【山下和之】マイホーム、実は「30歳で新築」を買うのが正解だった…その納得の理由 「50代での買い替え」を意識する

「家は三度建てないと理想の家にならない」といわれる。それほど理想の住まいを実現するのは難しいということで、一度目の購入ですべて満足できる住まいを手に入れるのは至難の技と言っていい。
せめて早めに最初の購入を済ませて、元気なうちに買い替えて、安心して老後を過ごせる住まいを確保しておきたいものだ。 そのためには、いつまでに一度目の購入を済ませておけばいいのだろうか–。
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実際に、人々が何歳ぐらいで一度目の住宅取得を経験しているのかをみると、国土交通省の調査では、図表1にあるような結果だった。
図表1 :取得した住宅形態別の一次取得者・二次取得者別の平均年齢(単位:歳)
(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html 拡大画像表示
一次取得者、つまり初めて住宅を取得する人の平均年齢は物件形態によってかなりの差があるが、分譲戸建て住宅、いわゆる建売住宅が37.4歳と最も若く、次いで注文住宅が38.9歳、分譲マンションが39.3歳で、中古戸建て住宅と中古マンションは40歳代となっている。新築住宅に関しては30歳代の後半、中古住宅は40歳代の前半と、新築と中古で年齢がかなり異なっている。それに対して、二度目の購入の二次取得者の年齢は、一次取得者の平均に比べて総じて10年から20年程度年齢が高くなっている。特に、注文住宅や分譲マンションではその差が20年前後に達しており、二次取得者の平均年齢は60歳に近づいている。やはり、30代に買っておくほうが有利それに対して世帯年収をみると、図表2でも分かるように、平均して30歳代後半で購入している新築住宅を取得した人たちのほうが、40歳代前半で取得する中古住宅取得者より年収が高い傾向がみられる。特に、マンションについてその差が大きくなっていて、新築マンションを初めて購入する一次取得者の平均は864万円であるのに対して、中古マンションの一次取得者の平均年収は657万円で、200万円以上の開きがある。図表2:住宅取得形態別の一次取得者・二次取得者別の世帯年収(単位:万円)(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 平均年齢は先にみたように新築マンションは39.3歳で、中古マンションは45.0歳と新築マンションのほうが若くなっている。恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
一次取得者、つまり初めて住宅を取得する人の平均年齢は物件形態によってかなりの差があるが、分譲戸建て住宅、いわゆる建売住宅が37.4歳と最も若く、次いで注文住宅が38.9歳、分譲マンションが39.3歳で、中古戸建て住宅と中古マンションは40歳代となっている。新築住宅に関しては30歳代の後半、中古住宅は40歳代の前半と、新築と中古で年齢がかなり異なっている。それに対して、二度目の購入の二次取得者の年齢は、一次取得者の平均に比べて総じて10年から20年程度年齢が高くなっている。特に、注文住宅や分譲マンションではその差が20年前後に達しており、二次取得者の平均年齢は60歳に近づいている。やはり、30代に買っておくほうが有利それに対して世帯年収をみると、図表2でも分かるように、平均して30歳代後半で購入している新築住宅を取得した人たちのほうが、40歳代前半で取得する中古住宅取得者より年収が高い傾向がみられる。特に、マンションについてその差が大きくなっていて、新築マンションを初めて購入する一次取得者の平均は864万円であるのに対して、中古マンションの一次取得者の平均年収は657万円で、200万円以上の開きがある。図表2:住宅取得形態別の一次取得者・二次取得者別の世帯年収(単位:万円)(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 平均年齢は先にみたように新築マンションは39.3歳で、中古マンションは45.0歳と新築マンションのほうが若くなっている。恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
新築住宅に関しては30歳代の後半、中古住宅は40歳代の前半と、新築と中古で年齢がかなり異なっている。それに対して、二度目の購入の二次取得者の年齢は、一次取得者の平均に比べて総じて10年から20年程度年齢が高くなっている。特に、注文住宅や分譲マンションではその差が20年前後に達しており、二次取得者の平均年齢は60歳に近づいている。やはり、30代に買っておくほうが有利それに対して世帯年収をみると、図表2でも分かるように、平均して30歳代後半で購入している新築住宅を取得した人たちのほうが、40歳代前半で取得する中古住宅取得者より年収が高い傾向がみられる。特に、マンションについてその差が大きくなっていて、新築マンションを初めて購入する一次取得者の平均は864万円であるのに対して、中古マンションの一次取得者の平均年収は657万円で、200万円以上の開きがある。図表2:住宅取得形態別の一次取得者・二次取得者別の世帯年収(単位:万円)(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 平均年齢は先にみたように新築マンションは39.3歳で、中古マンションは45.0歳と新築マンションのほうが若くなっている。恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
それに対して、二度目の購入の二次取得者の年齢は、一次取得者の平均に比べて総じて10年から20年程度年齢が高くなっている。特に、注文住宅や分譲マンションではその差が20年前後に達しており、二次取得者の平均年齢は60歳に近づいている。やはり、30代に買っておくほうが有利それに対して世帯年収をみると、図表2でも分かるように、平均して30歳代後半で購入している新築住宅を取得した人たちのほうが、40歳代前半で取得する中古住宅取得者より年収が高い傾向がみられる。特に、マンションについてその差が大きくなっていて、新築マンションを初めて購入する一次取得者の平均は864万円であるのに対して、中古マンションの一次取得者の平均年収は657万円で、200万円以上の開きがある。図表2:住宅取得形態別の一次取得者・二次取得者別の世帯年収(単位:万円)(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 平均年齢は先にみたように新築マンションは39.3歳で、中古マンションは45.0歳と新築マンションのほうが若くなっている。恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
