オリンピックへの反対、韓国は「86%」で日本以上…文在寅ドタバタ“訪日キャンセル”の真相

「今回のオリンピックでは実力と同じくらい“免疫力”が大事になる、ということですね」
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韓国の朝の時事情報番組。司会者が神妙な顔をしながらこんなコメントをしている。
東京夏季オリンピックの開幕の1週間前には、「こんなオリンピックは初めて」(毎日経済新聞、7月16日)という記事が掲載された。
表彰台ではメダルは自分でかけ、得点を決めたり勝利した瞬間にコーチやメンバーらと抱き合ったりする“セレモニー”はNG、毎日受けるPCR検査でもし陽性となれば棄権扱いとなり、成績はその直前の試合でストップ……。だから、新型コロナウイルスに感染しないよう、免疫力をアップさせなければならないという話だ。
ワクチン接種を受ける文在寅大統領 getty
コロナ禍での開催となり異例づくしの今回のオリンピック。世論調査会社「イプソス」が世界28カ国を対象に行った世論調査では、世界の57%が東京五輪開催に反対した。なかでも韓国は86%と日本(78%)よりも反対する声が多かった。
背景にあるのは、新型コロナウイルスの蔓延という安全ではない環境に選手を送り出すことでパンデミックが拡大するという憂慮からだが、当初から開催自体に反対する声は出ていた。旧日本軍を美化するとして「旭日旗」のオリンピックでの使用に抗議する声は数年前から出ており、最近では、オリンピックの公式HPに掲載された地図に竹島(韓国では独島)が記載されたことでにわかに「領土問題」が浮上した。
韓国では来年の大統領選挙を見据えた次期大統領選挙候補者らが「福島汚染水放出問題」を俎上にあげ、「領土問題」と合わせて五輪参加ボイコットを声高に叫ぶなどスポーツの祭典という雰囲気はどこへやら、政治・外交絡みでもみくちゃに。 なによりも、韓国では7月の第2週からデルタ株による新型コロナウイルス感染者が急増し、ワクチン確保の遅れから接種遅れが生じていることへ苛立ちが生じている。さらに19日には、アフリカのソマリア沖に派遣中の韓国軍の駆逐艦に乗艦している隊員全体の82%が感染していることが発覚。 乗組員全体の30~40%ほどが徴兵制による従事者で、その後検査体制の不備やワクチンが送られていなかったことも分かり、世論の怒りが爆発しており、「オリンピックどころではない」雰囲気も漂う。 一方、オリンピック関係者は着々と準備を進めてきていた。「金メダルは7個以上、総合成績は10位以内」 6月28日、「2020東京オリンピック大会メディアデー」と題して代表団(といっても壇上に並んだのは大韓体育会長、東京オリンピック選手団長など数人だったが)がこう東京オリンピックでの目標を語り、黙々と練習を重ねている代表選手の様子なども伝えられた。代表選手は3月にはワクチンの優先接種が決まり、4月頃からワクチン接種が進められていた。全国紙の運動部記者は言う。「本来ならば大がかりなイベントを開いて盛大に行うはずが、残念でした。しかも、韓国では新型コロナウイルスの防疫ばかりに気を取られて、東京オリンピックにはほとんどの(韓国)国民が無関心。選手にはこれが一番つらいのではないでしょうか。 しかも、独島(日本名・竹島)を巡る領土問題や福島の汚染水放出への抗議などの政治・外交的問題が、来年の大統領選挙の影響もあって必要以上に大きく取り上げられた。せっかく開催することになったのですから、無事に競技を進めてもらって、韓国選手がメダルを獲得していけば無関心な雰囲気も少しはかわるのではないかと期待しているのですが」目玉はサッカー、野球、バレーの日韓ライバル対決 韓国代表の選手団は232名。関係者やメディアも含めると総勢500名ほど。7月13日に第一陣のヨット代表チームが日本に入国し、その後五月雨式に日本入りしており、19日には韓国でもっともメダルが期待されるアーチェリーの代表チームが日本に入国した。アーチェリーは2016年のリオ夏季オリンピックでは全種目で金メダルを獲得している。日本での競技会場が「夢の島公園」なことから、海岸が近い釜山で訓練を行ったと伝えられた。 他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
なによりも、韓国では7月の第2週からデルタ株による新型コロナウイルス感染者が急増し、ワクチン確保の遅れから接種遅れが生じていることへ苛立ちが生じている。さらに19日には、アフリカのソマリア沖に派遣中の韓国軍の駆逐艦に乗艦している隊員全体の82%が感染していることが発覚。 乗組員全体の30~40%ほどが徴兵制による従事者で、その後検査体制の不備やワクチンが送られていなかったことも分かり、世論の怒りが爆発しており、「オリンピックどころではない」雰囲気も漂う。 一方、オリンピック関係者は着々と準備を進めてきていた。「金メダルは7個以上、総合成績は10位以内」 6月28日、「2020東京オリンピック大会メディアデー」と題して代表団(といっても壇上に並んだのは大韓体育会長、東京オリンピック選手団長など数人だったが)がこう東京オリンピックでの目標を語り、黙々と練習を重ねている代表選手の様子なども伝えられた。