熱海市の大規模土石流、港で2人発見も心肺停止か 15歳少年は自力で脱出

3日、静岡県熱海市で大規模な土石流が発生した。住宅十数棟が流され、20人程度の安否が分かっていない。

午前10時半頃、静岡家熱海市伊豆山で付近の住民から「土砂崩れが起きた」と消防に通報があった。土砂は国道135号を覆い、少なくとも数十メートル規模の土石流が複数回にわたって発生したとみられる。
【映像】住宅街に流れ込む土石流(現場の様子)
また、土石流が起きた川が流れ込む港で2人が見つかったが、心肺停止とみられている。付近に住む15歳の男の子は、自力で脱出したところを消防に救助され、救急搬送された。命に別状はないという。
被害を受け、静岡県の川勝知事は、自衛隊に災害派遣を要請。また、警察庁によると、静岡県の情報とは一致していないが、午後1時45分現在、住宅など10数軒が流され、19人程度の安否が分かっていないという情報があるものの、二次災害の恐れから現場での警察の活動が進まず、情報の確認は取れていないという。
政府は、午後1時10分に総理官邸の地下にある危機管理センターに「官邸対策室」を設置。被害状況の把握と情報の分析にあたっている。
菅総理大臣は総理官邸の隣にある公邸で棚橋防災担当大臣らから被害状況などの報告を受けた。棚橋大臣によると菅総理は、早急に状況を把握し、地方自治体とも緊密に連携・情報収集しながら、被災者の救命救助人命を最優先に対応すること、そして人命確保に最優先であたるよう指示したという。
政府は、午後2時から関係省庁の局長級の対策会議を開いている。