それに対して世帯年収をみると、図表2でも分かるように、平均して30歳代後半で購入している新築住宅を取得した人たちのほうが、40歳代前半で取得する中古住宅取得者より年収が高い傾向がみられる。特に、マンションについてその差が大きくなっていて、新築マンションを初めて購入する一次取得者の平均は864万円であるのに対して、中古マンションの一次取得者の平均年収は657万円で、200万円以上の開きがある。図表2:住宅取得形態別の一次取得者・二次取得者別の世帯年収(単位:万円)(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 平均年齢は先にみたように新築マンションは39.3歳で、中古マンションは45.0歳と新築マンションのほうが若くなっている。恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
特に、マンションについてその差が大きくなっていて、新築マンションを初めて購入する一次取得者の平均は864万円であるのに対して、中古マンションの一次取得者の平均年収は657万円で、200万円以上の開きがある。図表2:住宅取得形態別の一次取得者・二次取得者別の世帯年収(単位:万円)(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 平均年齢は先にみたように新築マンションは39.3歳で、中古マンションは45.0歳と新築マンションのほうが若くなっている。恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
図表2:住宅取得形態別の一次取得者・二次取得者別の世帯年収(単位:万円)(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 平均年齢は先にみたように新築マンションは39.3歳で、中古マンションは45.0歳と新築マンションのほうが若くなっている。恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 平均年齢は先にみたように新築マンションは39.3歳で、中古マンションは45.0歳と新築マンションのほうが若くなっている。恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
平均年齢は先にみたように新築マンションは39.3歳で、中古マンションは45.0歳と新築マンションのほうが若くなっている。恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
平均年齢は先にみたように新築マンションは39.3歳で、中古マンションは45.0歳と新築マンションのほうが若くなっている。恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
恐らく、新築マンション取得者は大企業勤務など、比較的年収の高い人たちが、30歳代のうち買っているのに対して、年収のさほど高くない人たちは、それでも頑張って自己資金を貯めて、40歳代になってから、比較的価格の安い中古マンションを買っているといった図式になるのだろうか。厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
厳しい話だが、40歳代でなんとか中古マンションを手に入れたとしても、最初の取得が遅いと、収入のあるうちに買い替えによって、より満足度の高い住まいを取得するのは簡単ではないだろう。もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
もちろん、仕事を頑張って何とか収入を増やす、あるいは家計管理を徹底して、自己資金を増やすなどの形で買い替えを実現できる可能性はないわけではない。しかし、30歳代で新築マンションを買ったひとに比べると、かなり苦しくなってしまうのではないだろうか。住宅ローンを返し終わる平均年齢買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
買い替えでは、それまで住んでいた住まいがいくらで売れるのか、住宅ローン残高を差し引いて手元にいくら残るのかが、買い替えの成否に大きく影響してくる。 住宅ローンは、借入時の約定貸出期間は、住宅金融支援機構の調査によると、図表3のようになっている。「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
「(25年超)30年以下」が最も多く、44.4%を占め、次いで、「(30年超)35年以下」の23.6%で、25年超で全体の68.0%を占める。全体平均は27.0年だった。図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
図表3:住宅ローンの貸出期間(1)約定貸出期間 (資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
(資料:住宅金融支援機構『2020年度住宅ローン貸出動向調査』)https://www.jhf.go.jp/files/400354669.pdf拡大画像表示 先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
先の図表1にあったように、新築マンションの二次取得者の平均年齢は57.7歳だから、27.0年の返済期間を57.7歳までに終えるためには、30.7歳までに最初の購入、借り入れを実現しておく必要があることになる。分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
分譲マンションの一次取得者の平均年齢は39.3歳なので、それだと平均27.0年の借入期間経過後には66.3歳になってしまう。通常は、定年退職して年金生活に入っているだろうから、マイホームの買い替えはほとんど実現不可能だ。50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
50歳代のうちに買い替えを実現するためには、やはり30歳前後になるまでに買っておくようにしたいところ。それも、新築住宅のほうが、買い替えしやすくなる。図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
