「だいぶ汚しましたね」「一文にもなりませんよ」高額請求、暴言、買い叩き…遺品整理の現場で頻発する3つのトラブル

新型コロナウイルスの感染拡大で、社会には大きな変化がいくつも起こった。そのうちのひとつが、亡くなる人をめぐる変化だ。
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人と人との接触の機会が減って地域の見守り活動なども難しくなったことなどから、孤独死の問題が深刻化。自殺率の上昇も問題になった。
突然の身内の死には、ショックを受けて思わず何も手につかないという人も多い。そんな残された家族たちを支える存在が、「遺品整理士」だ。
超高齢化社会を迎え、近年の日本で需要が高まり続ける「遺品整理士」たち。一方で、現場では多くのトラブルも起こっているという。そうしたトラブルに巻き込まれないために何が出来るのか。2011年9月、一般社団法人遺品整理士認定協会を設立した「遺品整理士」の第一人者・木村榮治氏の『遺品整理士という仕事』 (平凡社新書)より、一部を抜粋して引用する。
(写真はイメージ)iStock.com
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膨大な量の遺品を処分しなければならないという状況下に遺族が突然置かれ始めたこと、また「遺品整理」という言葉が一部の業者から生まれたことにより、遺品整理の需要は急激に伸び始めました。
様々な関連業者がその供給に応じた結果、当協会が発足した2011年9月時点で全国に約3000社ほどあった遺品整理の関連業者は、2013年11月の時点で5000~6000社と倍増しています。今後も確実に増えていくものと思われ、供給が不足するような事態にはならないと考えてよいでしょう。しかし、だからこそ遺族には気をつけていただきたいことがあります。
遺品整理を依頼する方の多くは、一人暮らしの高齢者や重いものを運べない女性です。つまり体力的に弱い立場にある人が、チラシなどで知った、つまりよく知らない、たいていは男性である業者を家へと迎え入れるということを、客観的に考えてみてください。どんなに治安がいいと言われる日本においても、リスクの伴う行為であることは一目瞭然ではないでしょうか。 そして実際にトラブルは多発しています。目立つのは高額請求で、見積もり時より大幅に請求額を吊り上げられたとして消費者の相談窓口に多くの苦情が寄せられているのです。遺品整理の金額というのは、規模にもよりますが家一軒を整理すれば数万円で済むことはまずありません。数十万円にはなりますが、それが吊り上げられれば100万円を超えてしまう場合もあるでしょう。 それをただ「突っぱねればよいのだ」と言えるのは、当事者になったことがないからです。自分しかいない自宅に踏み入られているという状況に気づいて恐ろしくなり、「もめたらどんなことをされるか分からない」と言うなりになってしまう高齢者や女性のことを、誰が責められるでしょうか。そして、そこにつけ込む卑劣な業者が、確かに存在するのです。 トラブルは高額請求にとどまりません。個々の例にはいくつかの要素が絡み合うこともありますが、大きくは次の3つに分類することができます。それぞれ、事例を交えて紹介しましょう。その1:その場で起こる金・もの・心のトラブル 先に紹介したような高額請求はもとより、買い取りに訪れた際に貴重品を盗まれるという事例も発生しています。 2013年10月から年明けにかけて、高齢女性が貴金属買い取り業者を装った男に貴金属を盗まれる被害が同地域で多発したと静岡新聞が報じました。被害総額は数百万円に上るそうです。 男は貴金属を鑑定するふりをして、女性がその場を離れたすきにそのまま持ち去ったとのこと。こんなことが次々に起こったというのです。もはやトラブルどころか明らかな犯罪です。相手が社会的に弱い立場であることにつけ込んだ、悪質な業者の仕業と言えます。 このケースは必ずしも遺品にかかわる犯罪ではなかったようですが、もしこうして盗まれたものがかけがえのない形見の品だったらどうでしょう。故人に対して申しわけが立たず、自分が気に入っていただけのものよりも、心に相当なダメージを負うことが分かるでしょう。このように、特に遺品についてのトラブルは、ものやお金のトラブルにとどまることなく、遺族の心のダメージに直結してくるのです。 また「部屋の中をだいぶ汚しましたね」「こんなものでは一文にもなりませんよ」などと心ない業者に乱暴なもの言いをされる、また悪意はなくとも遺品を粗末に扱われるといったことは、直接的な心のトラブルと言えます。さらにお金やもののトラブルが重なると、遺族の心はズタズタになってしまいます。その2:不法投棄 2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
