「このまま死ぬかと」 熱海土石流、動画投稿の住民が語った恐怖

静岡県熱海市伊豆山付近で土石流が自宅前を下っていく動画(https://twitter.com/522Kmkm/status/1411161277393620995)をツイッターに投稿した住民が4日、毎日新聞の取材に応じ、当時の生々しい状況を証言した。
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3日午前11時ごろに土石流が発生したが、その直前に母親が「山が茶色くて臭い」と話していた。それから間もなく「電柱が揺れて、山からゴーッという音が聞こえて、土砂が流れてきました。10分間くらいの出来事だったと思います」。隣の住民も逃げ込んできて、父親が家にいたら危ないと判断し、全員で家の窓から脱出。土砂とは反対の方へ逃げ、公民館に避難した。土石流が押し寄せるのを見て「怖いとしか思えなかったです。このまま死ぬと感じました」。家族は全員無事だったが、住民は「家がどうなっているのかとても心配です。現場に戻りたい」と落ち着かない様子だった。
住民が投稿した動画は4日午後2時半現在、約7万5000回リツイートされ、約13万6000件の「いいね」が付いた。安否を心配したり応援したりするメッセージが寄せられ、住民は無事を伝えつつ感謝の気持ちを投稿。4日午前10時には「まだケータイの警報鳴る」と不安そうにつづり、土石流そのものと土石流前の現場の画像を載せて「本当に怖いからみんなも見てほしいです。そして土砂の研究に使って欲しい」と訴えた。【上東麻子/デジタル報道センター】