあった。さらにこう続く。〈先に陽性が判明している生安担当の記者とは接触がなく、関連はないとみられています〉 先の記者によれば、「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
「クラブ内で感染者が出たのは初めてではなかったので、この時は特に驚きはしませんでした。NHKさんも大変だなぁって」 だがこの後、この記者が抱いた同情の念は、徐々に疑問へ、やがて怒りへと変貌していくのである。それから数時間後、NHKのキャップが再び、同じ表題の紙を持って各ブースを周り出した。今度の感染者は、捜査1課を担当するリーダーで「仕切り」と呼ばれる男性記者であった。文章にはやはり、〈行動履歴を確認し保健所の聞き取りなどに対応しましたが、NHKのクラブ員を含めて濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉 とあった。さらにこう続く。〈先に陽性が判明している生安担当の記者とは接触がなく、関連はないとみられています〉 先の記者によれば、「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
だがこの後、この記者が抱いた同情の念は、徐々に疑問へ、やがて怒りへと変貌していくのである。それから数時間後、NHKのキャップが再び、同じ表題の紙を持って各ブースを周り出した。今度の感染者は、捜査1課を担当するリーダーで「仕切り」と呼ばれる男性記者であった。文章にはやはり、〈行動履歴を確認し保健所の聞き取りなどに対応しましたが、NHKのクラブ員を含めて濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉 とあった。さらにこう続く。〈先に陽性が判明している生安担当の記者とは接触がなく、関連はないとみられています〉 先の記者によれば、「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
〈行動履歴を確認し保健所の聞き取りなどに対応しましたが、NHKのクラブ員を含めて濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉 とあった。さらにこう続く。〈先に陽性が判明している生安担当の記者とは接触がなく、関連はないとみられています〉 先の記者によれば、「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
とあった。さらにこう続く。〈先に陽性が判明している生安担当の記者とは接触がなく、関連はないとみられています〉 先の記者によれば、「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
〈先に陽性が判明している生安担当の記者とは接触がなく、関連はないとみられています〉 先の記者によれば、「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
先の記者によれば、「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
「この時もまだ、2人目が出ちゃったんだくらいの感覚でした。もちろん、同じクラブ内で感染者が出たのに、関連がないって本当かな、とは思いましたが……」クラスターじゃないのか? だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
だが、翌日の6月1日になると、徐々に記者たちの顔が険しくなっていくのだ。またもや、キャップが“例の紙”を配り出したからである。今度は捜査2課担当の記者が感染したとのこと。さらに、そこにまたもや、あの〈行動履歴を確認し保健所の聞き取り……濃厚接触者にあたる人物はいないとの判断が出ております〉との一文が。その後、文書にはこう書かれていた。〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
〈また、先に陽性が判明している生安担当の記者や1課担当の記者とは接触がありませんでしたが、感染者が相次いでいることを踏まえ、記者クラブのNHKブース内や共用部分について専門業者による消毒を行います。また、NHKの他のクラブ員についても全員PCR検査を受ける予定です〉 前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
前出の記者はこう憤る。「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
「これで3人目です。普通はクラブ内でクラスターが起きたと疑いますよね。しかし、いまだに濃厚接触者はいない、みんなバラバラに感染してきたと言うわけです。しかもこの期に及んで、ようやく全員の検査を行い、消毒すると言う。対応が遅すぎるでしょう」 二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
二度あることは三度ある。2日後の3日、NHKのキャップがあの紙の束を持って、再びブースを回り出した時は、いよいよクラブ内が疑心暗鬼に陥ったことは想像に難くない。「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
「今度は捜査1課担当の若い記者と警備公安担当の2人の感染が判明したと書かれていました。全員検査したら、さらに2人の感染が判明したというのです。新たに感染が判明した1課担当に限定した言い回しでしたが、例のあの『濃厚接触者にあたる人物はいない』のコピペ文も張られていました」(同・記者)「メールで送ってくれ」 別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
