「腹筋1000回」「ベンチプレス150キロ」はエライのか…筋トレでハマりやすい“3つの罠”をご存知ですか?

一般人向けのパーソナルトレーニングの登場や、24時間営業のフィットネスジムの事業所数増加。いまや“筋トレ”をすることが当たり前の時代になったといっても過言ではないだろう。しかし、筋トレを行う人の中には誤った方法でのトレーニングに励んでいる人も少なくないという。
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そう指摘するのは、菊池雄星投手らプロアスリートのパーソナルトレーナーとして絶大な人気を誇る清水忍氏だ。ここでは同氏の著書『ロジカル筋トレ 超合理的に体を変える』(幻冬舎新書)の一部を抜粋。筋トレで陥りがちな“罠”について紹介する。(全2回の1回目/後編を読む)
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筋トレ好きには、さりげなくトレーニング量を自慢してくる人が少なくない。みなさんの周りにも「自分、腹筋1000回をルーティンにしてるんで……」とか「フフフ、この前、とうとうベンチプレス150キロをクリアしたんですよ」などと言ってくる人がいるのではないだろうか。
みなさんは、こういった「筋トレ数字自慢」を聞いてどんなリアクションをするだろう。
「せ、1000回? エライなあ、1000回なんて自分にはとても無理だよ」「150キロ! スゲーッ、もう超人レベルじゃん」といったように相手をほめたたえ、尊敬のまなざしを送るだろうか。 私はあまり素直にほめる気にはなれない。 なぜなら、このように「回数」や「キロ数」に囚われていると、もともと何のためにやっていたかの目的を見失ってしまいがちだからだ。 筋力トレーニングの目的は人それぞれだ。競技や試合でのパフォーマンス向上のためにやっている人もいるし、ボディビルやボディメークで理想の筋肉をつけるためにやっている人もいるだろう。また、健康や美容のコンディションを維持・改善するためにやっている人も多い。 ただ、どんな目的で始めたにせよ、「1000回」「150キロ」などの数字に囚われ出すと、だんだん「1000回やること」「150キロ上げること」が目的になっていってしまう。そして、「その人本来の目的」がいつの間にか忘れ去られていってしまうのだ。 しかも、「何回やる」「何キロ上げる」というところにフォーカスを当てていると、多くの人は回数やキロ数を稼ぐためにフォームを崩し、自分にとってラクなフォームでトレーニングを行なうようになっていく。これが非常に問題なのだ。 あるとき、ベンチプレスのバーベルを胸までストンと速く下ろしてしまうスポーツ選手がいたので理由を訊くと、彼は「ゆっくり下ろすと30回上げられないので」と言った。 まさにこれが典型的な間違いである。筋トレの基本はゆっくり上げて、ゆっくり下ろすことだ。上げるときも下ろすときもゆっくり行なうことで、筋肉に大きな負荷がかけられるからである。 どんなにたくさんの回数をこなそうとも、ラクなフォームでやっていてはほとんど意味がない。 たとえば、「腹筋1000回」。1000回もやろうという人は、ちょこちょこと頭が上下するような「負荷の軽いやり方」をしていることが多い。私は「ちょこちょこ腹筋」と呼んでいるのだが、そんなラクなフォームでやっていては、たとえ1000回やったとしてもたいしたトレーニング効果は得られない。むしろ1000回をこなすためのラクなフォームでやっているように見える。「30回以上できるトレーニング」は時間の無駄 そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
私はあまり素直にほめる気にはなれない。 なぜなら、このように「回数」や「キロ数」に囚われていると、もともと何のためにやっていたかの目的を見失ってしまいがちだからだ。 筋力トレーニングの目的は人それぞれだ。競技や試合でのパフォーマンス向上のためにやっている人もいるし、ボディビルやボディメークで理想の筋肉をつけるためにやっている人もいるだろう。また、健康や美容のコンディションを維持・改善するためにやっている人も多い。 ただ、どんな目的で始めたにせよ、「1000回」「150キロ」などの数字に囚われ出すと、だんだん「1000回やること」「150キロ上げること」が目的になっていってしまう。そして、「その人本来の目的」がいつの間にか忘れ去られていってしまうのだ。 しかも、「何回やる」「何キロ上げる」というところにフォーカスを当てていると、多くの人は回数やキロ数を稼ぐためにフォームを崩し、自分にとってラクなフォームでトレーニングを行なうようになっていく。これが非常に問題なのだ。 