鹿児島では24時間で7月1か月分の大雨に 午後も災害への厳重な警戒は継続を

2021/07/10 10:08 ウェザーニュース
今日10日(土)も梅雨前線による大雨が続いています。線状降水帯が形成されて雨が激しくなったため、鹿児島県や宮崎県、熊本県に発表された大雨特別警報は10時時点で継続中です。幾分、雨は落ち着いたものの西側には活発な雨雲が控えています。まだ安全な状況にはほど遠く、夕方にかけて断続的に非常に激しい雨の降るおそれがあるため、厳重な警戒を続けてください。
九州南部に広がっている雨雲は早朝に比べると隙間が増えて、雨の勢いが少し落ち着いてきました。それでも10時までの1時間の雨量は宮崎県えびの市で31.0mm、小林市で22.5mm、鹿児島県霧島市・溝辺で14.5mmなど、激しい雨の所があります。鹿児島県さつま柏原は10時時点の24時間雨量が452.5mmと7月1か月分(463.4mm)に近づく大雨になっており、土砂災害の危険度は極めて高く、川の増水や氾濫が起きている状況です。
気象衛星の画像では東シナ海には大きく発達した雨雲が見られ、西よりの風によって九州に近づいています。午後にかけても鹿児島県を中心とした九州南部には活発な雨雲が流れ込みやすく、断続的に激しい雨が降る見込みです。すでに記録的な大雨を観測している所にさらに雨が加わることで、大規模な土砂災害や河川の氾濫による浸水被害が拡大するおそれがあります。一部の自治体では警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されており、身の安全の確保を第一に、最大限の警戒が必要です。雨が少し落ち着いたとしても、急な斜面や増水した川に近づくことは危険です。インターネットで公開されている河川情報などで、周囲の状況を確認するようにしてください。
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構