「冷房はつけっぱなしの方がいい」は本当…? 意外と知らない“夏場のエアコン使用”3つのNG

「今年の夏は暑くなる」という言葉が毎年聞かれるここ数年。日々の電気代も、5月から「再エネ賦課金」の値上がりによって高くなっていますが、なかでも料金変動型プランに加入している方は、電力不足がどれくらい金額に響いてくるか、戦々恐々としはじめている頃ではないでしょうか。
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そこで、この記事ではエアコンに関する小さな「?」から、経済的にエアコンを使う方法、そして古いエアコンでも寝苦しい夜が快適に健康に暮らせるちょっとした「!」をご紹介します。
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情報番組を見ていると「エアコンはつけっぱなしにした方が、電気代は安くなる」と、よくいわれています。はたして本当でしょうか?
結論から言うと、これは半分正解で、半分不正解です。なぜならエアコンの種類と使い方で、つけっぱなしにした方が良いかどうかは大きく変わってくるからです。
(1)つけっぱなしにした方がいいエアコン
エアコンの説明書が手元にあれば、ぜひ「人センサーがついているかどうか」を確認してみてください。人センサーがついているエアコンは、「人がいなくなるとエアコンを送風にする」「人が不在の状態が何分か続くと自動的に電源を切る」などの機能があります。説明書の中では「エコ運転」「電気代を安くする」などの見出しで説明があるでしょう。
このようなエアコンは、「エコモード」などをONにすると、自動で電源のオンオフを管理してくれます。つまり、自分で電源を切る必要がなく、むしろつけっぱなしにしておくことで、最も効率的な状態をキープできるのです。 もし説明書がない場合は、エアコン本体の正面カバーを見てください。カバーの一部が薄い半透明のプラスチックでできていて、カバーを開けると下記写真のような部品がある場合、それが人センサーです。機種によっては常時クルクルと回るカメラを備えている場合もあります。(2)つけっぱなしにしない方がいいエアコン 一方、説明書に「自動電源OFF」などの記述が何も書かれておらず、それらしきセンサーも見当たらない場合は、自動で電源をコントロールできないエアコンの可能性が高いです。とくに4畳半~6畳向けの小型エアコンは、センサーのないものが多いです。そうしたエアコンは、外出時につけっぱなしにしていると、誰もいない部屋を冷やすために電気代を無駄に使い続けてしまいます。 しかし、例えば近所のコンビニにちょっと買い物に行き、10分程度で帰ってくる場合には、外出前にエアコンの電源をオフにするのはなんだかもったいない気もします。エアコンは運転開始時に最も電力を消費するため、あまりこまめにオンオフを繰り返すと、むしろ電気代が高くなる……という話を聞いたことがある人も多いはず。不在時間が30分以上になる場合は…… そうしたときは、「不在時間30分」を目安にして電源を消すといいでしょう。たとえば洗濯物を取り込んでいるとき。よほどの大家族でもなければ取り込みに30分以上かかることはありません。また、先程の例のように、近所のコンビニまでサッと買い物に行くときなども、まず30分はかからないと思いますので、エアコンは消さない方が経済的です。 エアコンのオンオフと電気代の関係性については、各社が実験を繰り返し、効率の良いタイミングがどこかを探っています。筆者が各メーカーのエンジニアに聞いたところ、人センサーが付いているエアコンでは、部屋から人がいなくなってから30分で電源をオフにするよう、節電運転のプログラムを組んでいるとのことでした。 また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
もし説明書がない場合は、エアコン本体の正面カバーを見てください。カバーの一部が薄い半透明のプラスチックでできていて、カバーを開けると下記写真のような部品がある場合、それが人センサーです。機種によっては常時クルクルと回るカメラを備えている場合もあります。(2)つけっぱなしにしない方がいいエアコン 一方、説明書に「自動電源OFF」などの記述が何も書かれておらず、それらしきセンサーも見当たらない場合は、自動で電源をコントロールできないエアコンの可能性が高いです。とくに4畳半~6畳向けの小型エアコンは、センサーのないものが多いです。そうしたエアコンは、外出時につけっぱなしにしていると、誰もいない部屋を冷やすために電気代を無駄に使い続けてしまいます。 しかし、例えば近所のコンビニにちょっと買い物に行き、10分程度で帰ってくる場合には、外出前にエアコンの電源をオフにするのはなんだかもったいない気もします。エアコンは運転開始時に最も電力を消費するため、あまりこまめにオンオフを繰り返すと、むしろ電気代が高くなる……という話を聞いたことがある人も多いはず。不在時間が30分以上になる場合は…… そうしたときは、「不在時間30分」を目安にして電源を消すといいでしょう。たとえば洗濯物を取り込んでいるとき。よほどの大家族でもなければ取り込みに30分以上かかることはありません。また、先程の例のように、近所のコンビニまでサッと買い物に行くときなども、まず30分はかからないと思いますので、エアコンは消さない方が経済的です。 エアコンのオンオフと電気代の関係性については、各社が実験を繰り返し、効率の良いタイミングがどこかを探っています。筆者が各メーカーのエンジニアに聞いたところ、人センサーが付いているエアコンでは、部屋から人がいなくなってから30分で電源をオフにするよう、節電運転のプログラムを組んでいるとのことでした。 また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
