天皇陛下の五輪開会宣言「お願い取り下げるべきだ」 島根知事が発言

東京五輪の開会式での天皇陛下の開会宣言について、丸山達也・島根県知事は9日の定例記者会見で、新型コロナ禍の中で五輪開催に賛否が分かれていることを踏まえ、「(開会宣言を)お願いできる立場なのかを大会組織委や政府、東京都は再検討すべきではないか」と述べた。
国民民主・玉木氏も「お出ましいただくべきでない」
現行憲法が第1条で天皇を「日本国民統合の象徴」と定めていることを踏まえ、丸山知事は「これだけの国民世論の議論になっている場にお出ましいただいて、開催宣言をお願いしていいのか」と疑問視。「陛下のお立場を考え、お願いする側が取り下げを考えないといけない状況になっていると思う。私が(組織委の)橋本(聖子)会長の立場なら取り下げます」とした。
丸山知事は今年2月、国などに新型コロナ対策の強化や、感染の非拡大地域の飲食店への経済支援を求め、県内の東京五輪聖火リレー中止検討を表明。4月には与党内での追加の経済対策を検討する動きなどを受け、最終的に実施を容認した。リレーは5月15、16両日に実施されている。【目野創】