北海道、39飲食店に時短命令 サイトで店名公開 店主「見せしめだ」

北海道は7日、札幌市内の飲食店39店に対し、新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置に伴う営業時間の短縮を命令し、店名を道のウェブサイトに掲載したと発表した。新型コロナ対策の特別措置法に基づく対応で、39店は5月16~6月20日の緊急事態宣言期間中も含め、再三の時短要請に応じなかったとしている。命令は道内で初めて。
ぶれぶれのワクチン方針 モデルナ製巡り綱引き
道によると、39店は居酒屋やバーなど酒類を提供している店。一部の店からは弁明書が提出されたが、正当な理由に当たらないと判断したという。6日夜に各店舗を職員が訪問し、命令書を手渡した。
命令に応じれば、その時点で店名の公表を取りやめる。応じない場合は、20万円以下の過料を科す手続きを取る。【米山淳】
「見せしめ」店主が憤慨
「見せしめだ」。店名を公表された札幌・ススキノの居酒屋店主は憤慨する。3日夜に道職員が営業中の店に時短要請に来た際は口論になり、同行の警察官が間に入って収めたという。
ススキノでは、緊急事態宣言が解除されてから時短要請に従わずに深夜営業を再開した店も多いが、そうしたケースは今回の命令の対象外。店主は隠れて営業していた店もあるとして「道職員が見回るのは行きやすい店だけ」と皮肉る。
「借金はあるけれど、お客さんのお陰で何とか持ちこたえている」。深夜営業をやめるつもりはないという。【岸川弘明】