(2)つけっぱなしにしない方がいいエアコン 一方、説明書に「自動電源OFF」などの記述が何も書かれておらず、それらしきセンサーも見当たらない場合は、自動で電源をコントロールできないエアコンの可能性が高いです。とくに4畳半~6畳向けの小型エアコンは、センサーのないものが多いです。そうしたエアコンは、外出時につけっぱなしにしていると、誰もいない部屋を冷やすために電気代を無駄に使い続けてしまいます。 しかし、例えば近所のコンビニにちょっと買い物に行き、10分程度で帰ってくる場合には、外出前にエアコンの電源をオフにするのはなんだかもったいない気もします。エアコンは運転開始時に最も電力を消費するため、あまりこまめにオンオフを繰り返すと、むしろ電気代が高くなる……という話を聞いたことがある人も多いはず。不在時間が30分以上になる場合は…… そうしたときは、「不在時間30分」を目安にして電源を消すといいでしょう。たとえば洗濯物を取り込んでいるとき。よほどの大家族でもなければ取り込みに30分以上かかることはありません。また、先程の例のように、近所のコンビニまでサッと買い物に行くときなども、まず30分はかからないと思いますので、エアコンは消さない方が経済的です。 エアコンのオンオフと電気代の関係性については、各社が実験を繰り返し、効率の良いタイミングがどこかを探っています。筆者が各メーカーのエンジニアに聞いたところ、人センサーが付いているエアコンでは、部屋から人がいなくなってから30分で電源をオフにするよう、節電運転のプログラムを組んでいるとのことでした。 また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
(2)つけっぱなしにしない方がいいエアコン 一方、説明書に「自動電源OFF」などの記述が何も書かれておらず、それらしきセンサーも見当たらない場合は、自動で電源をコントロールできないエアコンの可能性が高いです。とくに4畳半~6畳向けの小型エアコンは、センサーのないものが多いです。そうしたエアコンは、外出時につけっぱなしにしていると、誰もいない部屋を冷やすために電気代を無駄に使い続けてしまいます。 しかし、例えば近所のコンビニにちょっと買い物に行き、10分程度で帰ってくる場合には、外出前にエアコンの電源をオフにするのはなんだかもったいない気もします。エアコンは運転開始時に最も電力を消費するため、あまりこまめにオンオフを繰り返すと、むしろ電気代が高くなる……という話を聞いたことがある人も多いはず。不在時間が30分以上になる場合は…… そうしたときは、「不在時間30分」を目安にして電源を消すといいでしょう。たとえば洗濯物を取り込んでいるとき。よほどの大家族でもなければ取り込みに30分以上かかることはありません。また、先程の例のように、近所のコンビニまでサッと買い物に行くときなども、まず30分はかからないと思いますので、エアコンは消さない方が経済的です。 エアコンのオンオフと電気代の関係性については、各社が実験を繰り返し、効率の良いタイミングがどこかを探っています。筆者が各メーカーのエンジニアに聞いたところ、人センサーが付いているエアコンでは、部屋から人がいなくなってから30分で電源をオフにするよう、節電運転のプログラムを組んでいるとのことでした。 また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
(2)つけっぱなしにしない方がいいエアコン 一方、説明書に「自動電源OFF」などの記述が何も書かれておらず、それらしきセンサーも見当たらない場合は、自動で電源をコントロールできないエアコンの可能性が高いです。とくに4畳半~6畳向けの小型エアコンは、センサーのないものが多いです。そうしたエアコンは、外出時につけっぱなしにしていると、誰もいない部屋を冷やすために電気代を無駄に使い続けてしまいます。 しかし、例えば近所のコンビニにちょっと買い物に行き、10分程度で帰ってくる場合には、外出前にエアコンの電源をオフにするのはなんだかもったいない気もします。エアコンは運転開始時に最も電力を消費するため、あまりこまめにオンオフを繰り返すと、むしろ電気代が高くなる……という話を聞いたことがある人も多いはず。不在時間が30分以上になる場合は…… そうしたときは、「不在時間30分」を目安にして電源を消すといいでしょう。たとえば洗濯物を取り込んでいるとき。よほどの大家族でもなければ取り込みに30分以上かかることはありません。また、先程の例のように、近所のコンビニまでサッと買い物に行くときなども、まず30分はかからないと思いますので、エアコンは消さない方が経済的です。 エアコンのオンオフと電気代の関係性については、各社が実験を繰り返し、効率の良いタイミングがどこかを探っています。筆者が各メーカーのエンジニアに聞いたところ、人センサーが付いているエアコンでは、部屋から人がいなくなってから30分で電源をオフにするよう、節電運転のプログラムを組んでいるとのことでした。 また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
