【安積明子】支持率「暴落」菅政権の裏で、「ポスト菅」に急浮上した「意外な人物」の名前 続投を希望する国民は、わずか4%

政権発足時のあの高支持率は、果たして幻だったのか。共同通信やテレビ朝日、フジ産経合同調査に至るまで、菅政権の内閣支持率がまた最低を記録した。7月17日に公表された毎日新聞の全国世論調査では内閣支持率は30%で、不支持率はその倍以上の62%に至っている。菅義偉首相が「最も気にしている」と言われるNHKの調査でも7月の内閣支持率は33%と、第2次安倍政権時を含めても歴代最低の数字になっている。
さらに7月16日に公表された時事通信の世論調査では、「菅政権が続いてほしい期間」は「今年9月末の総裁任期まで」が最多の49.4%。「次の総裁任期(3年間)満了まで」の18%と「早く辞めてほしい」の17.3%がほぼ拮抗し、次期首相も菅首相に就任してもらいたいと希望するのは3.9%にすぎない。国民は概ね菅首相の穏やかで速やかな退陣を願っているということがわかる。
ではなぜ菅政権の支持率が低迷するのか。それは政策の行き詰まり感が最も大きいことが原因だ。西村康稔コロナ担当大臣は金融機関や酒類販売業者を使って飲食店に圧力をかけようとし、河野太郎ワクチン担当大臣は2か月もワクチン調達の遅れを黙っていた。新型コロナウイルス感染症対策は菅政権の目玉であり、それを支える2人の大臣による「国民への不義理」が露呈したわけだ。国民の怒りは大きく、その影響は決して小さくない。西村康稔コロナ担当大臣[Photo by gettyimages] 政権が末期状態であることは、7月8日の首相会見を見ても明らかだ。この時、挙手していなかった日テレの記者が指名されたことが問題になったが、実際にはそうした指名はこの日の会見で筆者が確認した限り、少なくとも2例もあった。そして菅首相はこれら記者の質問に対してほとんど手元の原稿を見て答えていたのだ。とうとうお膝元で「反乱」が…こうした現実が国民に伝わらないはずがなく、内閣支持率の低迷に繋がるのだが、それは政権の足元のみならず、菅首相の地元にも及んでいる。8月8日告示22日投開票の横浜市長選に、小此木八郎前国家公安委員長が出馬する予定だ。横浜市長選への出馬を決めた小此木八郎氏[Photo by gettyimages] 菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
西村康稔コロナ担当大臣は金融機関や酒類販売業者を使って飲食店に圧力をかけようとし、河野太郎ワクチン担当大臣は2か月もワクチン調達の遅れを黙っていた。新型コロナウイルス感染症対策は菅政権の目玉であり、それを支える2人の大臣による「国民への不義理」が露呈したわけだ。国民の怒りは大きく、その影響は決して小さくない。西村康稔コロナ担当大臣[Photo by gettyimages] 政権が末期状態であることは、7月8日の首相会見を見ても明らかだ。この時、挙手していなかった日テレの記者が指名されたことが問題になったが、実際にはそうした指名はこの日の会見で筆者が確認した限り、少なくとも2例もあった。そして菅首相はこれら記者の質問に対してほとんど手元の原稿を見て答えていたのだ。とうとうお膝元で「反乱」が…こうした現実が国民に伝わらないはずがなく、内閣支持率の低迷に繋がるのだが、それは政権の足元のみならず、菅首相の地元にも及んでいる。8月8日告示22日投開票の横浜市長選に、小此木八郎前国家公安委員長が出馬する予定だ。横浜市長選への出馬を決めた小此木八郎氏[Photo by gettyimages] 菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
西村康稔コロナ担当大臣[Photo by gettyimages] 政権が末期状態であることは、7月8日の首相会見を見ても明らかだ。この時、挙手していなかった日テレの記者が指名されたことが問題になったが、実際にはそうした指名はこの日の会見で筆者が確認した限り、少なくとも2例もあった。そして菅首相はこれら記者の質問に対してほとんど手元の原稿を見て答えていたのだ。とうとうお膝元で「反乱」が…こうした現実が国民に伝わらないはずがなく、内閣支持率の低迷に繋がるのだが、それは政権の足元のみならず、菅首相の地元にも及んでいる。8月8日告示22日投開票の横浜市長選に、小此木八郎前国家公安委員長が出馬する予定だ。横浜市長選への出馬を決めた小此木八郎氏[Photo by gettyimages] 菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
政権が末期状態であることは、7月8日の首相会見を見ても明らかだ。この時、挙手していなかった日テレの記者が指名されたことが問題になったが、実際にはそうした指名はこの日の会見で筆者が確認した限り、少なくとも2例もあった。そして菅首相はこれら記者の質問に対してほとんど手元の原稿を見て答えていたのだ。とうとうお膝元で「反乱」が…こうした現実が国民に伝わらないはずがなく、内閣支持率の低迷に繋がるのだが、それは政権の足元のみならず、菅首相の地元にも及んでいる。8月8日告示22日投開票の横浜市長選に、小此木八郎前国家公安委員長が出馬する予定だ。横浜市長選への出馬を決めた小此木八郎氏[Photo by gettyimages] 菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
政権が末期状態であることは、7月8日の首相会見を見ても明らかだ。この時、挙手していなかった日テレの記者が指名されたことが問題になったが、実際にはそうした指名はこの日の会見で筆者が確認した限り、少なくとも2例もあった。そして菅首相はこれら記者の質問に対してほとんど手元の原稿を見て答えていたのだ。とうとうお膝元で「反乱」が…こうした現実が国民に伝わらないはずがなく、内閣支持率の低迷に繋がるのだが、それは政権の足元のみならず、菅首相の地元にも及んでいる。8月8日告示22日投開票の横浜市長選に、小此木八郎前国家公安委員長が出馬する予定だ。横浜市長選への出馬を決めた小此木八郎氏[Photo by gettyimages] 菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
こうした現実が国民に伝わらないはずがなく、内閣支持率の低迷に繋がるのだが、それは政権の足元のみならず、菅首相の地元にも及んでいる。8月8日告示22日投開票の横浜市長選に、小此木八郎前国家公安委員長が出馬する予定だ。横浜市長選への出馬を決めた小此木八郎氏[Photo by gettyimages] 菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
横浜市長選への出馬を決めた小此木八郎氏[Photo by gettyimages] 菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。「ポスト菅」に浮上した意外な人物そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages] これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田赳夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
林芳正元文部科学大臣[Photo by gettyimages] 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。
いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。