別の記者も呆れ果てる。「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
「クラスターを起こしている疑惑のある社のキャップが紙を配り歩いていること自体、非常識じゃないですか。陰性だったとのことですが、潜伏期間などが原因で、偽陰性が出ているだけの可能性だってあるでしょう。みんな顔をしかめながら紙を受け取っていた。『メールで送ってくれよ』と怒り出した他社のキャップもいました」 当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
当然、これだけの感染者を出したのだから、取材先にも迷惑がかかっている。「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
「殺人事件などの凶悪事件を指揮する捜査1課長も、感染した記者と接触していたため、2日間、自宅でリモートすることが検討されました。だが結局、6月1日に立川市のホテルで19歳の少年が風俗嬢と店員を殺傷する事件が発生したため、登庁せざるを得なくなった。ちなみにNHKは、この事件でまともに動ける記者がおらず、ろくに記事が出せていません。また、陽性になった記者の1人が、八王子市で起きた賃貸アパート崩落事件の関連取材で、最近、国交省で開かれたレクにも参加していたという情報も飛び交い、省庁をまたいだ混乱も起きています」(同前)局内でも批判の声が…… NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
NHK内でも、今回のお粗末な対応に批判の声が上がっている。「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
「うちはコロナ対策については、他社に比べて厳しいお達しが出ています。身内は当然、取材先であっても飲み会は禁止。視聴者に感染拡大防止を呼びかける公共放送として、自律しなければならないという考えのもとです。そんな中、リモートがしにくい警視庁クラブは特別扱いを受け、キャップの気が弛んでいたのではないか。もし、保健所の聞き取りに正直に申告していなければ、濃厚接触者はいないってことになりますしね」(20代局員)「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
「保健所が何と言おうが、結果だけ見れば、クラブ内でクラスターが起きたと見るべきでしょう。陽性者が続出した後、社会部で開かれた会議で、キャップは『対面取材でなければ得られない情報も多いので、そこはこだわっていきたい』と発言していました。そりゃ、そうなんですが、今それを言うのはちょっとね……」(30代局員) さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
さすがに5人目が出た3日、NHKはホームページで5人の感染者が出たことを公表した。そこにも、「濃厚接触者はいない」の文言が出てくる。〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
〈(感染した5人のうち)4人は、保健所の聞き取りの結果、家族以外に濃厚接触者はいないという判断が出ています。本日、陽性と判定された1人は今後、保健所の聞き取りを受けることになっています〉 クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
クラスター疑惑があるというのに、「濃厚接触者はいない」で押し通そうという神経とはいかなるものなのか。一連のNHKの対応には、保健所に責任を被せて、事態を矮小化しようとする魂胆が見えるのである。当然、この発表のタイミングについても、「遅すぎる」と内外から批判の声があがっている。 改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
改めてNHKに見解を問うと、文書で次のような回答が来た。「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
「5人の間では、飲食を共にすることや長時間の打ち合わせなどの接触は一切ありませんでした。5人はマスクを常時着用し、取材先でも相手と距離を取るなど、感染防止の対応を講じていました。保健所からは、5人の行動履歴を調査した結果、いずれも家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。なお、感染経路は不明です。 5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
5月31日に感染が確認された2人目については、家族の感染確認を受け濃厚接触者として調査を行い感染が判明したものです。保健所からは、本人の行動履歴を調査した結果、家族以外に濃厚接触者なし、との判断が出ています。6月1日に、自主的に検査を受けた職員の陽性が判明した段階ですぐに、同じ職場に立ち寄った職員全員にリモートワークや在宅勤務などを指示するとともに、全員にPCR検査を行いました。また、専門業者によって、職員が立ち寄った場所の消毒も行いました。今後も保健所と連絡をとりながら必要な感染防止対策を講じてまいります」デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
デイリー新潮取材班2021年6月8日 掲載
2021年6月8日 掲載