そして実際にトラブルは多発しています。目立つのは高額請求で、見積もり時より大幅に請求額を吊り上げられたとして消費者の相談窓口に多くの苦情が寄せられているのです。遺品整理の金額というのは、規模にもよりますが家一軒を整理すれば数万円で済むことはまずありません。数十万円にはなりますが、それが吊り上げられれば100万円を超えてしまう場合もあるでしょう。 それをただ「突っぱねればよいのだ」と言えるのは、当事者になったことがないからです。自分しかいない自宅に踏み入られているという状況に気づいて恐ろしくなり、「もめたらどんなことをされるか分からない」と言うなりになってしまう高齢者や女性のことを、誰が責められるでしょうか。そして、そこにつけ込む卑劣な業者が、確かに存在するのです。 トラブルは高額請求にとどまりません。個々の例にはいくつかの要素が絡み合うこともありますが、大きくは次の3つに分類することができます。それぞれ、事例を交えて紹介しましょう。その1:その場で起こる金・もの・心のトラブル 先に紹介したような高額請求はもとより、買い取りに訪れた際に貴重品を盗まれるという事例も発生しています。 2013年10月から年明けにかけて、高齢女性が貴金属買い取り業者を装った男に貴金属を盗まれる被害が同地域で多発したと静岡新聞が報じました。被害総額は数百万円に上るそうです。 男は貴金属を鑑定するふりをして、女性がその場を離れたすきにそのまま持ち去ったとのこと。こんなことが次々に起こったというのです。もはやトラブルどころか明らかな犯罪です。相手が社会的に弱い立場であることにつけ込んだ、悪質な業者の仕業と言えます。 このケースは必ずしも遺品にかかわる犯罪ではなかったようですが、もしこうして盗まれたものがかけがえのない形見の品だったらどうでしょう。故人に対して申しわけが立たず、自分が気に入っていただけのものよりも、心に相当なダメージを負うことが分かるでしょう。このように、特に遺品についてのトラブルは、ものやお金のトラブルにとどまることなく、遺族の心のダメージに直結してくるのです。 また「部屋の中をだいぶ汚しましたね」「こんなものでは一文にもなりませんよ」などと心ない業者に乱暴なもの言いをされる、また悪意はなくとも遺品を粗末に扱われるといったことは、直接的な心のトラブルと言えます。さらにお金やもののトラブルが重なると、遺族の心はズタズタになってしまいます。その2:不法投棄 2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
それをただ「突っぱねればよいのだ」と言えるのは、当事者になったことがないからです。自分しかいない自宅に踏み入られているという状況に気づいて恐ろしくなり、「もめたらどんなことをされるか分からない」と言うなりになってしまう高齢者や女性のことを、誰が責められるでしょうか。そして、そこにつけ込む卑劣な業者が、確かに存在するのです。 トラブルは高額請求にとどまりません。個々の例にはいくつかの要素が絡み合うこともありますが、大きくは次の3つに分類することができます。それぞれ、事例を交えて紹介しましょう。その1:その場で起こる金・もの・心のトラブル 先に紹介したような高額請求はもとより、買い取りに訪れた際に貴重品を盗まれるという事例も発生しています。 2013年10月から年明けにかけて、高齢女性が貴金属買い取り業者を装った男に貴金属を盗まれる被害が同地域で多発したと静岡新聞が報じました。被害総額は数百万円に上るそうです。 男は貴金属を鑑定するふりをして、女性がその場を離れたすきにそのまま持ち去ったとのこと。こんなことが次々に起こったというのです。もはやトラブルどころか明らかな犯罪です。相手が社会的に弱い立場であることにつけ込んだ、悪質な業者の仕業と言えます。 このケースは必ずしも遺品にかかわる犯罪ではなかったようですが、もしこうして盗まれたものがかけがえのない形見の品だったらどうでしょう。故人に対して申しわけが立たず、自分が気に入っていただけのものよりも、心に相当なダメージを負うことが分かるでしょう。このように、特に遺品についてのトラブルは、ものやお金のトラブルにとどまることなく、遺族の心のダメージに直結してくるのです。 また「部屋の中をだいぶ汚しましたね」「こんなものでは一文にもなりませんよ」などと心ない業者に乱暴なもの言いをされる、また悪意はなくとも遺品を粗末に扱われるといったことは、直接的な心のトラブルと言えます。さらにお金やもののトラブルが重なると、遺族の心はズタズタになってしまいます。その2:不法投棄 2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