あるとき、ベンチプレスのバーベルを胸までストンと速く下ろしてしまうスポーツ選手がいたので理由を訊くと、彼は「ゆっくり下ろすと30回上げられないので」と言った。 まさにこれが典型的な間違いである。筋トレの基本はゆっくり上げて、ゆっくり下ろすことだ。上げるときも下ろすときもゆっくり行なうことで、筋肉に大きな負荷がかけられるからである。 どんなにたくさんの回数をこなそうとも、ラクなフォームでやっていてはほとんど意味がない。 たとえば、「腹筋1000回」。1000回もやろうという人は、ちょこちょこと頭が上下するような「負荷の軽いやり方」をしていることが多い。私は「ちょこちょこ腹筋」と呼んでいるのだが、そんなラクなフォームでやっていては、たとえ1000回やったとしてもたいしたトレーニング効果は得られない。むしろ1000回をこなすためのラクなフォームでやっているように見える。「30回以上できるトレーニング」は時間の無駄 そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
なぜなら、このように「回数」や「キロ数」に囚われていると、もともと何のためにやっていたかの目的を見失ってしまいがちだからだ。 筋力トレーニングの目的は人それぞれだ。競技や試合でのパフォーマンス向上のためにやっている人もいるし、ボディビルやボディメークで理想の筋肉をつけるためにやっている人もいるだろう。また、健康や美容のコンディションを維持・改善するためにやっている人も多い。 ただ、どんな目的で始めたにせよ、「1000回」「150キロ」などの数字に囚われ出すと、だんだん「1000回やること」「150キロ上げること」が目的になっていってしまう。そして、「その人本来の目的」がいつの間にか忘れ去られていってしまうのだ。 しかも、「何回やる」「何キロ上げる」というところにフォーカスを当てていると、多くの人は回数やキロ数を稼ぐためにフォームを崩し、自分にとってラクなフォームでトレーニングを行なうようになっていく。これが非常に問題なのだ。 あるとき、ベンチプレスのバーベルを胸までストンと速く下ろしてしまうスポーツ選手がいたので理由を訊くと、彼は「ゆっくり下ろすと30回上げられないので」と言った。 まさにこれが典型的な間違いである。筋トレの基本はゆっくり上げて、ゆっくり下ろすことだ。上げるときも下ろすときもゆっくり行なうことで、筋肉に大きな負荷がかけられるからである。 どんなにたくさんの回数をこなそうとも、ラクなフォームでやっていてはほとんど意味がない。 たとえば、「腹筋1000回」。1000回もやろうという人は、ちょこちょこと頭が上下するような「負荷の軽いやり方」をしていることが多い。私は「ちょこちょこ腹筋」と呼んでいるのだが、そんなラクなフォームでやっていては、たとえ1000回やったとしてもたいしたトレーニング効果は得られない。むしろ1000回をこなすためのラクなフォームでやっているように見える。「30回以上できるトレーニング」は時間の無駄 そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
筋力トレーニングの目的は人それぞれだ。競技や試合でのパフォーマンス向上のためにやっている人もいるし、ボディビルやボディメークで理想の筋肉をつけるためにやっている人もいるだろう。また、健康や美容のコンディションを維持・改善するためにやっている人も多い。 ただ、どんな目的で始めたにせよ、「1000回」「150キロ」などの数字に囚われ出すと、だんだん「1000回やること」「150キロ上げること」が目的になっていってしまう。そして、「その人本来の目的」がいつの間にか忘れ去られていってしまうのだ。 しかも、「何回やる」「何キロ上げる」というところにフォーカスを当てていると、多くの人は回数やキロ数を稼ぐためにフォームを崩し、自分にとってラクなフォームでトレーニングを行なうようになっていく。これが非常に問題なのだ。 あるとき、ベンチプレスのバーベルを胸までストンと速く下ろしてしまうスポーツ選手がいたので理由を訊くと、彼は「ゆっくり下ろすと30回上げられないので」と言った。 まさにこれが典型的な間違いである。筋トレの基本はゆっくり上げて、ゆっくり下ろすことだ。上げるときも下ろすときもゆっくり行なうことで、筋肉に大きな負荷がかけられるからである。 どんなにたくさんの回数をこなそうとも、ラクなフォームでやっていてはほとんど意味がない。 たとえば、「腹筋1000回」。1000回もやろうという人は、ちょこちょこと頭が上下するような「負荷の軽いやり方」をしていることが多い。私は「ちょこちょこ腹筋」と呼んでいるのだが、そんなラクなフォームでやっていては、たとえ1000回やったとしてもたいしたトレーニング効果は得られない。むしろ1000回をこなすためのラクなフォームでやっているように見える。「30回以上できるトレーニング」は時間の無駄 そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
