「盛り土、知らなかった」=土石流発生起点の所有者側

静岡県熱海市の大規模な土石流で、発生の起点となった盛り土部分の土地所有者の代理人は取材に対し、「2011年2月に土地を購入したが、盛り土がされていたとは今回のことが起きるまで知らなかった。その土が流れ出したと聞いて驚いている」と話した。
盛り土部分の前所有者側は6日、取材に応じなかった。
現在の土地所有者の代理人によると、所有者は購入した土地約132万平方メートルの一部に太陽光発電所を建設。手付かずのままにしていた土地の一部が土石流の起点となったという。「発電所は盛り土と離れた場所にあり、崩落の原因とは関係ない」と話した。
国土交通省によると、県土採取等規制条例に基づき、熱海市に盛り土の届け出があったのは07年ごろ。当時、土地を所有し、現所有者に譲渡した神奈川県小田原市の不動産管理会社の代理人だった弁護士は「取材には答えられない」としている。
崩落地点の盛り土について静岡県幹部は6日、会見で「開発行為が不適正だという認識はない」との認識を示した上で、今後詳しい経緯を調査する方針を打ち出した。