酒提供解禁は都知事判断 「1分でも…」飲食店主らの切実な思い

いつになったら遠ざかった日常は戻るのか。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が「まん延防止等重点措置」に切り替わる7都道府県で、飲食店の酒類提供を容認する方針を政府が打ち出した。ただ、東京都が実際に「解禁」するかは、18日に都知事が判断する。店主らは祈る気持ちで状況を見守っている。
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「酒を提供できない期間がこれ以上延びると、本当に苦しい……」。東京・中野の日本酒バル「青二才」店長の井上夕輔さん(33)は切実な表情を浮かべる。50銘柄に及ぶ各地の地酒は売上額の半分を占める「稼ぎ頭」だ。現在休業中。「たとえ1時間でも1分でも、酒を出せる時間は貴重だ」との訴えは誇張ではない。
東京23区の飲食店に対する都からの営業時間短縮などの要請は昨年11月下旬以降、切れ目なく続く。井上さんは全ての要請に従ってきた。だが都の協力金は、まだ3月上旬までの分しか支給されていない。毎月の家賃や人件費の支払いは重くのしかかる。
店は中野駅近くで居酒屋など約50店が軒を連ねる「レンガ坂商店会」の一角にある。都が酒類を提供する飲食店に休業を要請した4月下旬から多くの店がシャッターを下ろした。酒を提供せずに店を開けていても採算が取れないためだ。
実は井上さんらは、ささやかな抵抗を試みている。レンガ坂商店会と近くの商店街の約20店が連携し、休業中にもかかわらず看板の明かりを夜通し点灯しているのだ。明かりは街の安全やにぎわいを保ち、いずれ日常が取り戻せたら客を呼び込むことにもつながる――。小池百合子都知事は繁華街のネオンを消灯するよう呼びかけたが、店主たちはそう考えた。 井上さんはスタッフと中野駅周辺の清掃にも精を出す。「路上飲み」が増えてたばこの吸い殻や空き缶が目立つようになり、ゴミ袋と火ばさみを手にする頻度も増えた。「飲酒に対する印象が悪くならないように掃除を続ける」 酒類の「解禁」を願う明かりは、近くのバル「roji」にもともる。経営する蟻塚純さん(38)は、酒類提供を午後7時まで、営業を8時までとする政府の方針に「時間が短すぎる」と肩を落とす。政府は飲食店への措置を解除しない一方、東京オリンピックには観客を迎え入れる方向とされる。「店に集まるのはだめなのに五輪会場は許されるのか」。多くの飲食店関係者が抱くであろう疑念を代弁する。 1000円で気持ちよく酔える「せんべろ」の店が並ぶ京成立石駅前(東京都葛飾区)の居酒屋「みちくさ」を経営する竹内孝人さん(35)もため息をつく。「時短や休業で手持ち無沙汰となり、生きがいを奪われている」。政府方針の通りになっても、すぐに客足は戻らないと覚悟する。 東京・渋谷で酒類を出さずに営業を続けるバー「おばんざいLC」店長の岡本孝志さん(38)は最近、周囲で酒を提供する店が増えたように感じる。「出歩く人がいれば店を開けるのが私たちの仕事。どんな根拠で時短の時間を決めているのか、行政は説明して」【井口慎太郎、木下翔太郎】
井上さんはスタッフと中野駅周辺の清掃にも精を出す。「路上飲み」が増えてたばこの吸い殻や空き缶が目立つようになり、ゴミ袋と火ばさみを手にする頻度も増えた。「飲酒に対する印象が悪くならないように掃除を続ける」 酒類の「解禁」を願う明かりは、近くのバル「roji」にもともる。経営する蟻塚純さん(38)は、酒類提供を午後7時まで、営業を8時までとする政府の方針に「時間が短すぎる」と肩を落とす。政府は飲食店への措置を解除しない一方、東京オリンピックには観客を迎え入れる方向とされる。「店に集まるのはだめなのに五輪会場は許されるのか」。多くの飲食店関係者が抱くであろう疑念を代弁する。 1000円で気持ちよく酔える「せんべろ」の店が並ぶ京成立石駅前(東京都葛飾区)の居酒屋「みちくさ」を経営する竹内孝人さん(35)もため息をつく。「時短や休業で手持ち無沙汰となり、生きがいを奪われている」。政府方針の通りになっても、すぐに客足は戻らないと覚悟する。 東京・渋谷で酒類を出さずに営業を続けるバー「おばんざいLC」店長の岡本孝志さん(38)は最近、周囲で酒を提供する店が増えたように感じる。「出歩く人がいれば店を開けるのが私たちの仕事。どんな根拠で時短の時間を決めているのか、行政は説明して」【井口慎太郎、木下翔太郎】
酒類の「解禁」を願う明かりは、近くのバル「roji」にもともる。経営する蟻塚純さん(38)は、酒類提供を午後7時まで、営業を8時までとする政府の方針に「時間が短すぎる」と肩を落とす。政府は飲食店への措置を解除しない一方、東京オリンピックには観客を迎え入れる方向とされる。「店に集まるのはだめなのに五輪会場は許されるのか」。多くの飲食店関係者が抱くであろう疑念を代弁する。 1000円で気持ちよく酔える「せんべろ」の店が並ぶ京成立石駅前(東京都葛飾区)の居酒屋「みちくさ」を経営する竹内孝人さん(35)もため息をつく。「時短や休業で手持ち無沙汰となり、生きがいを奪われている」。政府方針の通りになっても、すぐに客足は戻らないと覚悟する。 東京・渋谷で酒類を出さずに営業を続けるバー「おばんざいLC」店長の岡本孝志さん(38)は最近、周囲で酒を提供する店が増えたように感じる。「出歩く人がいれば店を開けるのが私たちの仕事。どんな根拠で時短の時間を決めているのか、行政は説明して」【井口慎太郎、木下翔太郎】
1000円で気持ちよく酔える「せんべろ」の店が並ぶ京成立石駅前(東京都葛飾区)の居酒屋「みちくさ」を経営する竹内孝人さん(35)もため息をつく。「時短や休業で手持ち無沙汰となり、生きがいを奪われている」。政府方針の通りになっても、すぐに客足は戻らないと覚悟する。 東京・渋谷で酒類を出さずに営業を続けるバー「おばんざいLC」店長の岡本孝志さん(38)は最近、周囲で酒を提供する店が増えたように感じる。「出歩く人がいれば店を開けるのが私たちの仕事。どんな根拠で時短の時間を決めているのか、行政は説明して」【井口慎太郎、木下翔太郎】
東京・渋谷で酒類を出さずに営業を続けるバー「おばんざいLC」店長の岡本孝志さん(38)は最近、周囲で酒を提供する店が増えたように感じる。「出歩く人がいれば店を開けるのが私たちの仕事。どんな根拠で時短の時間を決めているのか、行政は説明して」【井口慎太郎、木下翔太郎】