代表選手は3月にはワクチンの優先接種が決まり、4月頃からワクチン接種が進められていた。全国紙の運動部記者は言う。「本来ならば大がかりなイベントを開いて盛大に行うはずが、残念でした。しかも、韓国では新型コロナウイルスの防疫ばかりに気を取られて、東京オリンピックにはほとんどの(韓国)国民が無関心。選手にはこれが一番つらいのではないでしょうか。 しかも、独島(日本名・竹島)を巡る領土問題や福島の汚染水放出への抗議などの政治・外交的問題が、来年の大統領選挙の影響もあって必要以上に大きく取り上げられた。せっかく開催することになったのですから、無事に競技を進めてもらって、韓国選手がメダルを獲得していけば無関心な雰囲気も少しはかわるのではないかと期待しているのですが」目玉はサッカー、野球、バレーの日韓ライバル対決 韓国代表の選手団は232名。関係者やメディアも含めると総勢500名ほど。7月13日に第一陣のヨット代表チームが日本に入国し、その後五月雨式に日本入りしており、19日には韓国でもっともメダルが期待されるアーチェリーの代表チームが日本に入国した。アーチェリーは2016年のリオ夏季オリンピックでは全種目で金メダルを獲得している。日本での競技会場が「夢の島公園」なことから、海岸が近い釜山で訓練を行ったと伝えられた。 他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
乗組員全体の30~40%ほどが徴兵制による従事者で、その後検査体制の不備やワクチンが送られていなかったことも分かり、世論の怒りが爆発しており、「オリンピックどころではない」雰囲気も漂う。 一方、オリンピック関係者は着々と準備を進めてきていた。「金メダルは7個以上、総合成績は10位以内」 6月28日、「2020東京オリンピック大会メディアデー」と題して代表団(といっても壇上に並んだのは大韓体育会長、東京オリンピック選手団長など数人だったが)がこう東京オリンピックでの目標を語り、黙々と練習を重ねている代表選手の様子なども伝えられた。代表選手は3月にはワクチンの優先接種が決まり、4月頃からワクチン接種が進められていた。全国紙の運動部記者は言う。「本来ならば大がかりなイベントを開いて盛大に行うはずが、残念でした。しかも、韓国では新型コロナウイルスの防疫ばかりに気を取られて、東京オリンピックにはほとんどの(韓国)国民が無関心。選手にはこれが一番つらいのではないでしょうか。 しかも、独島(日本名・竹島)を巡る領土問題や福島の汚染水放出への抗議などの政治・外交的問題が、来年の大統領選挙の影響もあって必要以上に大きく取り上げられた。せっかく開催することになったのですから、無事に競技を進めてもらって、韓国選手がメダルを獲得していけば無関心な雰囲気も少しはかわるのではないかと期待しているのですが」目玉はサッカー、野球、バレーの日韓ライバル対決 韓国代表の選手団は232名。関係者やメディアも含めると総勢500名ほど。7月13日に第一陣のヨット代表チームが日本に入国し、その後五月雨式に日本入りしており、19日には韓国でもっともメダルが期待されるアーチェリーの代表チームが日本に入国した。アーチェリーは2016年のリオ夏季オリンピックでは全種目で金メダルを獲得している。日本での競技会場が「夢の島公園」なことから、海岸が近い釜山で訓練を行ったと伝えられた。 他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
一方、オリンピック関係者は着々と準備を進めてきていた。「金メダルは7個以上、総合成績は10位以内」 6月28日、「2020東京オリンピック大会メディアデー」と題して代表団(といっても壇上に並んだのは大韓体育会長、東京オリンピック選手団長など数人だったが)がこう東京オリンピックでの目標を語り、黙々と練習を重ねている代表選手の様子なども伝えられた。代表選手は3月にはワクチンの優先接種が決まり、4月頃からワクチン接種が進められていた。全国紙の運動部記者は言う。「本来ならば大がかりなイベントを開いて盛大に行うはずが、残念でした。しかも、韓国では新型コロナウイルスの防疫ばかりに気を取られて、東京オリンピックにはほとんどの(韓国)国民が無関心。選手にはこれが一番つらいのではないでしょうか。 しかも、独島(日本名・竹島)を巡る領土問題や福島の汚染水放出への抗議などの政治・外交的問題が、来年の大統領選挙の影響もあって必要以上に大きく取り上げられた。せっかく開催することになったのですから、無事に競技を進めてもらって、韓国選手がメダルを獲得していけば無関心な雰囲気も少しはかわるのではないかと期待しているのですが」目玉はサッカー、野球、バレーの日韓ライバル対決 韓国代表の選手団は232名。関係者やメディアも含めると総勢500名ほど。7月13日に第一陣のヨット代表チームが日本に入国し、その後五月雨式に日本入りしており、19日には韓国でもっともメダルが期待されるアーチェリーの代表チームが日本に入国した。アーチェリーは2016年のリオ夏季オリンピックでは全種目で金メダルを獲得している。日本での競技会場が「夢の島公園」なことから、海岸が近い釜山で訓練を行ったと伝えられた。 他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
