近畿、中国で土砂災害の危険度高い 午前中は特に激しい雨に警戒

2021/07/08 06:44 ウェザーニュース
今日8日(木)も梅雨前線は山陰から近畿にかけて停滞し、活動は引き続き活発です。発達した雨雲が次々に流れ込み、局地的には1時間に50mmを超える非常に激しい雨を観測しました。広い範囲で土砂災害の危険性が高まっています。
東シナ海から対馬海峡を通って梅雨前線に向かう暖かく湿った空気の流れが継続しており、前線活動は今朝も活発です。活発な雨雲の帯は昨日よりも少し南に移動し、中国から近畿の瀬戸内側に伸びています。6時30分までの1時間に広島県東広島市で52.5mm、香川県多度津町で36.5mm、兵庫県明石市で26.5mmを観測しました。土砂災害の危険度が高くなっており、6時30分時点で兵庫県、鳥取県、島根県、広島県、山口県に土砂災害警戒情報が発表中です。
朝の通勤・通学時間帯は兵庫や大阪などの近畿でも激しい雨の降る所があり、道路が冠水したり電車やバスの運転に遅れが生じる可能性があります。最新の気象情報とともに交通機関の運行情報なども確認が必要です。午後になると雨のピークは過ぎるものの、夕方にかけて雨の降りやすい状況は続く見込みです。雨が弱まった後に土砂災害が発生するケースもありますので、しばらくは急な斜面や増水した川など危険な場所に近づかないでください。
明日9日(金)から10日(土)にかけては西側で梅雨前線が少し南下し、暖かく湿った空気が九州に流れ込みやすくなります。特に九州の東シナ海側は断続的に激しい雨が降って、雨量が増加するおそれがあります。10日(土)夜までの雨量は九州の多い所で200mm前後を予想しています。九州は9日(金)から10日(土)に集中して雨が降り、線状降水帯の形成や地形の影響などで、局地的にはさらに雨量が増えるおそれもあります。短時間の激しい雨による冠水や、総雨量の増加による土砂災害、河川の増水・氾濫などの危険性が高まりますので、厳重な警戒が必要です。参考資料など気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構