ガソリンスタンド勤務自殺、過重労働で妻子が提訴

富山県内のガソリンスタンドに勤めていた男性が過重な労働で自殺に追い込まれたとして、遺族が会社側に損害賠償を求める訴えを起こしました。
2019年10月、富山県高岡市内のガソリンスタンドに勤めていた当時58歳の男性がうつ病になり、自殺しました。
男性の妻と子どもたちは今月9日、ガソリンスタンドを経営する高岡市の丸福石油産業株式会社と当時の社長を相手取り、約7596万円の損害賠償を求めて富山地裁高岡支部に提訴しました。
訴状によりますと、男性は1カ月に1000リットルのガソリンを販売するという重いノルマを課され、30日間で約104時間の時間外労働をしていたということです。
愛知県在住長男(31):「父は3通の遺書を残してくれました。『つらい、つらすぎるくやしい、情けない。これでもめいっぱい頑張ってきたつもりなのですが残念です』。これを見た私は、父が亡くなる間際まで与えられた責務を果たそうとしていたことを知りました。誰の目にも一生懸命働いてきた父が、自死という形で最期を迎えたことが悲しくつらいです」
遺族らは「ノルマ達成に対する疲労や心理的負担が蓄積していたにも関わらず、会社側は適切な労務管理を行わず安全配慮義務を怠った」と訴えています。