「金メダルは7個以上、総合成績は10位以内」 6月28日、「2020東京オリンピック大会メディアデー」と題して代表団(といっても壇上に並んだのは大韓体育会長、東京オリンピック選手団長など数人だったが)がこう東京オリンピックでの目標を語り、黙々と練習を重ねている代表選手の様子なども伝えられた。代表選手は3月にはワクチンの優先接種が決まり、4月頃からワクチン接種が進められていた。全国紙の運動部記者は言う。「本来ならば大がかりなイベントを開いて盛大に行うはずが、残念でした。しかも、韓国では新型コロナウイルスの防疫ばかりに気を取られて、東京オリンピックにはほとんどの(韓国)国民が無関心。選手にはこれが一番つらいのではないでしょうか。 しかも、独島(日本名・竹島)を巡る領土問題や福島の汚染水放出への抗議などの政治・外交的問題が、来年の大統領選挙の影響もあって必要以上に大きく取り上げられた。せっかく開催することになったのですから、無事に競技を進めてもらって、韓国選手がメダルを獲得していけば無関心な雰囲気も少しはかわるのではないかと期待しているのですが」目玉はサッカー、野球、バレーの日韓ライバル対決 韓国代表の選手団は232名。関係者やメディアも含めると総勢500名ほど。7月13日に第一陣のヨット代表チームが日本に入国し、その後五月雨式に日本入りしており、19日には韓国でもっともメダルが期待されるアーチェリーの代表チームが日本に入国した。アーチェリーは2016年のリオ夏季オリンピックでは全種目で金メダルを獲得している。日本での競技会場が「夢の島公園」なことから、海岸が近い釜山で訓練を行ったと伝えられた。 他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
6月28日、「2020東京オリンピック大会メディアデー」と題して代表団(といっても壇上に並んだのは大韓体育会長、東京オリンピック選手団長など数人だったが)がこう東京オリンピックでの目標を語り、黙々と練習を重ねている代表選手の様子なども伝えられた。代表選手は3月にはワクチンの優先接種が決まり、4月頃からワクチン接種が進められていた。全国紙の運動部記者は言う。「本来ならば大がかりなイベントを開いて盛大に行うはずが、残念でした。しかも、韓国では新型コロナウイルスの防疫ばかりに気を取られて、東京オリンピックにはほとんどの(韓国)国民が無関心。選手にはこれが一番つらいのではないでしょうか。 しかも、独島(日本名・竹島)を巡る領土問題や福島の汚染水放出への抗議などの政治・外交的問題が、来年の大統領選挙の影響もあって必要以上に大きく取り上げられた。せっかく開催することになったのですから、無事に競技を進めてもらって、韓国選手がメダルを獲得していけば無関心な雰囲気も少しはかわるのではないかと期待しているのですが」目玉はサッカー、野球、バレーの日韓ライバル対決 韓国代表の選手団は232名。関係者やメディアも含めると総勢500名ほど。7月13日に第一陣のヨット代表チームが日本に入国し、その後五月雨式に日本入りしており、19日には韓国でもっともメダルが期待されるアーチェリーの代表チームが日本に入国した。アーチェリーは2016年のリオ夏季オリンピックでは全種目で金メダルを獲得している。日本での競技会場が「夢の島公園」なことから、海岸が近い釜山で訓練を行ったと伝えられた。 他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
「本来ならば大がかりなイベントを開いて盛大に行うはずが、残念でした。しかも、韓国では新型コロナウイルスの防疫ばかりに気を取られて、東京オリンピックにはほとんどの(韓国)国民が無関心。選手にはこれが一番つらいのではないでしょうか。 しかも、独島(日本名・竹島)を巡る領土問題や福島の汚染水放出への抗議などの政治・外交的問題が、来年の大統領選挙の影響もあって必要以上に大きく取り上げられた。せっかく開催することになったのですから、無事に競技を進めてもらって、韓国選手がメダルを獲得していけば無関心な雰囲気も少しはかわるのではないかと期待しているのですが」目玉はサッカー、野球、バレーの日韓ライバル対決 韓国代表の選手団は232名。関係者やメディアも含めると総勢500名ほど。7月13日に第一陣のヨット代表チームが日本に入国し、その後五月雨式に日本入りしており、19日には韓国でもっともメダルが期待されるアーチェリーの代表チームが日本に入国した。アーチェリーは2016年のリオ夏季オリンピックでは全種目で金メダルを獲得している。日本での競技会場が「夢の島公園」なことから、海岸が近い釜山で訓練を行ったと伝えられた。 他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