ただ、どんな目的で始めたにせよ、「1000回」「150キロ」などの数字に囚われ出すと、だんだん「1000回やること」「150キロ上げること」が目的になっていってしまう。そして、「その人本来の目的」がいつの間にか忘れ去られていってしまうのだ。 しかも、「何回やる」「何キロ上げる」というところにフォーカスを当てていると、多くの人は回数やキロ数を稼ぐためにフォームを崩し、自分にとってラクなフォームでトレーニングを行なうようになっていく。これが非常に問題なのだ。 あるとき、ベンチプレスのバーベルを胸までストンと速く下ろしてしまうスポーツ選手がいたので理由を訊くと、彼は「ゆっくり下ろすと30回上げられないので」と言った。 まさにこれが典型的な間違いである。筋トレの基本はゆっくり上げて、ゆっくり下ろすことだ。上げるときも下ろすときもゆっくり行なうことで、筋肉に大きな負荷がかけられるからである。 どんなにたくさんの回数をこなそうとも、ラクなフォームでやっていてはほとんど意味がない。 たとえば、「腹筋1000回」。1000回もやろうという人は、ちょこちょこと頭が上下するような「負荷の軽いやり方」をしていることが多い。私は「ちょこちょこ腹筋」と呼んでいるのだが、そんなラクなフォームでやっていては、たとえ1000回やったとしてもたいしたトレーニング効果は得られない。むしろ1000回をこなすためのラクなフォームでやっているように見える。「30回以上できるトレーニング」は時間の無駄 そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
しかも、「何回やる」「何キロ上げる」というところにフォーカスを当てていると、多くの人は回数やキロ数を稼ぐためにフォームを崩し、自分にとってラクなフォームでトレーニングを行なうようになっていく。これが非常に問題なのだ。 あるとき、ベンチプレスのバーベルを胸までストンと速く下ろしてしまうスポーツ選手がいたので理由を訊くと、彼は「ゆっくり下ろすと30回上げられないので」と言った。 まさにこれが典型的な間違いである。筋トレの基本はゆっくり上げて、ゆっくり下ろすことだ。上げるときも下ろすときもゆっくり行なうことで、筋肉に大きな負荷がかけられるからである。 どんなにたくさんの回数をこなそうとも、ラクなフォームでやっていてはほとんど意味がない。 たとえば、「腹筋1000回」。1000回もやろうという人は、ちょこちょこと頭が上下するような「負荷の軽いやり方」をしていることが多い。私は「ちょこちょこ腹筋」と呼んでいるのだが、そんなラクなフォームでやっていては、たとえ1000回やったとしてもたいしたトレーニング効果は得られない。むしろ1000回をこなすためのラクなフォームでやっているように見える。「30回以上できるトレーニング」は時間の無駄 そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
あるとき、ベンチプレスのバーベルを胸までストンと速く下ろしてしまうスポーツ選手がいたので理由を訊くと、彼は「ゆっくり下ろすと30回上げられないので」と言った。 まさにこれが典型的な間違いである。筋トレの基本はゆっくり上げて、ゆっくり下ろすことだ。上げるときも下ろすときもゆっくり行なうことで、筋肉に大きな負荷がかけられるからである。 どんなにたくさんの回数をこなそうとも、ラクなフォームでやっていてはほとんど意味がない。 たとえば、「腹筋1000回」。1000回もやろうという人は、ちょこちょこと頭が上下するような「負荷の軽いやり方」をしていることが多い。私は「ちょこちょこ腹筋」と呼んでいるのだが、そんなラクなフォームでやっていては、たとえ1000回やったとしてもたいしたトレーニング効果は得られない。むしろ1000回をこなすためのラクなフォームでやっているように見える。「30回以上できるトレーニング」は時間の無駄 そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
