未明の踏切に座り込む女性…3度の声掛けでとどまらせた飛び込み自殺

大牟田署は1日、大牟田市のJR鹿児島線の踏切で列車に飛び込んで自殺しようとしていた女性を助けたとして、福岡市博多区の会社員、富永芳雄さん(35)に感謝状を贈った。
署によると、大牟田市で夜間作業を終えた富永さんが6月10日午前4時前、市内の不知火町踏切付近を車で通りかかった際、座り込んでいる女性を見つけた。不審に思い声を掛けると、暗い表情で「大丈夫です」と話したという。いったん立ち去ったが気になり、約10分後に戻ると同じ場所にいたため、再度声を掛けて近くで見守った。
約10分後、警報機が鳴ると、女性は立ち上がって踏切に向かって歩き出した。富永さんは説得して思いとどまらせた。貨物列車が通過した後、女性はその場で泣き崩れ「死にたかった」と訴えたため、警察に通報したという。
感謝状を受け取った富永さんは「助かってよかった。命を大切にして生きてほしい」と話した。眞崎俊行署長は「未明の踏切で3度声を掛けて見守り、尊い命を救った」と富永さんの行動を賞賛した。 (立山和久)