「本来ならば大がかりなイベントを開いて盛大に行うはずが、残念でした。しかも、韓国では新型コロナウイルスの防疫ばかりに気を取られて、東京オリンピックにはほとんどの(韓国)国民が無関心。選手にはこれが一番つらいのではないでしょうか。 しかも、独島(日本名・竹島)を巡る領土問題や福島の汚染水放出への抗議などの政治・外交的問題が、来年の大統領選挙の影響もあって必要以上に大きく取り上げられた。せっかく開催することになったのですから、無事に競技を進めてもらって、韓国選手がメダルを獲得していけば無関心な雰囲気も少しはかわるのではないかと期待しているのですが」目玉はサッカー、野球、バレーの日韓ライバル対決 韓国代表の選手団は232名。関係者やメディアも含めると総勢500名ほど。7月13日に第一陣のヨット代表チームが日本に入国し、その後五月雨式に日本入りしており、19日には韓国でもっともメダルが期待されるアーチェリーの代表チームが日本に入国した。アーチェリーは2016年のリオ夏季オリンピックでは全種目で金メダルを獲得している。日本での競技会場が「夢の島公園」なことから、海岸が近い釜山で訓練を行ったと伝えられた。 他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
しかも、独島(日本名・竹島)を巡る領土問題や福島の汚染水放出への抗議などの政治・外交的問題が、来年の大統領選挙の影響もあって必要以上に大きく取り上げられた。せっかく開催することになったのですから、無事に競技を進めてもらって、韓国選手がメダルを獲得していけば無関心な雰囲気も少しはかわるのではないかと期待しているのですが」目玉はサッカー、野球、バレーの日韓ライバル対決 韓国代表の選手団は232名。関係者やメディアも含めると総勢500名ほど。7月13日に第一陣のヨット代表チームが日本に入国し、その後五月雨式に日本入りしており、19日には韓国でもっともメダルが期待されるアーチェリーの代表チームが日本に入国した。アーチェリーは2016年のリオ夏季オリンピックでは全種目で金メダルを獲得している。日本での競技会場が「夢の島公園」なことから、海岸が近い釜山で訓練を行ったと伝えられた。 他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
韓国代表の選手団は232名。関係者やメディアも含めると総勢500名ほど。7月13日に第一陣のヨット代表チームが日本に入国し、その後五月雨式に日本入りしており、19日には韓国でもっともメダルが期待されるアーチェリーの代表チームが日本に入国した。アーチェリーは2016年のリオ夏季オリンピックでは全種目で金メダルを獲得している。日本での競技会場が「夢の島公園」なことから、海岸が近い釜山で訓練を行ったと伝えられた。 他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
他にメダルに期待がかかっているのは、十八番のテコンドー、射撃、フェンシング、2016年リオで金メダルを逸し「雪辱戦」といわれる柔道、世界ランキング1位、2位、4位の選手が出場することになった女子ゴルフだ。 そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
そして、オリンピックの目玉として日韓のライバル対決がメディアで取り上げられている。 サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
サッカーでは、2001年生まれの共に20歳、幼い頃「サッカーの神童」と呼ばれ、欧州で活躍する日本の久保建英選手と韓国のイ・ガンイン選手。野球では、プロ入りした時期も同じで強打者として知られる日本の村上宗隆選手(21歳)とカン・べクホ選手(21歳)。バレーボールでは、韓国のスーパースター、キム・ヨンギョン選手(33歳)と日本の石川真佑選手(21歳)がライバル対決とされている。石川選手は韓国では「バレーの天才」と呼ばれている。 オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
オリンピック関連マネーも動いている。韓国大手のIT企業で、日本ではLINEでお馴染みの「NAVER」がオリンピック中継権契約を持つ地上波3波(KBS、SBS、MBC)とオンライン中継権を結んだ。韓国初のオンライン中継となる。 もともとは流通大手の「Coupang」が自社のOTT(Amazonプライム、Netflixなどインターネットを介して行われる動画やSNSなどのストリーミングサービス)での独占契約を結んでいたが、「視聴者の普遍的な視聴権を侵害する」と問題視され、契約を撤回した。ちなみに中継権料は「Coupang」は400億~500億ウォン(約38億~47億円)規模を支払ったとされ、NAVERの中継権料はこの価格よりは低いだろうと囁かれている。福島産の食材を使わない弁当も話題に そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