まさにこれが典型的な間違いである。筋トレの基本はゆっくり上げて、ゆっくり下ろすことだ。上げるときも下ろすときもゆっくり行なうことで、筋肉に大きな負荷がかけられるからである。 どんなにたくさんの回数をこなそうとも、ラクなフォームでやっていてはほとんど意味がない。 たとえば、「腹筋1000回」。1000回もやろうという人は、ちょこちょこと頭が上下するような「負荷の軽いやり方」をしていることが多い。私は「ちょこちょこ腹筋」と呼んでいるのだが、そんなラクなフォームでやっていては、たとえ1000回やったとしてもたいしたトレーニング効果は得られない。むしろ1000回をこなすためのラクなフォームでやっているように見える。「30回以上できるトレーニング」は時間の無駄 そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
どんなにたくさんの回数をこなそうとも、ラクなフォームでやっていてはほとんど意味がない。 たとえば、「腹筋1000回」。1000回もやろうという人は、ちょこちょこと頭が上下するような「負荷の軽いやり方」をしていることが多い。私は「ちょこちょこ腹筋」と呼んでいるのだが、そんなラクなフォームでやっていては、たとえ1000回やったとしてもたいしたトレーニング効果は得られない。むしろ1000回をこなすためのラクなフォームでやっているように見える。「30回以上できるトレーニング」は時間の無駄 そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
たとえば、「腹筋1000回」。1000回もやろうという人は、ちょこちょこと頭が上下するような「負荷の軽いやり方」をしていることが多い。私は「ちょこちょこ腹筋」と呼んでいるのだが、そんなラクなフォームでやっていては、たとえ1000回やったとしてもたいしたトレーニング効果は得られない。むしろ1000回をこなすためのラクなフォームでやっているように見える。「30回以上できるトレーニング」は時間の無駄 そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
そもそも筋トレでは、「30回以上できるトレーニング」は、それ以上やっても負荷として成立しないとされている。30回できるようになったら負荷を上げなくてはならず、同じ軽い負荷のまま50回、100回、200回と回数を重ねてもあまり意味がないのだ。 だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
だから、「それまで15回しかできなかった人が30回できるようになった」と言うのなら、それなりの負荷があったということなので価値があるが、「すでに30回、50回、100回をクリアしている人が200回、500回、1000回できるようになった」としても意味がない。 考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
考えてもみてほしい。もしも1000回できるならば、おそらく最初の100回くらいはラクすぎてトレーニングになっていないはずだ。たくさんの回数をこなすためにがんばってきた人には悪いが、負荷の軽いラクなフォームで多くの回数を行なうのは、ほとんど時間を無駄に消費しているだけのようなものなのである。「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
「ベンチプレス150キロ」にしても同じだ。 ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
ベンチプレスという種目には、じつは重量を上げるのに都合のいいやり方がある。そのラクなフォームで行なうとバーベルが上下する移動距離が短くなるのだ。「100キロ」「150キロ」といった数字に囚われている人は、当然、このラクなフォームで高重量のバーベルを上げようとすることが多い。もしベンチプレス大会で勝つことが目的ならば、このフォームで正解だ。 しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
しかし、筋肉を強化したり太くしたりするのが目的なら、このフォームは不正解となる。ラクなフォームで行なうと、それだけ目的の筋肉を鍛える効果が低くなってしまうのだ。 アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
アスリートやボディビルダーにもベンチプレスを行なう人が多いが、ジムなどで見ているとラクなフォームで行なっている人が少なくない。おそらく、トレーナーが重量を上げるのに都合のいい方法を教えているのだろう。 ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
ただ、私はいつもそういう人を見かけると、「そのラクなフォームであなたの目的の筋肉がちゃんと鍛えられているんですか?」と聞きたくなる。そして、「もしかしてキロ数を追いかけるあまり、トレーニングを始めたもともとの目的を見失っていませんか?」と聞きたくなるのだ。「1000回」「150キロ」があなたの目的なのですか、ということだ。筋トレをする人がハマりやすい「3つの罠」とは? 私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
