7年前のいじめ、当時の校長ようやく謝罪 元生徒「何度も死のうと」

秋田県北部の高校で2015年、当時の女子生徒がいじめを受けたと訴えた問題で、当時の校長(16年に退職)が9日、この生徒と父親に面談して謝罪した。
生徒は記者会見で「今でも後ろ指をさされている。謝罪を受けたことで、今受けている被害が改善されればいい」と語った。
面談は非公開で行われたが、同席した生徒側の弁護士と県教育委員会の職員が、当時の校長による謝罪の事実を認めた。
この問題では、県子どもの権利擁護委員会が、部活動や学級で、集団で一方的に責められたり悪口を言われたりしたいじめを認定し、学校側の対応の問題点を指摘。だが当時の校長は謝罪せず、生徒側は「当時クレーマー扱いされて傷つけられた名誉を回復したい」と謝罪を求めていた。
弁護士によると、校長は面談で、言動の非を認め、クレーマー扱いは間違いで、いじめの訴えに適切に対応しなかった学校側の落ち度であるとして謝罪したという。
生徒は「私たちは地元でうそつきと言われ、ずっと苦しかった。私が死んだら、隠されていることも全部解明されるんじゃないかと思い、何度も死のうとしました」と、調査を促すための自殺を考えたことも告白。今後、自分の言葉が再発防止に役立つなら、経験を語りたいとも述べた。
いじめが始まってから校長の謝罪まで7年かかったことについて、生徒は「私が別の高校に避難(転校)する前に解決してほしかった。時間がかかった分、心の傷も深くなりました。私と家族が受けた傷は一生消えません」と話した。(増田洋一)