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そして、日本でも報じられた通り、韓国代表選手に福島産の食材を使わない弁当が供給されるというニュースも静かな話題になった。 大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
大韓体育会は、選手村から車で20分ほどのところにある千葉県・舞浜の「変なホテル」を大会期間中まるごと借り切ったそうで、ここに持ち込める限りの韓国の食材と福島産ではない日本の他地方から食材を調達し、毎日弁当を量産して選手村に届ける計画だという。韓国から調理士や栄養士などのスタッフも派遣された。 韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
韓国国民が東京オリンピックに反対していた理由のひとつが、福島で競技を行うことと、福島産の食材を使った料理を選手へ供給するということだった。韓国では2011年の東日本大震災により起きた福島第一原発事故に関連して、当時、その放射能の脅威がことさらフォーカスされた。当時、人気のあった日本製の赤ちゃん用オムツや化粧品までも放射能の被害があるとされて、忌避されたほどだ。 食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
食材に関しては根強い忌避感が残っていて、韓国では福島県産食品の輸入を今も一部停止している。オリンピック直前に実感する最悪の日韓関係  さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
さて、オリンピックとは別の話だが、最後まで燻った文在寅大統領の訪日騒ぎ。「首脳会談開催」から「会談での成果」にこだわった韓国と、そもそも会談に消極的で徴用工問題などでの解決策など “手土産”がなしでは15分程度の会談としていた日本との間では報道合戦が繰り広げられた。 さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
さらに、この渦中、駐韓日本大使館の外交官が韓国メディアとのオフレコを前提とした席で文大統領の訪日騒ぎは「マスターベーション(自慰行為)」と発言したことが報じられた。外交官は謝罪し、駐韓日本大使も遺憾を表明した。この発言の意図は、文政権が独り相撲を取っているというもので表現は不適切だったが、実は、韓国の記者からも同じような声は上がっていた。中道系紙記者の話。「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
「韓国政府は韓日の3大懸案事項(元徴用工・元慰安婦問題、日本による輸出規制問題、福島原発汚染水放出問題)を今回の首脳会談で話し合うとして、まず韓国への輸出規制を規制前に戻すことを要求していました。 GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
GSOMIA(軍事情報包括保護協定)運用の安定を交換条件としたという話もありましたが、日本の輸出規制は元徴用工問題などの歴史問題と連動しているため簡単には解決できないことはわかりきっている。成果が見込めないのになぜ訪日するのかという批判が国内でも高まると今度は成果を求めるとした。 文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
文大統領が今回訪日するにあたっては2018年の平昌冬季オリンピックに当時の安倍首相が訪韓した返礼という大義名分だけで十分でした。それをあえて会談にこだわったのは、韓国側が日本との関係改善の努力をしていることを印象づけるためでアピールの相手は米国であり、韓国世論。日本側が受け入れなくとも重要なのは努力している姿をみせること。来年の大統領選挙でもポイントになる。 指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
指摘されたとおり、文政権の独り芝居でした」 結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
結局、「成果が十分に見込めない」として文大統領の訪日は見送られた。韓国では、先の日本人外交官の発言が訪日取りやめの大きな原因となったとするメディアや高官もいた。しかし、文政権が世論にもメディアにも追い詰められていた状況を考えれば原因をそこに求めるのは都合がよすぎるだろう。 オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
オリンピック前の韓国の雰囲気をこうしてざっと見てみると、最悪だといわれる日韓関係をしみじみと実感させられる。世界の目がコロナ禍でのオリンピック開催に注がれ、その防疫体制や大会運営の手腕にも注がれる中で、日韓だけが別のものを見ている。(菅野 朋子)
(菅野 朋子)