(2)つけっぱなしにしない方がいいエアコン 一方、説明書に「自動電源OFF」などの記述が何も書かれておらず、それらしきセンサーも見当たらない場合は、自動で電源をコントロールできないエアコンの可能性が高いです。とくに4畳半~6畳向けの小型エアコンは、センサーのないものが多いです。そうしたエアコンは、外出時につけっぱなしにしていると、誰もいない部屋を冷やすために電気代を無駄に使い続けてしまいます。 しかし、例えば近所のコンビニにちょっと買い物に行き、10分程度で帰ってくる場合には、外出前にエアコンの電源をオフにするのはなんだかもったいない気もします。エアコンは運転開始時に最も電力を消費するため、あまりこまめにオンオフを繰り返すと、むしろ電気代が高くなる……という話を聞いたことがある人も多いはず。不在時間が30分以上になる場合は…… そうしたときは、「不在時間30分」を目安にして電源を消すといいでしょう。たとえば洗濯物を取り込んでいるとき。よほどの大家族でもなければ取り込みに30分以上かかることはありません。また、先程の例のように、近所のコンビニまでサッと買い物に行くときなども、まず30分はかからないと思いますので、エアコンは消さない方が経済的です。 エアコンのオンオフと電気代の関係性については、各社が実験を繰り返し、効率の良いタイミングがどこかを探っています。筆者が各メーカーのエンジニアに聞いたところ、人センサーが付いているエアコンでは、部屋から人がいなくなってから30分で電源をオフにするよう、節電運転のプログラムを組んでいるとのことでした。 また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
一方、説明書に「自動電源OFF」などの記述が何も書かれておらず、それらしきセンサーも見当たらない場合は、自動で電源をコントロールできないエアコンの可能性が高いです。とくに4畳半~6畳向けの小型エアコンは、センサーのないものが多いです。そうしたエアコンは、外出時につけっぱなしにしていると、誰もいない部屋を冷やすために電気代を無駄に使い続けてしまいます。 しかし、例えば近所のコンビニにちょっと買い物に行き、10分程度で帰ってくる場合には、外出前にエアコンの電源をオフにするのはなんだかもったいない気もします。エアコンは運転開始時に最も電力を消費するため、あまりこまめにオンオフを繰り返すと、むしろ電気代が高くなる……という話を聞いたことがある人も多いはず。不在時間が30分以上になる場合は…… そうしたときは、「不在時間30分」を目安にして電源を消すといいでしょう。たとえば洗濯物を取り込んでいるとき。よほどの大家族でもなければ取り込みに30分以上かかることはありません。また、先程の例のように、近所のコンビニまでサッと買い物に行くときなども、まず30分はかからないと思いますので、エアコンは消さない方が経済的です。 エアコンのオンオフと電気代の関係性については、各社が実験を繰り返し、効率の良いタイミングがどこかを探っています。筆者が各メーカーのエンジニアに聞いたところ、人センサーが付いているエアコンでは、部屋から人がいなくなってから30分で電源をオフにするよう、節電運転のプログラムを組んでいるとのことでした。 また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
しかし、例えば近所のコンビニにちょっと買い物に行き、10分程度で帰ってくる場合には、外出前にエアコンの電源をオフにするのはなんだかもったいない気もします。エアコンは運転開始時に最も電力を消費するため、あまりこまめにオンオフを繰り返すと、むしろ電気代が高くなる……という話を聞いたことがある人も多いはず。不在時間が30分以上になる場合は…… そうしたときは、「不在時間30分」を目安にして電源を消すといいでしょう。たとえば洗濯物を取り込んでいるとき。よほどの大家族でもなければ取り込みに30分以上かかることはありません。また、先程の例のように、近所のコンビニまでサッと買い物に行くときなども、まず30分はかからないと思いますので、エアコンは消さない方が経済的です。 エアコンのオンオフと電気代の関係性については、各社が実験を繰り返し、効率の良いタイミングがどこかを探っています。筆者が各メーカーのエンジニアに聞いたところ、人センサーが付いているエアコンでは、部屋から人がいなくなってから30分で電源をオフにするよう、節電運転のプログラムを組んでいるとのことでした。 また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