トラブルは高額請求にとどまりません。個々の例にはいくつかの要素が絡み合うこともありますが、大きくは次の3つに分類することができます。それぞれ、事例を交えて紹介しましょう。その1:その場で起こる金・もの・心のトラブル 先に紹介したような高額請求はもとより、買い取りに訪れた際に貴重品を盗まれるという事例も発生しています。 2013年10月から年明けにかけて、高齢女性が貴金属買い取り業者を装った男に貴金属を盗まれる被害が同地域で多発したと静岡新聞が報じました。被害総額は数百万円に上るそうです。 男は貴金属を鑑定するふりをして、女性がその場を離れたすきにそのまま持ち去ったとのこと。こんなことが次々に起こったというのです。もはやトラブルどころか明らかな犯罪です。相手が社会的に弱い立場であることにつけ込んだ、悪質な業者の仕業と言えます。 このケースは必ずしも遺品にかかわる犯罪ではなかったようですが、もしこうして盗まれたものがかけがえのない形見の品だったらどうでしょう。故人に対して申しわけが立たず、自分が気に入っていただけのものよりも、心に相当なダメージを負うことが分かるでしょう。このように、特に遺品についてのトラブルは、ものやお金のトラブルにとどまることなく、遺族の心のダメージに直結してくるのです。 また「部屋の中をだいぶ汚しましたね」「こんなものでは一文にもなりませんよ」などと心ない業者に乱暴なもの言いをされる、また悪意はなくとも遺品を粗末に扱われるといったことは、直接的な心のトラブルと言えます。さらにお金やもののトラブルが重なると、遺族の心はズタズタになってしまいます。その2:不法投棄 2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
先に紹介したような高額請求はもとより、買い取りに訪れた際に貴重品を盗まれるという事例も発生しています。 2013年10月から年明けにかけて、高齢女性が貴金属買い取り業者を装った男に貴金属を盗まれる被害が同地域で多発したと静岡新聞が報じました。被害総額は数百万円に上るそうです。 男は貴金属を鑑定するふりをして、女性がその場を離れたすきにそのまま持ち去ったとのこと。こんなことが次々に起こったというのです。もはやトラブルどころか明らかな犯罪です。相手が社会的に弱い立場であることにつけ込んだ、悪質な業者の仕業と言えます。 このケースは必ずしも遺品にかかわる犯罪ではなかったようですが、もしこうして盗まれたものがかけがえのない形見の品だったらどうでしょう。故人に対して申しわけが立たず、自分が気に入っていただけのものよりも、心に相当なダメージを負うことが分かるでしょう。このように、特に遺品についてのトラブルは、ものやお金のトラブルにとどまることなく、遺族の心のダメージに直結してくるのです。 また「部屋の中をだいぶ汚しましたね」「こんなものでは一文にもなりませんよ」などと心ない業者に乱暴なもの言いをされる、また悪意はなくとも遺品を粗末に扱われるといったことは、直接的な心のトラブルと言えます。さらにお金やもののトラブルが重なると、遺族の心はズタズタになってしまいます。その2:不法投棄 2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
2013年10月から年明けにかけて、高齢女性が貴金属買い取り業者を装った男に貴金属を盗まれる被害が同地域で多発したと静岡新聞が報じました。被害総額は数百万円に上るそうです。 男は貴金属を鑑定するふりをして、女性がその場を離れたすきにそのまま持ち去ったとのこと。こんなことが次々に起こったというのです。もはやトラブルどころか明らかな犯罪です。相手が社会的に弱い立場であることにつけ込んだ、悪質な業者の仕業と言えます。 このケースは必ずしも遺品にかかわる犯罪ではなかったようですが、もしこうして盗まれたものがかけがえのない形見の品だったらどうでしょう。故人に対して申しわけが立たず、自分が気に入っていただけのものよりも、心に相当なダメージを負うことが分かるでしょう。このように、特に遺品についてのトラブルは、ものやお金のトラブルにとどまることなく、遺族の心のダメージに直結してくるのです。 また「部屋の中をだいぶ汚しましたね」「こんなものでは一文にもなりませんよ」などと心ない業者に乱暴なもの言いをされる、また悪意はなくとも遺品を粗末に扱われるといったことは、直接的な心のトラブルと言えます。さらにお金やもののトラブルが重なると、遺族の心はズタズタになってしまいます。その2:不法投棄 2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