私は、筋トレには多くの人が陥りやすい「3つの罠」が潜んでいると思っている。 それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
それは「回数」「セット数」「キロ数(重量負荷)」の3つだ。 これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
これらを意識し始めると、みんな、フォームを置いてけぼりにして数字を伸ばすのに一所懸命になってしまう。そして、フォームを崩し、トレーニング内容が非合理的なものになって、「がんばっているのに、いまひとつ成果が上がらない」という「罠」にハマっていってしまうのだ。 筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
筋トレで自分の望むような成果を上げられるかどうか。それを大きく左右するのはトレーニングフォームだ。 どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
どんなフォームが適しているかは、その人の目的によって変わってくる。たとえば、ベンチプレスひとつをとっても、野球のピッチャーが球速を上げたい場合はそれに適したフォームがあるし、ボディメークの人が胸板を厚くしたい場合はそれに適したフォームがある。スクワットにしてもクランチ(腹筋トレ)にしても、アスリートの人とボディメークの人とではやり方が変わってくるし、自分のどんな力を伸ばしたいか、どの筋肉を強化したいかによってフォームが変わってくる。 つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
つまり、筋トレで効率よく成果を上げていくには、その人の鍛える目的に沿ったフォームで行なっていくのがいちばんいいのだ。このため、フォーカスを当てるべきは、「(自分の目的に合った)このフォームで何回できたか」「(自分の目的に合った)このフォームで何キロまで上げられたか」という点になってくる。 だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
だから、私がトレーニング指導をする場合は、「フォームの維持」を徹底する。「このフォームを維持して10回」を目標に筋トレをスタートしたとしても、7回目でフォームが崩れたら、その時点で「はい、今日はここまで」とやめさせてしまう。もし、ラクなフォームで8回目、9回目を行なおうとしたら厳重に注意する。 崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
崩れたフォームやラクなフォームで10回までやろうとすると、間違ったやり方が脳と体にインプットされてしまい、成果を生み出す支障となる。それくらいなら、その日は7回でスパッとやめてしまうほうがいい。8回、9回、10回をやるのは、翌日以降にチャレンジすればいいだけの話だ。 もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
もし数日後にフォームを崩さずに8回目ができ、さらに数日後にフォームを崩さずに9回目、10回目ができたとしたら、その人は着実にステップアップして自分の望む成果に近づいていくことができるだろう。 これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
これに対し、回数、セット数、キロ数の罠にハマっている人は、最初から10回という回数目標を達成するのに躍起になってしまう。10回という数字を追いかけることだけに集中してしまい、途中、フォームが崩れようが構わず突き進み、数を追い求めていってしまうのである。 ひょっとしてみなさんも、回数やキロ数に囚われてフォームを崩し、なかなか成果が上がらず伸び悩むという罠にハマってしまってはいないだろうか。【続きを読む】ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とはダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
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ダイエット効果はなし、腰痛には逆効果になることも!? 腹筋トレーニングについての“決定的な勘違い”とは へ続く(清水 忍)
(清水 忍)