川崎市がワクチン6396回分を廃棄 冷凍庫不良か 温度上がり解凍

川崎市は13日、新型コロナウイルスのワクチン計6396回分を廃棄したと発表した。ワクチンを保管していた超低温冷凍庫の温度が上昇し、一度解凍されたため。この冷凍庫は不良品とみられ、市は新しいものに交換した。
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市によると、13日朝、高齢者施設利用者らへの巡回接種用の米ファイザー社製ワクチンを保管していた超低温冷凍庫から警報音が鳴った。この冷凍庫は普段、マイナス70~80度に設定されているが、温度計の記録を調べたところ、11日午後2時ごろから温度が上昇し、12日午後3時ごろに9・1度に達していた。その後再び凍結したという。
ファイザー社のワクチンは一度解凍したものを再凍結して使用することが禁じられている。冷凍庫のメーカーは12日、一部の不良品で温度が上昇する可能性があると発表しており、調べたところ該当していたという。現在メーカーが原因を検証している。
市は5月29日にも解凍用冷蔵庫の温度上昇で150回分のワクチンを廃棄していた。冷凍庫の定期的な温度確認や予備の確保などの再発防止策を徹底するとしている。【牧野大輔】