男は貴金属を鑑定するふりをして、女性がその場を離れたすきにそのまま持ち去ったとのこと。こんなことが次々に起こったというのです。もはやトラブルどころか明らかな犯罪です。相手が社会的に弱い立場であることにつけ込んだ、悪質な業者の仕業と言えます。 このケースは必ずしも遺品にかかわる犯罪ではなかったようですが、もしこうして盗まれたものがかけがえのない形見の品だったらどうでしょう。故人に対して申しわけが立たず、自分が気に入っていただけのものよりも、心に相当なダメージを負うことが分かるでしょう。このように、特に遺品についてのトラブルは、ものやお金のトラブルにとどまることなく、遺族の心のダメージに直結してくるのです。 また「部屋の中をだいぶ汚しましたね」「こんなものでは一文にもなりませんよ」などと心ない業者に乱暴なもの言いをされる、また悪意はなくとも遺品を粗末に扱われるといったことは、直接的な心のトラブルと言えます。さらにお金やもののトラブルが重なると、遺族の心はズタズタになってしまいます。その2:不法投棄 2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
このケースは必ずしも遺品にかかわる犯罪ではなかったようですが、もしこうして盗まれたものがかけがえのない形見の品だったらどうでしょう。故人に対して申しわけが立たず、自分が気に入っていただけのものよりも、心に相当なダメージを負うことが分かるでしょう。このように、特に遺品についてのトラブルは、ものやお金のトラブルにとどまることなく、遺族の心のダメージに直結してくるのです。 また「部屋の中をだいぶ汚しましたね」「こんなものでは一文にもなりませんよ」などと心ない業者に乱暴なもの言いをされる、また悪意はなくとも遺品を粗末に扱われるといったことは、直接的な心のトラブルと言えます。さらにお金やもののトラブルが重なると、遺族の心はズタズタになってしまいます。その2:不法投棄 2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
このケースは必ずしも遺品にかかわる犯罪ではなかったようですが、もしこうして盗まれたものがかけがえのない形見の品だったらどうでしょう。故人に対して申しわけが立たず、自分が気に入っていただけのものよりも、心に相当なダメージを負うことが分かるでしょう。このように、特に遺品についてのトラブルは、ものやお金のトラブルにとどまることなく、遺族の心のダメージに直結してくるのです。 また「部屋の中をだいぶ汚しましたね」「こんなものでは一文にもなりませんよ」などと心ない業者に乱暴なもの言いをされる、また悪意はなくとも遺品を粗末に扱われるといったことは、直接的な心のトラブルと言えます。さらにお金やもののトラブルが重なると、遺族の心はズタズタになってしまいます。その2:不法投棄 2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
また「部屋の中をだいぶ汚しましたね」「こんなものでは一文にもなりませんよ」などと心ない業者に乱暴なもの言いをされる、また悪意はなくとも遺品を粗末に扱われるといったことは、直接的な心のトラブルと言えます。さらにお金やもののトラブルが重なると、遺族の心はズタズタになってしまいます。その2:不法投棄 2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
2014年8月、十勝地方の空き地などで中古家電製品が300台以上も不法投棄されているのが見つかり、札幌市の廃品回収業者が逮捕されました。冷蔵庫やパチンコ台などの廃棄物約160キロを私道などに捨てたとのこと。 また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
また翌月には宮城で、これは産業廃棄物の業者ではありますが、建物の廃材や廃プラスチック、焼却灰などを不法投棄したとして中間処理業者が現場検証を受けました。最終的な不法投棄量は数百トンに上ると見られています。 なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