図表4でも分かるように、新築と中古では購入価格が大きく異なる。図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
図表4:取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(一次取得者)資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
とくに、マンションに関しては新築が4393万円で、中古は2213万円と2倍以上の差がある。もちろん、価格が安いほど、借入額が少なくてすみ、返済負担は軽くなるのだが、将来の売却時に手元に残るお金が少なくなる。新築は買い替えの自己資金に充てられるローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
ローン残高がゼロになっていたとしても、取得価格が2213万円であれば、それ以上の売却価格を期待するのは難しいだろう。物件によっては半値程度になっていることも珍しくないはずだ。それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
それに対して、新築マンションの取得価格の平均は4393万円だから、ローンを完済していれば、手元にかなりのお金が残り、それを買い替えの自己資金に充てることがでる。 20年後、30年後のリセールバリューがどうなっているのかは、神のみぞ知るだが、少なくとも2000万円、3000万円は残るのではないだろうか。人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
人生100年時代を安心して迎えるために図表5をご覧いただきたい。これは、分譲マンションの二次取得者、つまり買い替えで分譲マンションを取得した人の購入資金の内訳だ。図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
図表5 取得した住宅形態別の借入金・自己資金・自己資金割合(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
(資料:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』)https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000168.html拡大画像表示 分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
分譲マンションをみると、借入額が2245万円あるものの、自己資金が3294万円で、合計5539万円のマンションを自己資金割合59.5%で買い替えを実現している。売却代金が自己資金の多さにつながっているのではないだろうか。借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
借入額は2245万円だから、金利1%、20年元利均等・ボーナス返済なしだと、毎月の返済額は10万3246円ですむ。50歳代の後半であれば、年収もかなり高く、図表2の世帯年収は946万円。月額10万3246円の返済だと、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率は13.1%とかなりゆとりがある。したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
したがって、返済期間15年にしても13万4362円で、10年でも19万6671円。返済負担率はそれぞれ17.0%、24.9%なので、十分にゆとりがある。10年返済なら、60歳代のうちに完済できて、人生100年時代の長い老後を、ゆとりをもって迎えることができるはずだ。自宅でも、老人ホームでも老後を過ごせる早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
早めに2回目のマイホームを取得、再雇用などの期間を経て年金生活に入るときにローンの完済も終えていれば、住まいの心配がないので、生活にはかなりのゆとりが出てくる。いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
いざというときには、ローンのないマイホームがあるのだから、それを担保にさまざまな選択が可能になる。 50歳代における買い換え時に、人生100年時代を見越して、バリアフリーが徹底した住まいを選択しておけば、わが家で老後を迎えることができる。さらに、寝たきりなどになって介護が必要になれば、住まいを売却してサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに移ることができる。しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
しかし、購入が30歳代後半や40歳代になったため、バリアフリーなどの充実した住まいへの買い替えができていないと、少し体が弱くなっただけで住みにくくなるし、場合によっては、そのままサービス付き高齢者向け住宅などに入らなければならなくなる。photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
photo by istock もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
もともと中古マンションとして買った物件だから、その時点ではかなり老朽化が進んで、売却代金はさほど期待できないのが現実だろう。ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
ひとくちにサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといっても、20?に満たないワンルームで、居室にトイレだけはあっても、キッチンやバスのない「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)も少なくない。手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。
手元にお金がなければ、最終的な選択肢が乏しくなるのは仕方ないが、ローンのないマイホームがあれば、それを売却して広めで、設備やサービスも充実した住まいに移ることができる。 人生100年時代を安心して迎えるためにも、できれば30歳前後までに最初の購入を実現、それを土台に、50歳代で買い替えを行って、より満足度の住まいを手に入れておくべきだと筆者は考える。