飲酒運転で追突、バイクの大学生引きずり1・4キロ走行…殺人罪は否認

飲酒運転でバイクの大学生を車体の下に巻き込んだまま走行して殺害したなどとして、殺人罪と自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)、道路交通法違反(ひき逃げ)に問われた千葉市花見川区、無職内藤健一被告(51)に対する裁判員裁判の初公判が5日、千葉地裁(安藤範樹裁判長)であった。
罪状認否で内藤被告は「人を引きずったとは考えていなかった」と述べ、殺人罪については否認した。
逮捕時点では、殺人容疑はなかったが、検察は起訴段階で殺人罪に問えると判断した。検察側は冒頭陳述で、被告が被害者を車に巻き込んだ可能性を認識しながら運転を続けたと指摘し、「人が死んでも構わないという未必の殺意があった」と述べた。
弁護側は、被告が当時、飲酒の影響で泥酔状態だったと主張。「バイクに衝突し、人を巻き込んだとは認識していなかったため、殺人罪は成立しない」と訴えた。
起訴状によると、内藤被告は2019年1月2日夜、千葉県浦安市内で酒に酔った状態で軽乗用車を運転中、さいたま市の大学1年 梓隼輔 ( あずさしゅんすけ )さん(当時18歳)のバイクに追突し、梓さんを車体の下に巻き込んだまま約1・4キロ走行して引きずり、殺害したなどとされる。