なお同時期に熊本でも逮捕者が出ました。解体業者が、家屋を解体して出た木くずやコンクリート片など約70トンを、熊本市の空き地に捨てたとのこと。 このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
このように不法投棄事件は後を絶ちません。不法に投棄されるものは産業廃棄物などの場合も多いのですが、遺品整理で引き取ってきたものも大量に紛れ込んでいます。もしかしたら、このようなニュースを日ごろから目にする人には「よくあること」かもしれません。そのような業者にかかわってしまっても、運が悪かった、しょうがないという考えの人もいることでしょう。 しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
しかし、想像してみていただきたいのです。他のおびただしい家電などと一緒に雨ざらしになっているのが、自分の持ちものだった品ではなく、母親の嫁入り道具の鏡台だったとしたら。家族の思い出がたくさん詰まっているちゃぶ台だったとしたら。愛する人が使っていたものが、きちんと処分されることなく打ち捨てられ、環境破壊の一部を担ってしまっているとしたら……。 謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
謝るべき故人はすでにいません。その3:不正な買い取り 2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
2014年3月12日の東京スポーツ一面に「震災から三年 仮設住宅 遺品に群がるハイエナ業者」というショッキングな見出しが躍りました。遺品整理業者が、「遺族がおらず誰からも文句を言われないから、とタカをくくって高価な遺品を買い叩いている」という現状が報じられたのです。 同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
同紙によると、仮設住宅で亡くなった単身者の遺品を整理するために自治体が業者に依頼したところ、貴金属に二束三文の値をつけて不正な買い取りをしているというのです。自治体の担当者も業者のやり口には心を痛めているとのこと。すでにこの世にいない人の尊厳など知ったことではない、ということでしょうか。 このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
このときは私どもも同紙から取材を受け、亡くなった人のものだからという、ただそれだけの理由で買い取り値を安くごまかす業者の存在などを明かしました。 被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
被災地の場合は身内がいないケースです。もしかしたら、「私には、買い取り金額が安かったらちゃんと文句を言ってくれる子どもがいる」などと気にされない方もいるかもしれません。 しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
しかし、査定をする人間が本当は値打ちのあるものだと分かっているのに、依頼者の無知につけ込んで安値を示してきたとしたらどうでしょう。身内がいても、安心はできません。買い取りや査定という、不明瞭な領域では、自分の利益を守るのがたいへん難しいのです。依頼者に何が出来るのか 以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
以上、3つのトラブルをまずは簡単に紹介しました。 1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
1つ目の「金・もの・心のトラブル」については、その場で起こるものですから、業者をきちんと選び毅然とした態度で臨む、というように依頼者が自分で気をつけることができます。 しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
しかし、2つ目の不法投棄、3つ目の不正買い取りについては、依頼する側がどんなに気をつけようと止めるのは難しいでしょう。この依頼者から見えにくい部分で不正を犯す業者が何と多いことか。 しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
しかし、目に見えない不正を撲滅することこそ、当協会の使命と心得ています。そのためには、消費者の皆様にもその実態を知ってもらい、「あれっ、おかしいな。もしかしたら本に書いてあった不正ではないだろうか」と思ったときには業者に指摘をしていただいて、当協会と消費者双方から悪徳業者を牽制することが重要です。(木村 榮治)
(木村 榮治)