そうしたときは、「不在時間30分」を目安にして電源を消すといいでしょう。たとえば洗濯物を取り込んでいるとき。よほどの大家族でもなければ取り込みに30分以上かかることはありません。また、先程の例のように、近所のコンビニまでサッと買い物に行くときなども、まず30分はかからないと思いますので、エアコンは消さない方が経済的です。 エアコンのオンオフと電気代の関係性については、各社が実験を繰り返し、効率の良いタイミングがどこかを探っています。筆者が各メーカーのエンジニアに聞いたところ、人センサーが付いているエアコンでは、部屋から人がいなくなってから30分で電源をオフにするよう、節電運転のプログラムを組んでいるとのことでした。 また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
エアコンのオンオフと電気代の関係性については、各社が実験を繰り返し、効率の良いタイミングがどこかを探っています。筆者が各メーカーのエンジニアに聞いたところ、人センサーが付いているエアコンでは、部屋から人がいなくなってから30分で電源をオフにするよう、節電運転のプログラムを組んでいるとのことでした。 また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
また、ダイキンはWEBで自社の実験結果を公表しており、そこでは「30分程度の外出」までなら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが「おトクな運転ができると考えられます」としています。 反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
反対に、30分以上不在が続きそうなときには、しっかりエアコンをオフにしておくと経済的だということです。「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
「冷房」と「除湿」はどう使い分けるといい? 冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
冷房と除湿の使い分けも、エアコンを利用する上で悩ましいポイントの一つです。電気代が高いのはどちらか。湿度を下げたいときは、冷房ではなく除湿を使うほうがやっぱり効率的なのか……。 まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
まず電気代の面で言うと、これもエアコンの種類によって答えは大きく異なります。東日本大震災以降に製造されたエアコンには、省エネ性が大きく進歩した、電気代の安い除湿機能「弱冷房方式」を採用している機種が多くあります。このタイプのエアコンでは、湿度を下げたいとき、冷房より除湿を使うほうが効果的かつ経済的です。 一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
一方、震災以前に製造されたエアコンのほとんどは、「再熱除湿方式」というものを採用しています。この除湿方式は、温度を保ちながら湿度を下げられるのが特徴なのですが、電気代は高くなってしまいます。 現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
現在使っているエアコンがどちらの方式のものなのかは、説明書やリモコンで設定画面を表示して調べるほかありません。ただ、どちらの方式か分からなくても、どんなエアコンでも確実に経済的に除湿する“裏技”があります。その方法は、「冷房運転」で「設定温度を27℃」程度以上にするというものです。そもそも「除湿」ってどんな機能なの? そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
そもそもエアコンの除湿は、エアコン内部を冷やし、そこに室内の空気を通すことで、冷たいコップに水滴が付く結露という現象を使って行っています。しかし「エアコンの内部を冷やす=冷房」なので、除湿にするとエアコンからは冷たい風が吹き出し続け、部屋はどんどん寒くなってしまいます。 そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
そこで「再熱除湿方式」では、エアコンの半分を除湿のために冷房運転にして、もう半分を暖房運転にして吹き出す風を暖めています。つまり、冷房と暖房を同時に行うので、電気代が高くなるのです。でもメリットもあります。ぜんそくやご高齢の方は、温度変化によって体が辛くなることがありますが、再熱除湿方式であれば、電気代は高くなるものの、湿度だけを下げて室温は一定に保つことができるのです。 一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
