愛知・岡崎の住宅にネコ250匹 国内最大規模の多頭飼育崩壊

愛知県岡崎市の男性ブリーダー(37)が少なくとも250匹の猫を大量繁殖させ、十分な飼育ができない「多頭飼育崩壊」の状態になっていることが11日、明らかになった。市は動物愛護法に基づく立ち入り調査を実施し、改善指導している。公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県)によると、猫の多頭飼育崩壊では国内最大規模だという。
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男性ブリーダーは5月から病気入院中で対応できないといい、市は親族らに改善指導した。親族によると、大量繁殖した猫は、男性宅に約200匹、近くの別宅に少なくとも50匹確認された。
男性は2013年からブリーダー活動を始め、1人暮らしの自宅と別宅でそれぞれ飼育。パート従業員が1人いるが、6月施行の改正動物愛護法では、従業員1人当たりの猫の飼育数は22年から35匹、24年から25匹と定めている。
親族は2日に市内の保護猫カフェ「アエル」に相談し、現在はアエルや親族らが掃除や猫の世話をしている。
親族から5日に連絡を受けた市は10日までに2回、男性宅を立ち入り調査し、病気の猫を含め208匹を確認。市に申請している60匹を超える飼育数や不衛生な環境などについて、市は親族らに指導した。
県外から駆けつけた親族の一人は11日、取材に「明らかに行きすぎた飼育でボランティアの力を借りないとどうしようもない。去勢手術が課題」と肩を落とした。今後アエルの協力で飼い主を探していくという。【川瀬慎一朗】