一方、電気代の安くなる「弱冷房方式」は、エアコン内部は同じように冷やしますが、送風を極微弱にすることで、冷たい風を感じにくくさせています。「再熱除湿方式」のように暖房運転を行わないので電気代は安くなりますが、やはり僅かに冷風は出ているわけなので、長時間使っているとどうしても部屋の温度はだんだん冷えてしまいます。しかし、電気代を抑えながら、効率よく除湿できるということで、東日本大震災以後のエアコンの多くではこの方式が採用されているのです。「弱冷房方式」と同じ状態を作る方法 ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
ただ、自分の家のエアコンがどちらの除湿方式なのかは、説明書や型番からインターネットで調べないと、なかなか分かりません。そんなときは「冷房運転」にして「設定温度を27℃」程度以上にします。設定温度に近づくとエアコンはごく弱い冷房運転に変わりますが、これは実質的に「弱冷房方式」と同じ状態と言えるのです。「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
「冷房運転」にして「風量を最小」にすることでも、同じ状態が作れます。例えば、「寝るときは除湿だけしたい」という場合は、この方法を使って2時間以上タイマー運転をするといいでしょう(なぜ2時間以上かは後ほど)。 冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
冷房をゆるくかけて除湿すると「足元ばかり寒くなる」という弱点があります。寒さを感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、空気を攪拌すると快適になるはずです。快適に眠るためには「切タイマー」を使うべき? 最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
最新のエアコンには「切タイマー」とは別に「おやすみ運転」機能が付いているものがあります。この機能がついていれば、ぜひ使ってみてください。人の睡眠パターン(浅い眠りと深い眠り)に合わせて、少しずつ温度を高くして設定温度+2℃程度で終夜運転し、心地よい眠りをサポートしてくれます。 では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
では、こうした機能がないとき、睡眠時に快適にエアコンを使用するにはどうすればいいでしょうか? これも、睡眠パターンを使います。人の睡眠パターンでは、眠りに落ちて深い睡眠に入った後、1時間半~2時間で浅い眠りに変わります。この浅い眠りになったとき、部屋が暑いと人は起きてしまうのです。 とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
とくに1回目のパターンはかなり浅い眠りまで覚醒するので、切タイマーを設定する際は2時間以上にしておくことが必須です。そうすれば、浅い眠りになった瞬間も涼しい状態でいられるからです。一方、2、3回目のパターンは1回目よりは覚醒しにくいので、切タイマーを4時間にするか6時間にするかは、睡眠の深さや年齢、エアコンの好き嫌いにあわせて変えると良いでしょう。実は室外機の掃除も大事! また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
また、エアコンを効率的に使うためには掃除も必要です。エアコンの室内機は、自動お掃除機能が付いていたり、月に1度はフィルターを掃除している、という方も多いでしょう。でもちょっと待ってください! エアコンは室内機で部屋の熱を吸い取って、室外機でその熱を外に捨てます。いわば熱を運ぶベルトコンベアなのです。 ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
ですから室内機だけをいくらキレイに掃除しても、熱を捨てる室外機の回りが汚れていると、そこに熱が溜まってしまうので、結果効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。 室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
室外機の回りにあれこれ物を積んでいたり、室外機がかっこ悪いからと木のカバーをしてしまうと、風通しが悪くなって効率よく熱を捨てられなくなります。また室外機を壁にピッタリくっつけると、これまた風通しが悪くなるので、電気代が高くなる原因になります。そのため、室外機は壁から10cmほど離すようにしてください(通常、室外機の足にはブロックのようなものが付いていて、ブロックがつっかえて壁との間に10cm程度のすき間ができるようになっています)。 こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
こうしたちょっとした使い方の工夫で、古いエアコンでも最新のエアコン並みに経済的、そして快適、健康的に使えるようになります。ぜひ実践してみてください。(藤山 哲人)
(藤山 哲人)